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評価するのがとってもむずかしい…。
重たいお話はすごく好きなので
引き込まれるところはあったけど
アオイがとにかく不憫で本当に苦しかったです。
アオイは自分のことも周りのことも
本当に"何も"わかっていなくてある意味本能のままシュンヤに懐いていたのに、
その無邪気で真っ直ぐな好意を利用するだけ利用して、急に消えてそしてまた現れたと思ったら利用して。
こんな胸クソなことあるか??と憤りつつも、その歪んだ関係性こそがこのお話の魅力なのが伝わるので
読み進めるほどに感情がぐちゃぐちゃになってしまったのでした。
シュンヤと再会してからのアオイがずっと幸せそうなのでそこには救われたんですが、
着地点は本当にここで合っていたのかな…?と思ってしまうようなところもあって。
なんとも消化できないモヤモヤを抱えたまま読み終わった感じです。
あまりにアオイが従順すぎたのかな…。
これからシュンヤにいっぱい幸せにしてもらってほしいです。
初読み作家様。こちらは初コミックスとのこと。以前より気になっていた作品で、やっと読みました。以下ネタバレあります。
東京で風俗店オーナーをしている春夜が、親友の葬式で帰省すると、幼少期世話していたアオイのパパ活(?)現場に遭遇。身寄りのないアオイを東京に連れ帰り、デリヘルさせることにして…というお話。
まずキャラデザは、クールな男前の春夜、可愛くて女の子みたいなお顔のアオイ、どちらも好きです。体格差も良きです。(作家インタビューによると、春夜は何度も描き直して頑張ったとのこと。格好よかったです!)
想像はしていたんですが、攻めの春夜がかなりクズというか、鬼畜というか…ストーリーのかなり後半になるまで、自身のアオイへの気持ちがわからず迷走している感じです。
ただ、アオイを食い物にしていた後輩をボコったり、アオイが隠し事をして誰かに酷くされていることを察して苛立ったり、ところどころで春夜のアオイへの執着みたいなものが感じらるのは良かったです。
アオイはワンコ受けというか、昔からずーーーっと春夜が好きです。
そしておそらく少し知能が低いうえ、母親はネグレクト気味なので、幼い頃からいじめられたり、利用されたり(しかも春夜にも…)、かなり不憫な人生を送っています。(そのことすら自覚できないという…泣)
東京に連れて来られると、デリヘルで客を取らされますが、優しそうないいお客さん達なのかなと思いきや、暴力的な男・末広に付き纏われる…。アオイは店に隠して末広と会っているということは、客ですらないのかな?そこがちょっとわからなかったけど、とにかくこの末広に痛ぶられるシーンが胸クソというか…大変気分が悪くなる描写でした…。
おそらく薬を飲まされ、言葉の暴力あり、首絞め描写あり、出血している描写あり、マインドコントロールありと、末広がとんでもないドクズで、読んでいて萎えます…。
店の従業員の金子が、春夜とアオイの間に入り、二人の関係がいい方向に進むよう、苦労しながらも二人に助言してくれるので、ちょっと救いを感じました。あとクールビューティーで好きなキャラです。スピンオフ読みたいなw
終盤、広末絡みで何か起きそうと思ってたら…
やっぱり修羅場に。このままメリバっぽく終わってしまうのか?!ヤダな〜。゚(゚´ω`゚)゚。
と思っていたら…
最後は救いを感じる展開でほっとしました。
春夜もかなり遅いけど、ようやくアオイへの気持ちを自覚できて、アオイの長年の片想いが報われて、本当によかった…。
春夜にはこれまでの罪滅ぼしとして、アオイを幸せにしてやってほしい…。
受けのアオイが相当に不憫で、春夜をはじめ男達に利用されたり、暴力を受けたりするダークさや痛さのある作品なので、読み手を選ぶと思います。そういったダークな作品を好む方、かつハピエンとなる夜明け展開がお好きな方には刺さるのかなと思います。
自分はダークな作品は嫌いではないですが、もう少し受けに執着したり受けを大事にするような攻めが好みでしたので、萌2評価となりました。でも面白く拝読しました。
今後の作品にも期待しています。
電子 修正箇所なし(濡れ場あり)
局部を省略したり、濡れ場も隠れるように描かれるので、修正箇所はなかったようです
上半期出会えてよかった作品ナンバーワンかもしれません。一巻完結でありながら、映画を一本見たかのような満足感と余韻が味わえます。すごいものを読みました……。初コミックスとは思えません。とにかく漫画としての完成度が高いです。画力はもちろん、構成や間のつくり方、コマ割りひとつひとつが洗練されていてぐっと惹き込まれます。圧巻。キャラクターもとても魅力的でした。へらへら笑いながら自分を安売りするアオイくん。そんなアオイくんに正体不明の感情を抱きながらも利用するシュンちゃん。犬と飼い主という関係ですが、そこにはドデカい愛がありました。途中、痛くてくるしい場面もあるし、終盤までこれ本当にハッピーエンドになるよね…?と不安になったりもしましたが、安心してください。二人にとってこれ以上ない希望あるラストだったと思います。二人の成長ストーリーをぜひ本編で見届けてください。普段こういう雰囲気の作品を避けている人ほど読んでほしいです……!(まさにわたしがそうでした)
切ない、痛い、しんどい…。
とにかくアオイが不憫で健気で胸が痛くて、苦しくて、
抉られっぱなしでした。
夜職のオーナーの春夜は友人の葬儀に出席するため、
8年間帰っていなかった地元を訪れます。
そこでかつて捨てた“バカ犬”こと後輩のアオイと再会し…。
元気いっぱいで素直で従順なアオイ。
本人の明るさに反してその人生は常に不憫がつきまとってきた。
片親で一緒に暮らす母からは愛されていないわけではないけれど、
家庭は彼の成長と共に機能しなくなり、母は酒浸りになっていった。
幼い頃から母が連れてきた男にいたずらをされたり、
同年代の子供からは女の子みたいだと仲間外れにされ、
思春期には性の捌け口にされるようになり、
いつも貧しく、疎まれながら生きてきた。
彼はいわゆる境界知能というやつなのかもしれない。
発言や態度はまるで幼い子供のようで、体だけ成長したような印象を受ける。
だけど、それゆえに無垢で言葉にも嘘がなく、
その一途さや健気さも一層際立って感じられるのだ。
そんなアオイにとって春夜は子供の頃から絶対的存在だ。
利用されるだけされて何も告げずに自分の元から去って
8年間も音沙汰なしだったというのに再会した瞬間から
アオイの世界は再び春夜一色になった。
突然現れた春夜から東京へ連れられて
デリヘルで働かされても文句ひとつ言わず、
春夜から命じられた仕事をまっとうしようとするアオイ。
たとえ縛られて痛めつけられて貶められてどんなひどい顧客でも、
自分自身に「へーき」と言い聞かせるアオイに胸が引き裂かれそうだった。
春夜はきっとアオイを救いたかったのだと思う。
高校時代に軽い小遣い稼ぎの感覚で
アオイに女装させておっさん相手にパンツを売らせた春夜。
けれど、事態は次第に彼の思惑からかけ離れてゆき、
アオイは男たちの欲望に汚されてしまうように。
アオイ自身の気持ちなんてこれっぽっちも考えずに
アオイを利用して小遣い稼ぎする男たちも、
欲望の捌け口として消費する男たちも、みんなみんなキモチワルイ。
それなのに、当のアオイは自分が頑張れば春夜が喜ぶと思っていて、
褒められたくて喜ばせたくて、汚されても笑顔で一生懸命で、
なんかもうやるせなかった…。
ぜんぶ自分のせい。こんなつもりではなかったのに。
そんな後悔と嫌悪感からアオイを捨てて東京へ逃げた春夜。
だからこそ、再会したアオイが未だにパパ活をしていることを知り、
どうしようもない罪悪感と独占欲に駆られて彼を地元から連れ出した。
つまるところ、自分のものに他人に手を出されて嫉妬して、
もう誰にも触れさせたくなくて自分の手元に置くことにしたわけで、
春夜自身は自分がアオイに抱く苛立ちの正体に全く気付いてないけれど、
これってただの執着で、ただの愛なんだよな、と読み進めてゆくうちに
確信に変わってゆきます。
ただ、独占欲はあるくせにデリヘルで働かせるのはいいのか、
春夜の嫉妬ポイントがちょっとわからないのだけど。
アオイのデリヘルの顧客である末広の春夜に向けての台詞で
「愛犬レンタルするクソがどこにいるんだよ」とあるのだけれど、ほんとそれ。
変態執着野郎ですがそこだけは末広に共感できました笑
アオイへの感情を散々こじらせてきたけれど、アオイが末広に刺され、
失いかけてようやく自分の感情の正体に気付けた春夜。
ここまで長かった…。
自覚してからは意外にも自分の気持ちに正直で、
これまでアオイを蔑ろにして大切にできなかった分を
取り戻すかのようにアオイに対しての態度が激甘化します。
そんな春夜の変化が嬉しくも戸惑ってしまうアオイ。
これまでのことを謝る春夜に子供の頃からの想いを吐露する姿に
泣けてきてしまいました。
笑っていてもやっぱり辛かったんだね。
最後は救われてよかった。
これまでのアオイを取り巻く環境はいつだって残酷で、
だけど、金子や大家と優しい人たちに囲まれて笑うアオイに
ぎゅっと胸がしめつけられました。
