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王子を毒殺する運命を変えようとしたら、愛され生活が始まりました
小説
今回は王位継承権1位の第2王子と公爵家次男のお話です。
物語世界に訂正した受様が
バットエンド回避を目指す顛末と本編後日談を収録。
受様は仲の良い公爵夫妻と年の差のある過保護な兄に
大切に愛されて育ちます。
読書好きな受様は家の書庫の大型本がお気に入りで
特に古今東西の植物図鑑は観賞用だけでなく
薬や毒の知識も記されとても興味を惹かれます。
ある日、
歌人の忙しそうな様子に自分でできる事はやろうと
豪華な革製本を抱えて書庫に戻そうとしますが
バランスを崩して梯子から落ちてしたその夜
受様はある物語の夢を見た事で
植物研究者だった日本人の前世を思いだし
自分が物語で不遇で第2王子に毒を飲ませ
毒殺犯として家族もろとも断罪される悪役令息だと
知る事になります。
毒殺さる第2王子が今回の攻様です♪
第2王子は前世の受様の最推しキャラだったため
毒殺ルートを回避しようと作戦を練りますが
上手い手段は見つけられません。
自分の存在が鍵となる事が怖くて
国外を出ようと家出を試みますが見つかって失敗
父に家族を悲しませたと謹慎を命ぜられるのです。
そんな受様に兄は退屈しのぎに骨董市で見つけてたという
気に入りの革製の日記帳を贈ってくれます。
受様はその日記帳に毒殺回避方法が見つかる様に
叶うならば憧れていた攻様似合ってみたいと
記すのですが・・・
王位継承権1位の攻様と前世の記憶がある受様の
異世界転生ファンタジーです♪
実はその日記帳は
書いたことが現実となる不思議な日記帳だったのです。
受様兄は受様の謹慎が解けると反省したご褒美にとして
自分の贈り物選びに同行させる体で連れ出してくれ
棚に並ぶ薬草が気になった薬屋を覗いた後に
視察に来ていた攻様と遭遇します。
その時受様は攻様に気に入られる事となり
王宮での舞踏会に招待される事となりますが
受様は兄から送られた日記帳に記した願いを
叶えてくれたと気づき、攻様にまた会いたいと記すと
またもや街に出た攻様と遭遇します。
攻様は2度の邂逅を喜び
受様を傍に置きたいと城に連れ帰り
受様も素直についていく(笑)のですが
ここに至って初めて自分が側仕えとなった事で
攻様を毒殺してしまうかもと震える事になり
登場人物達の行動を変えて未来を変えようとしますが
強制力なのかそううまくはいきません。
攻様が受様をなぜ気に入ったのかが不明で
ちょっとモヤモヤするのですが
伏線が丁寧に張られていて
骨董品の日記帳と受様の前世をうまく活かして
攻様の死も回避してハピエンルートに辿り着くまで
ドキドキ&ワクワク、楽しく読ませて頂きました (^-^)o
個人的にはアンダルシュノベルズの「異世界召喚されましたが、推しの愛が重すぎます!」より、こちらの作品の方が好みでした。bがつくと「性描写シーンを含まない全年齢対象のBL小説レーベル」になるそうです。
そのせいなのか当て馬とかの令嬢令息が登場してません。その分物語の強制力にハラハラするんです。「未来日記」があるのにレイモンドがブラッドフォードとの関係に浮かれてて、全然活用出来てないのにちょっと苛つきました。www
そして案の定というか最後の最後でブラッドフォードに危機が訪れて、、、。この危機に上手くレイモンドは「未来日記」を活用するんですが、個人的にはもっと早く予測出来なかったのかと引っかかってしまいました。見事に宮本れん先生の策略にハマってしまってました。
前世の記憶があるレイモンドが余裕があるように見えて、今世の年齢に引き摺られて追い詰められて行くんです。全然チートじゃないんです。あと悪役令息ではないですね。
色っぽい話は無いですがブラッドフォードがレイモンドを溺愛してるのが丸わかりで、彼の言動が甘くて悶絶してしまいました。どちらかと言うと私の好みの攻めからは外れてました。宮本れん先生の書かれる攻めでは珍しいタイプではないでしょうか?
でもエロが無いのは今の好みにはドンピシャなので、これからもアンダルシュノベルズbでたまに書いて欲しいです。