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BLゲームに転生したらサイコパス攻めに溺愛された

BL game ni tenseishitara psychopath semeni dekiai sareta

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表題作BLゲームに転生したらサイコパス攻めに溺愛された

三輪 椿
紅蓮学園2年生、皇族の血を引くサイコパス
田中 守
16歳、紅蓮学園1年生、理事長の息子

あらすじ

BLゲームの主人公に転生した守は、
ある日突然、前世の記憶を思い出す。
ーーここは、童貞だけが使える刀で魔物と闘い、
男と恋に落ちると秘密の特殊能力が
芽生えるという、恋愛至上主義の世界だ。
迫りくるイケメンたちの誘惑を回避しながら、
最強の相手、ラスボスを倒そうとする守だが、
なぜか、恋してないのに、ラスボスの前で
特殊能力が開花してしまう。
「君はS級のレアものだ。逃がさないよ」
誰より美しく、危険な男に捕まってしまった守に、
とうとう貞操の危機が訪れた!?

作品情報

作品名
BLゲームに転生したらサイコパス攻めに溺愛された
著者
夜光花 
イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784801945715

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38

4.1

(84)

(47)

萌々

(17)

(13)

中立

(1)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
18
得点
343
評価数
84
平均
4.1 / 5
神率
56%

レビュー投稿数18

ページ数が足りない!

BLゲームの世界に転生し、サイコパスな攻めに溺愛される…
タイトルでもうわかる通り、情報量も多ければ設定も盛り盛りな作品だったのですが、全体的にコミカルにテンポ良く進んでいくので読みやすいのはさすが。

転生前の記憶を頼りに、あの手この手でこの先に訪れる危機を阻止しようとする主人公という流れはそこまで珍しくはないと思うのです。
ですが、危機の原因となっている攻めの三輪が一癖も二癖もある人物なものですから、最後まで新鮮な気持ちで読めました。

三輪の考え方がとてもシンプルなので、かなりの悪いことをしようとしているはずなのに嫌悪感は湧いてこないのが不思議。
ある意味気持ちが良いほどのサイコパスというか…
突然受けを刺したかと思いきや、今度は珍しいタイプの受けに興味を惹かれ執着し、ニコニコと悪気のない脅しをかけるけれど、なんだかんだと抱き方は優しく丁寧でねちっこい。
この攻めはなかなか見かけないぞと、非常に印象的なキャラクターでしたね。

受けの守は終始どんぶらこと流され気味な主人公でしたが、流されつつもガッツがある性格だったからこそ、彼の視点で読み手もジェットコースターのような展開に入り込めたのかなとも思います。
ただ、恋愛面に萌えたかというと微妙なところです。
いかんせんページ数が多くはないので、攻めによる初めての執着は感じられても溺愛ものというには描写が少し足りないように思えました。
おもしろくはあったけれど、これからが見たいのにあっという間に終わってしまった…
せっかくの属性盛り沢山な設定も少々もったいなく感じ、この辺りももっと活かせたのではないかなあとこちらの評価になりました。

2

突き抜けたサイコパス攻め!

続編希望!!
読みたい!!まだまだたくさんこの続きが読みたい!!ε٩(゚ロ゚*)۶з
面白過ぎて、ページが進むにつれ「あー…読み終わりたくないなぁ…」と思ったのは初めてでした。

攻も受もキャラクターが魅力的で、特に攻!
題名に『サイコパス攻め』とは書いてあるものの、まさかここまでサイコパスだとは…想像以上でした。
だって恋人なのに、一緒にいる限り命の危険があるんだぜ!?←
あんなに何の躊躇いもなく受を命の危険に晒す攻、初めて見ました…。
いや何だかんだ助けてくれるんだけどね?
あまりのサイコパスっぷりに、序盤は「え、この攻って恋することあるの?想像つかないんだけど…」と心配するほどでした。

序盤に攻・三輪が受・守を刺すシーン。
この時はまだ二人は恋仲でもなければ、三輪にとって守は「なぜか自分の本性に気づいている可能性がある、ちょっと邪魔な下級生」ポジですから、まあサイコパスの三輪が一切躊躇わないのは納得出来る。

でも次に、見知らぬ女性を刺そうとしている三輪を、守が止めるシーン。
ナイフを掴んで止めようとしているのが守だと気づいた上で、その手に刃を押し付けるという…しかも楽しそうに。
サイコパスですなぁ…。
この時にはもう、三輪にとって守はかなり特別な存在なのに。

さすがに行動が斜め上過ぎたのが、屋根から落ちそうになった守を助けるかと思いきや冷笑した三輪。
「まさか、高所から人が落下する様子と、落下した後の様子に興味があって、守を落とす気じゃ…」と思ったけど、違った。
凡人の私には想像もつかない発想だった。三輪の思いつくことは。
まさかの「飛び降りに興味があるから、守となら一緒に落ちたい」。
そして躊躇うことなく実行。
いやー…すっごい。
ここまで突き抜けたサイコパス、他のBL作品にいるのかなぁ…?
いても攻ではなく、悪役として出てくるのでは…。

それでも三輪が魅力的な攻なのは、サイコパスな部分を除けば甘々なスパダリでもあること。
守だけをあからさまに特別扱いしてくれるし、自分を慕う他の生徒には興味がないし、守のピンチには駆けつけてくれるし(無傷で助けてくれるかは別として)。
そしてサイコパスだからHもアブノーマルかと思いきや、とにかく優しく守を抱く。
何だかんだ、守ってHの時に痛がってる描写がなく、丁寧に馴らした上で挿入し、しかも馴染むまで動かず待ってくれるという…超優しい三輪。
だから守も、何だかんだ絆されてるんだろうなぁ。

守も守で、男気があって強気な性格がとても良いです。
ここでただオドオドして三輪の怖さに逆らえないだけの受だったら、ここまで面白くなかっただろうし、何よりそんな受だったら三輪もすぐに飽きたでしょう…。

そのサイコパスさゆえに100%信用するのは中々難しいですが、三輪も守への恋と愛情を認めてますし、どう見てもちゃんと恋してると思います。あの三輪が。←
サイコパスだから、守がモブ達に襲われていても、「他の男に無理矢理抱かれて苦しんでいる受を観察する」なんて可能性だってありそうなのに、三輪の場合は真逆。
ちゃんと駆けつけて助けてくれて、ケガを心配して医務室に連れて行くという…あの三輪が!←
「他の男に触らせたら、そいつを殺す」と独占欲丸出しで、他の男に牽制までします。
三輪のサイコパスっぷりを読んでいるからこそ、この意外な溺愛加減に萌える!!
どうかこの二人がずっとラブラブで暮らしていくことを願います。
まあ自分の恋人として考えると、三輪は怖過ぎて無理ですけどね!←
安全な位置から眺める分には、三輪は攻キャラとしてめちゃくちゃ推せます。
守にはこれからも、どんな対応が正解かわかりづらい三輪をどうにか繋ぎとめて愛されてほしい。

続編が読みたいです!!
電子で読みましたが手元に置きたいので、紙の書籍も買おうと思います!(特に気に入った本だけは紙で持っていたい)


1

ただおもしろい!!

作家買いです。
ゲームもサイコパスもそんなに好きではないけれど、さすが夜光花先生。
めちゃくちゃ面白かったです!
大正ロマンなゲームの世界に転生した守。
守視点でお話が進むのですが、思い出した現代の記憶を元に、ゲームの設定に対する守のノリツッコミが軽妙でサクサク読めます。
三輪先輩のサイコパスっぷりもやばいけど、
(他作品の有生に通ずるものがあるw)
最後には愛おしささえ感じる不思議。
三輪先輩が愛の力で改心してハピエンかな?
と思いきや、三輪先輩は三輪先輩のままな終わり方だったのも良かったです♡

3

こんな攻め、他にいてたまるか!

夜光花さんの作品は全作品、読んでいるわけではありませんが、
お気に入りの攻めは、不浄の回廊の西条、愛されたくないの三神、眷愛隷属の有生です。
ちなみに間違っても彼らは彼氏にはしたくないし、私の人生とは関わってほしくない。
だけど読んでる分には、ぶっ飛んでてイカれてて面白いやつらではあります。

眷愛隷属の有生もサイコパスみあるなーと思ってましたが、いやいやいやいや‥‥有生が甘ちゃんに思えるほど、今作品の攻め、三輪は完全なサイコパスでした。

あらすじに「誰より美しく、危険な男に捕まってしまった守に、
とうとう貞操の危機が訪れた!?」とありますが、貞操の危機どころじゃない!
攻めの匙加減ひとつで、命の危機に陥るし、学園の、なんなら世界の危機に陥るんですよ。

こんな振り切ったサイコパス攻め、初めて読みましたが面白かったです。

2

鳥肌が立つお話

二年生の三輪椿と一年生の田中守。BLゲームの主人公に転生した守が黒幕のサイコパス三輪先輩に執着される。三輪先輩に振り回されている守の忍耐力が強い。愛というよりスリル満点。奈良千春さんの挿絵が素晴らしくて眼福。続きを読みたい。

1

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