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君を転生させないために 1

kimi wo tensei sasenai tameni

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表題作君を転生させないために 1

シゲン
燿国国王,”冥王”と呼ばれる忌人,110歳
ソラ
延国の呪術師,20歳

その他の収録作品

  • 黒を彩る
  • あとがき

あらすじ

『冥王』シゲンの呪いを緩和するため、呪術の絶えた耀国に派遣されてきた延国の呪術師ソラ。不死の呪いにより百十歳を超えているはずのシゲンは、驚くほど若々しく美しい姿をしていて……? 人を呪ったことのない呪術師と百年を生きる孤独な王の、魂の恋ものがたり。

作品情報

作品名
君を転生させないために 1
著者
佐伊 
イラスト
Ciel 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ピスタッシュ・ノヴェルス
発売日
電子発売日
ISBN
9784403221446
4.8

(43)

(38)

萌々

(3)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
208
評価数
43
平均
4.8 / 5
神率
88.4%

レビュー投稿数6

読み応えのある骨太ファンタジー

KindleUnlimitedにて。
佐伊先生、お名前は存じ上げていましたが、長編書かれている印象が強く…個人的そもそもですがファンタジー長編て世界観から設定までイチから知っていかなきゃいけないので正直中々手が出せません。

が、さすが。読んでみれば、やはり高評価通り面白くて読み応えがすごかったです。
今回読んだのは1巻のみですが、全3巻あるため世界観がしっかりと作り込まれ、じっくり物語に浸ることができました。

呪と転生のある国…その設定と展開がすごい。
"触れた人を死なせてしまう"という哀しい運命を背負って(+自ら課して)孤独に百十年生きる王と、唯一王が触れられるのが呪術師の受け。

二人の立場の差や、王は受けに触れるものの前世の恋人を重ねている様子が…それに気づいた時の受けが何とも切ない。王を拒まず受け入れる受けは健気な気持ちが育っている感じはあれど、1巻ではまだまだ二人の愛が育つところまではいかず。

恋愛ごとだけでなく、隣国の謀略や板挟みになるであろう受けの立場、そして人間の業でもあるこの物語の大きなテーマ呪のこと。
この先の展開が楽しみで、最後まで見届けたいと思います。

1巻の内容忘れない内に続き読まないと…!

0

読み始めたら止まりません!

序盤は普通の日常から始まり、不穏な雰囲気は一切無かったのですが、ソラが敵国の耀国に行く話になってから徐々に難しい展開になります。一気に登場人物が増え、人物同士の関係性や立場を憶えるのに苦戦しました。敵国の中でソラが常に命の危険があるにも関わらず、意外と耀国の人達に受け入れられてるなと思うシーンがあり、時々ボケツッコミをしている会話が面白かったです。シゲン様がソラの髪を結ぶシーンはCiel先生のイラストがあり、私の中で胸きゅん伝説が生まれました。ソラが気付かぬ内にシゲン様に恋に落ちた瞬間だと思ってます。シゲン様が自分ならもっとソラに似合う色を選ぶのに!とロウゼン様に対抗意識を持つ可愛さよ…。ソラの恋心が主に語られてますが、シゲン様のソラを求める熱情と普段の彼の冷静な言動とのギャップに悶えます。ロウゼン様をひたすら想うユウシン様の恋心も叶って欲しい…。呪術師としてのソラはすっごくかっこいいのでソラの解呪するシーンもかなりの見所の一つです。疾走感溢れる作品なのですぐに二巻が欲しくなりますよ!

0

触れた人間を殺してしまう王×その王に唯一触れられる呪術師

今作も佐伊先生の圧倒的な世界観の長編小説です。
延国の呪術師のソラが王命で隣国、耀国へ行き王ジゲンを助けるように命じられるところから始まる作品。
ソラの芯の真っ直ぐ通った呪術師としての考えがジゲンに影響していきます。
そして読み進めるとみんな気になるであろう何やら気になる脇役のユウシンとロウゼン。
佐伊先生らしい生き生きとした登場人物たち。
そしてラストに活きてくる仕掛けの数々。
全3巻、最後までぜひ読んで欲しい作品です。

3

孤独な王と呪術師の、絶対的な身分差の恋。

美しく壮大な長編小説の名手である、佐伊先生の最新作。今回は「触れると人を死に至らせてしまう、孤独な王シゲンと、呪術師ソラ。2人の絶対的身分差の恋」のお話です。
シゲン王が、唯一、触れる事ができる、ソラ。ソラにだけ、ソラにだけ!は、ふれる事ができる…。ここに、胸が、ときめきました。110年もの間、人の温もりを知らない、温もりを与えられない。どんなに、孤独な人生だったのかと思います。徐々に、2人が、触れ合って行く、と共に、感情も触れ合って行く…。佐伊が繊細に美しく、書かれています。ここのシーンにはドキドキしました。そして2人の「絶対的な身分差」本来ならば、出逢うこともない、姿を拝見するのも憚れるであろう、王と呪術師ソラ。2人が、これから、どのような心情で惹かれあって行くか。肌に触れ合いながら、心と心が、触れ合い、想い合って行く。その過程を、読み進めるのが楽しみです。ソラは、呪術師として活躍をしている時は、テキパキと立派にこなしますが、普段の自身の事になると、初々しく、素朴で、可愛らしい感じになります。そして、もう一人、2人に誠実に寄り添い、言うべき事は、ハッキリと言う、ロウゼン様。私の「押しキャラ」です。Ciel先生の画で現れた、彼のお姿には、私の想像を遥かに超えた美しさ…でした。うっとりです。これからも、彼にトキメキながら読み続けたい…。と思っております。まもなく2巻が、発売との事、とても楽しみに待っております。

5

呪いの連鎖が辿る未来を最後まで見届けていきたい

中華風陰陽師のようなストーリーの壮大なファンタジー性と、ちょっとやそっとでは語り尽くせぬ中身の濃さは、既に名作の予感すらしています。
ただ。タイトルからだけでは、ストーリーの中身が見えてきませんし、タイトルの意味を読みながらストーリーの流れを考えているところですが、サッパリ分かりません(笑)

この1巻で、この物語全体の実に3分の1。つまり全3巻構成のストーリーということになります。
まだ物語の折り返し地点にも到達しておらず、一体どうなっていくんだろう…というのが不安でしかありません。耀国と延国の間に巻き起こる呪い合戦が幕を開けていくのかと思いますが、延国の呪術師であるソラの不安定な立ち位置……延王からスパイ的な任を受けながら、耀国に肩入れしつつある現状が、この2国の未来を左右していくキーパーソンになるのではないか、不安と期待が入り混じります。


延国があまりいい国じゃないのが分かるぶん、この先のストーリーを容易に想像しやすいのですが、要はその経緯。耀国と延国の対立展開と、その中で巻き起こっていく耀王・シゲンとのBLがどう深まっていくのかに注目です。
事件パート的には、どっちが勝利するかということと、延国の呪術師としてソラがどう動くのかということ。
BL的には、シゲンが前世で思いを交わし合っていたと思われる相手のことを未だに忘れていないということと、シゲンはソラをどう思っているのかということ。(←ココが一番大事)
あとは、シゲンの呪いが完全に解かれるのかとか、そもそも誰が呪ったのかとか、ロウゼンとユウシンはうまくいくのかとか、細かい気になり事を挙げればキリがありません。
シゲンとソラとのBLだけに集中すればいいだけのストーリーじゃなく、その背景にある事柄や事象1つ1つにもアンテナを張って見守る必要があってか、全てを解明するには1巻では到底足りない足りない。
3巻編成ときいて、納得の数字だと思いました。


まだ全貌が分かっていないので、物語の全体像について良い悪いを評価する段階にもありませんが、これから耀国にとって大事な局面に入ろうとしている前段階としての惹きつけ方は見事。呪術師と呪いの関係についての言及がとても丁寧で、物語の世界に十分入り込むことができました。
呪術師、呪い、忌人…このトライアングルによって、ガチガチに固められた呪いの連鎖を今後断ち切ることができるのでしょうか。国の未来や人の未来を左右していく呪いの系譜が物語をどう動かしていくのか楽しみです。

BL的にもうちょっと進展すると良いな。
過去の恋人をソラに重ねてる感じなので、純粋にソラとの恋愛が進んで欲しいなと思います^ ^

8

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