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  • 愛する人にはいつだって捨てられる運命だから

愛する人にはいつだって捨てられる運命だから

aisuru hito niha itsudatte suterareru ummei dakara

  • 電子単話
  • 電子書籍【PR】

表題作愛する人にはいつだって捨てられる運命だから

ライトハルト・デューリンガー
27歳、侯爵家三男、リゾート地を運営する敏腕経営者
ミカ
18歳、黒猫に変化する青年

その他の収録作品

  • 番外編

あらすじ

「綺麗だな。お前はいつまでも美しい」孤独な青年ミカは男爵家の使用人として働いていたが、突然恋人の男爵令息に裏切られ謂れのない罪で屋敷から追い出されてしまう。不吉と言われる黒猫の獣人のミカは、いつも愛した人に裏切られ捨てられていた。身も心も弱り黒猫になって森を彷徨っていると、侯爵家の三男でありながら豪商であるライハルトに拾われる。しかし人嫌いな彼はミカをただの黒猫だと勘違いしているようで……? 「俺が拾ったんだから俺のものだ」人間の姿でいても、なぜか事あるごとにちょっかいをかけてくるライハルト。そんな彼に言い返すと、彼はなぜかいつも楽しそうで……? 愛を知らない二人が愛を知る、純愛ラブストーリー!

作品情報

作品名
愛する人にはいつだって捨てられる運命だから
著者
SKYTRICK 
イラスト
yoco 
媒体
小説
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
ブルームーンノベルズ
電子発売日
4.2

(41)

(26)

萌々

(8)

(1)

中立

(2)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
7
得点
167
評価数
41
平均
4.2 / 5
神率
63.4%

レビュー投稿数7

不憫だからこそ後の幸せな描写にぐっとくる

人嫌いなライトハルトと、黒猫に変身してしまうミカ。
感情によって黒猫に変身してしまうミカ。ラインハルトに出会うまで、辛い思いをしてきました。
ラインハルトによって怪我を負った状態で拾われたミカ。ただの黒猫だと思っているラインハルトは黒猫には優しいけれど…

別作も読んだ事のある作家さんで、前回も悲しいところがあるけどその分幸せになれる、ぐっと読ませてくれる作家さんというイメージなのですが、今作も例に漏れずでした。

ぶっきらぼうで、人間のミカには素っ気ない態度だったラインハルトが、徐々にミカに甘くなっていくのがツボでした。最初のミカの不憫具合がすごくて可哀想で辛いけど、その分ラインハルトとのエピソードがぐっとくる。

色々ネタバレせずに読んでほしいので、ひとまず不憫からの幸せになるお話が読みたい方にオススメです!

0

獣人と不憫受けがお好きな方に

読む前に『死んで星になる』情報を得てしまい、
だ、だれが死ぬの?!メリバなの!?とそわそわしながら読み進めました。
安心してください、不憫受けが溺愛されるハピエンです♡
亡くなる描写はありますが"幸せに生涯を終えました"のパターンです。
序盤はミカへの仕打ちがひどくその字のごとくボロボロ。
そこでライハルトと出会います。
彼も最初こそ冷たいのですが、ミカへの態度は
明らかに心を許していてふたりのやり取りが
読んでいてとても楽しかったです。
yoco先生の挿絵もめちゃくちゃ良いです!
ライハルトの膝に乗せられたミカが可愛すぎ♡

1

No Title


ネコ獣人のミカはある家を追い出され死にかけていたところをライハルトに拾われる。とっても好きなお話でした…。エンディングまで美しく泣けた。ライハルトは口は悪いけど優しいのよね…☺️

そしてミカは酷い目に遭っていて希望を知らない子…。彼が少しずつ希望を取り戻して未来へ生きる話でもあります。ネコの時のミカもかわいいのよねぇ‍⬛

SKYTRICK先生のお話って読み終わったあとにその世界にずっと浸っていたくなるような物語で大好きです!

1

出会いは最悪だけど…

全てを手にした王者のような振る舞いのライハルトと、何も持たず身体も心ボロボロのミカ。

その特性から身体の傷はすぐに治るけれども、心の傷はなかなか治らない。居場所がやっとできたミカにどんどん降りかかる災難。
序盤はライハルトの態度もひどいので、とにかくミカが不憫。読んでいて苦しくなってしまうくらい。

それでも無自覚ながらもライハルトの見せる好意にどんどん距離が近づいていってからの…!

猫化してしまったミカを見て後悔するライハルトと、そこからの愛ある行動、そして自分を見失ってしまったミカが過ごす白い空間…この辺りに物語の良さがぎゅっと詰まってる。
無事ミカを取り戻したライハルトはもう最初の面影がないくらいでろでろのとろ甘!すごく好きで愛おしいって雰囲気が行間から漂ってきます!
本編の読後感は明るい未来を予感させて。

おまけの番外編は甘くて切なくて、涙なしには読めませんでした…
とにかく最高の一冊!挿絵も素敵なので紙書籍がないのがほんとに残念。

1

最後がちょっと

一気読みしたくなるほど面白くて、情景や人物の描写も素晴らしく凄い作家さんだと思う。キャラに感情移入できて印象に残る作品を書く。
だけど、最後の最後でしんみりしてしまった。時がぶっとび過ぎ。
勿論ハピエンだけど、最後の場面は物悲しい。
受けの特殊能力を考えると攻めももしかしたらそんなに年取らないかもと思ったりもしたけど、星とはそういう意味だったのかと。
受けはその後も星を見上げれば寂しくなくて、あとがきまで読むと星のその後がわかります。あとがきで書くなら受けが亡くなった後に星を見つけて再開するとこまで本文に書いて欲しい。
そうすると超ハピエンで読後感が良い。
BLはその時の年齢のままハピエンで終わってその後は読者の想像次第っていうのがいいと思うけどね。そういう方が好き。
なので星4つです。

2

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