恋人予約させてください

年下一途攻めの”恋人予約”に悶絶

SNSでちょこちょこ追っている、るま先生の”かえより（楓×頼人）”の物語。
大学生（21歳）×アラサー小説家（29歳）の歳の差恋愛もの、馴れ初め編です。

J庭57の新刊でお迎えしたこちら、可愛いチェキ風カードが特典で
付いてきて、思わずにこにこしてしまいました(*´˘`*)
顔を寄せ合った二人が、片手ずつを合わせてハート♡を作ってます。幸せ✨

二人が恋人同士となってからのお話、
「ずっと もっと これからも」の方が先に頒布されていますが、
時系列的にはこちらの「恋人予約〜」が先なので、こちらから読んでも
全く問題ないと思います☺︎

片思い相手である柊吾の結婚が決まり、
一つの恋の終わりを迎えた頼人（よりひと、受）。

そのタイミングで柊吾の従兄弟・大学生の楓（攻）がスウェーデンから日本に帰国、
柊吾の提案により、小説家である頼人のハウスキーピングを
してくれることになってー

と続く、二人の馴れ初め編、8年ぶりの再会。


「ずっとあなたが好きだった」
「あなたに好意を持っている」「下心もあります」
と、まっすぐで正直すぎる告白が、刺さる…！

”恋人になってください”ではなく、”恋人予約させてください”って
言い方もまた、素敵だなあ…とグッときてしまうポイントでした。

まだ柊吾への恋を引き摺っているであろう頼人のことを
思い遣る気持ち。
でも、いつか自分を選んで欲しい、”恋人になる権利”は他の誰にも譲りたくないー

そんな独占欲もどこか滲んでいる言葉に、
たまらなくキュンとしてしまいました✧

そして始まる、楓のハウスキーピングバイト。
しかしバイト代はいらない、ただどこでもいいので
自分に触って欲しいー
って、そんな願いがハートにトスっと刺さります。。可愛いよー..//

頼人のことを
「挙げだしたらキリがないです　全部かわいい」と言い切る楓ですが（！）、
そんな楓の大型ワンコ一途献身っぷりこそ、
可愛くてしかたないよーーー！と、

御本を抱えて悶絶したシーンでした。

そしてラストのクライマックス、頼人の自宅での花火大会鑑賞と
頼人からの告白、楓の涙…！（ ; ; ）

「攻めの涙」に弱い自分まで泣きそうになり、
「よかったね。。」と呟きながら読む...


「予約してた周防楓です　あなたの恋人にしてください」

ドラマティックで、最高にロマンティックな一言に、
胸が幸福感でいっぱいになりました。二人に永遠の幸あれーーー…！

巻末、8年ぶりに頼人に会いに向かう楓視点のエピソードが
描かれていたのも、最高にときめきました。
こんな緊張感のもと、頼人のもとへ向かっていたんだな、
よく頑張ったな、、と胸いっぱいに。

最高にエモくて、優しい愛に溢れた”恋人予約”の物語。
何度も読み返したくなる一冊でした…！✨

★修正：なし（キス描写のみ）紙同人誌