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狼辺境伯様と溺愛子育て
小説
今回は黒狼獣人の辺境伯と薄幸の第2王子のお話です。
精霊に愛される受様が同じ質を持つ狼獣人の為
攻様と契約婚するものの家族として幸せになるまでと
後日談短編を収録。
受様は天使と評される美貌の持ち主ですが
人には見えない精霊が見える事を機に悪がられ
父王や異母兄から疎まれて貞知ます。
押し付けられる公務や雑務で多忙な中
獣人嫌いの兄王子の代理で豊穣祭担当を任され
獣人文官に家に向かいます。
文官の家で先客待ちをしていた受様は
自然の多い場所を好むはずの精霊が屋敷内に漂っていて
彼らを目で追っていると不意にある方向に動き出し
追いかけた先で銀色の被毛の狼耳の獣人の子供が
母親らしい女性に叱責されている所に遭遇
母獣人は傍らの花瓶を手に取って振り上げようとし
受様は子供を庇って怪我を負います。
その場を沈めたのは受様が待たされた先客の辺境伯で
彼が今回の攻様になります♪
文官は自身の次男といいますが
母を困らせる嘘つきな子だとで決めつけていて
受様は子供が自分と同じ見えないものが見える為に
家族に疎まる存在なのだと心を痛めます。
攻様は「ならばその子を養子として跡継ぎとして育てる」
「この方が将来の伴侶だ」と受様の肩を叩いてきて!?
WEB小説サイト「アルファポリス」掲載作を
改稿加筆しての書籍化で辺境を守る獣人の攻様と
家族に疎まれる受様のもふもふファンタジーになります♪
攻様は受様のけがの手当てをしながら
子供を引き取るために適当な口実が思いつかず
受様を婚約者にしたと謝り
金と引き換えでの数年間の契約婚を申し出ます。
受様が引き受けて初めて辺境伯だと名乗りを上げ
受様に名を聞いて初めて第2王子だと知るという
天然ぎみな攻様なのですが
表情変化が分かりにくい攻様の感情は
全編を通して攻様の感情は尻尾と耳によくよく現れていて
もふもふ好きなMYツボは非常にそそられました♡
受様を厄介者とする父王は攻様の求婚を
ぞんざいに許可したばかりか重臣達も集う謁見の間で
即婚姻の契りをさせるのですよ Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
受様ばかりか攻様をも侮る所業ですが
誓いの儀がすんだ2人の周りに沢山の光が集って
誰もが見える女神となって釈福したことで
受様が初代国王と同じ"精霊の呼び手"であると判明すると
精霊神に祝福された結婚の取消して
受様を王太子にしようとする醜態を見せた事で
受様は完全に父王を見限ります。
辺境の地で受様は攻様と愛息となった小狼獣人を慈しみ
誓約婚ながら攻様に惹かれていくのですが
受様を憎む兄王子の策略による身内の裏切りで
陥る大ピンチでハラハラMAX!!
攻様が受様を心身ともに大切な伴侶とするまで
大変楽しく読ませて頂きました (^-^)/