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表題作サマー・ボーイ・ブルー

高校生
ミチル
17歳,喫茶店バイト

その他の収録作品

  • 描き下ろし「19歳、初夏」
  • あとがき

あらすじ

失敗した初体験

友達だったのを僕が壊したんだ──

性行為を親に目撃されてから
疎遠になってしまった潤とミチル。
彼らは偶然、17歳の春に再会する。

やっと忘れられそうだったのに……
必死で逃げるミチルを潤が
初体験の時と同じ台詞で呼び止める。

なし崩し的に関係を続けるミチルは
潤にどうしようもなく惹かれていった。
けれど環境の違いやトラウマから
胸がどんどん苦しくなっていく。

「僕はこれ以上 君の人生に踏み込んじゃいけない」

だからこれで最後とミチルが決めても
潤はもうミチルを離してはくれなかった──

持て余した思春期と、初恋の再燃と。
心の第二次性徴を描いた若葉色ボーイズラブ。

作品情報

作品名
サマー・ボーイ・ブルー
著者
遠野みやこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784047385160
4.4

(115)

(80)

萌々

(22)

(5)

中立

(3)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
15
得点
506
評価数
115
平均
4.4 / 5
神率
69.6%

レビュー投稿数15

雰囲気がある

静な空気が流れる中に少年達のチリチリした熱みたいなものが感じられてとても良いです。画も綺麗だし文字数も少なくて映画見てるような感覚でした。すごく好きなんですけどもう少し抑揚があったらもっと良かったなーと。淡々と進んでるので途中眠くなっちゃう時が…。でもそれもこの漫画の魅力なのかもしれないですね。次回作が楽しみな作家さんです。

0

思春期のこじれを修復する話

親にベッドシーン(未遂)を見られてから気まずくなって関係がこじれ疎遠になっていたけど、ひょんなことから再開して、少しずつまた、愛をはぐくんでいく雪解けのようなお話。

喫茶店に花火に水族館といったエモ詰め合わせ。いいですね。
特に、女の子同士の恋愛描写もあり、そこが好きでした。あのふたり好き~。かわいいので…。でもあのふたりはふたりで悩んでいることも葛藤もある…。多様性を考えさせられます。

でも、攻めの母親が毒親で、受けの母親に水かけるシーンが、いや~~キツいよ~~~辛い。毒親シーン苦手なので、読み返しても、ほんとそこだけは飛ばしちゃいます。

0

【・・・ミチル、もう一回言って・・・。好きって言って・・・(潤)】


エロス度★★

おやおやおやおや。初体験を親に目撃されて疎遠になった潤とミチルの再会・・・切なさがギュッと詰まっていて刺さりますね。

ミチルともう離れたくない潤からのアプローチやトラウマに苦しみダメだと自分に言い聞かせながらも潤と過ごす時間を選んでしまうミチルの心情がたまりません。

未熟な青い果実で自分の中にある想いに振り回されすれ違いながらも潤とミチルがお互いを強く求め合う姿が切なくて刺さり、初体験の失敗から遠回りしてやっと結ばれる展開は胸熱。

欠けていたピースがハマり、幸せ溢れる2人の姿が素晴らしい。

2

No Title

なにかで、試読していて続きが気になっていた作品。電子で買おうかなと思っていたらたまたま行ったアニメイトにあり、実際に表紙を見たらすごく綺麗で紙の質感も好きだったので、迷わず購入です。おまけのカードも表紙同じと漫画ありで嬉しい。
この本は、もしかしたら若い子向きじゃないかもしれないです。現役の学生だとしんどいかも。でも、すごく良くわかる、子供の頃の気持ちと今親世代の気持ち。母親像が対極でわかりやすく表現されていて、どうにもできない部分が胸に響きます。
潤とミチルが幸せになれて良かった。神原さんと琴子ちゃんも。とても素敵な作品でした。

2

しっとり、良かった!

なんだかノスタルジックな雰囲気で、しっとりじっとり、湿気があってとても心に残りました。

再会したくなかった初恋の、今でも顔見ただけで大好きが溢れてくるのに、めいっぱいそうでもないフリするのが可愛くて切なくて。
そこを颯爽と踏み込んでくる様もカッコよくて良かったです。
悩み多き10代の揺れる心情や、未成年の無力さなんかも抱えながら一生懸命今を生きる2人がとても愛おしかったです。

あの大事件がなければ、楽しい高校生活を送っていたかもしれないのに、離れてしまって、青春は取り戻せない、と思うと胸が締め付けられますが、それを取り戻すように、これから温かい関係を紡いでいくんだろうな、というラスト、心が震えました。
大切な一冊になりました。

できれば続編も読みたいです。

5

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