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表題作春に凪ぐ青

菅 匡士郎
高校3年生、バスケ部副部長、世話焼きな男前先輩
白坂颯和
高校1年生、クーデレ一匹狼な後輩

その他の収録作品

  • 描き下ろし〜春眠のとなりで〜
  • カバー下(おまけイラスト)

あらすじ

「青く澄んでて、 キラキラしてる」
――ずっと醜いと思っていたこの目を、
あいつはまっすぐ見つめて、そう言った。

颯和には、友達がいない。
鋭い目つきのせいで不良に絡まれ、
喧嘩ばかりの日々を送っていた彼は、
ある日、同じ学校の先輩・匡士郎に声をかけられる。

明るくて頼れる人気者――何もかもが自分と正反対の匡士郎に、
最初はそっけない態度を取っていた颯和だったが⋯。

世話焼きな男前先輩×クールで不器用な一匹狼系後輩
心がふわりとほどけていく、ピュアきゅん青春BL!

作品情報

作品名
春に凪ぐ青
著者
依波きさ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
シュークリーム
レーベル
from RED COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784910526836
4.3

(49)

(27)

萌々

(12)

(9)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
211
評価数
49
平均
4.3 / 5
神率
55.1%

レビュー投稿数10

青春が直撃して眩しい…

表紙の瞳がとても印象的なこちらの作品。傷ついてトゲトゲになっていた心がお世話焼き先輩の温かさでゆるゆるとまぁるくなって癒されていくのがとても素敵でした。

受けの颯和は目の色が違う事で仲間はずれにされ、それ以来誰とも深く関わらずに言いよって来るやつらには拳でやり返して生きてきました。そんな中、バスケ部の副部長、匡士郎はあんなに嫌いだった颯和の目を「いい目だ」と言ってきて!??

匡士郎先輩の世話焼きな所、The☆光な属性なんですが押し付けっぽくなくて自分の光っている所に連れてきて優しく見守ってくれるタイプの世話焼きで好感しかありませんでした!
最初は野良猫みたいに警戒していた颯和ですが、自分のしんどい部分に気付いてくれる匡士郎に次第に心を許していく様子が可愛くてキュンとします。
それまで1匹狼だった颯和がクラスメイトとじゃれ合う時が来るなんて!!と親目線で彼の成長に感動しました。

お互いに独占欲が芽生えている所も可愛くて!!
バスケ、文化祭、夏祭り、制服……と青春が詰まっているお話でキラキラ眩しかったです。

本編最後、エピローグとして初えっちのシーンあり。最中も匡士郎先輩の優しさが伝わってくる所が素敵でした。下半身が見えない構図なので修正は関係ないです。

1

【あの一瞬、オレ以外の誰にもその顔を見せないで欲しいと思ってしまった(匡士郎)】


エロス度★

おやおやおやおや。人気者の先輩と一匹狼の後輩・・・正反対の2人が紡ぐ青春の恋模様がピュアさMAXで素晴らしい。

匡士郎を映す颯和の瞳の美しさが印象的で、最初は匡士郎を嫌いと突き放していた颯和が徐々に心を開きクーデレっぷりや笑顔・泣き顔・照れ顔などを見せるようになるのが尊い。

一匹狼であった颯和が抱える寂しさに気づき、その不器用さから放っておけない世話焼きの匡士郎でしたが、独占欲や特別な想いが芽生えていくのがたまらなく、颯和の中でも匡士郎が大事な存在になっていくのがグッときました。

1

表紙の青い瞳の美少年に惹かれました!

はじめましての作家様です。
デビュー作でしょうか?王道爽やか青春BLでした!
颯和くんのツンとデレのバランスも良かったです
特に行ってほしくない時に服掴むとことか
後ろから抱きつくとことか、匡士郎はたまらないと思います!
ただね〜颯和が幼い頃に目の色が違うとかイジメはないんじゃないかと、ハーフってだけで憧れの象徴だよ〜青い瞳のハーフの子なんてめったにいないから、もてたのでは?お肌は陶器のようにスベスベ真っ白そうだし
イジメてたやつは嫉妬なの?少なくとも女の子は目の色が違うと言いながら、その美しさに好意を寄せていたと思うのですよ
個人的な意見として
遠巻きにされてたのもあったかも綺麗すぎて近寄りがたくて
そして高校生になって誰にも心を開かなくなってしまった颯和くんですが、イケメン先輩匡士郎に興味を持たれます
いやあれば一目惚れか?とにかく先輩の溺愛っぷりが良かったです
文化祭の時のお約束颯和くんの女装とか見たかった
Kissシーンはあったけど、Hシーンはどうかな?この2人ピュアピュアだしな〜って思ったけど
ありました少なめだけど、お互いの気持ちを確かめられて良かったね
これからどんどん美しくなってゆくであろう颯和くんをいつまでも眺めていたいです
父母も美形だったし
そして沼る匡士郎さん!大学入る頃は心配で仕方ないだろうなぁと思ったりするのでした

0

画力の高さとDK物の瑞々しさのバランスが良かったです

先生の画のタッチが、男子高校生の若々しさとか初々しさとか危うさとかを表現するのにとてもマッチしていたなと思いました。
受けの颯和は見た目可愛いのに喧嘩が強くて一匹狼。でも実は心から望んでいる状態ではなくて寂しさは抱えていた。
攻めの匡士朗は明るくて頼りがいがあって人を惹きつけるタイプだけれど、本人は他人にさして興味を抱けない。
キャラクターの設定がわかりやすくて、それをストーリーの中でさりげなくわからせてくれるから、お話に集中できて良かったです。
颯和の救済と同時に、匡士朗も颯和と出会えた事で日常に彩りが出たんだろうな、というのが凄く伝わる笑顔が素敵でした。
えちシーンはラストに。この2人は心の繋がりメインで描かれていたので、これくらいがちょうどよいバランスでした。
心の〜なんて言っておきながら個人的萌えポイントは『体格差』なんですけどね♪

0

真逆なタイプの2人が織りなす不器用な恋

いつもぼっちでいる後輩くん。
ケンカをふっかけられることが多く、ぶっきらぼうで粗野な態度のせいか近寄りがたい雰囲気のあるキャラクターです。因みに、表紙の彼がそうです。
そんな彼を構い倒すのが、学校の人気者のイケメン先輩。イケメンで人たらしな性格で、颯和にツンケンされても積極的に自分から関わろうとする行動力はまるで大型ワンコです。

両者のそうしたキャラクター性からも分かるように、人気者の先輩と一匹狼の後輩という真逆のカップリングがこの作品の一番の見どころです。
対極にある2人がどうやってBLに発展していくのか。簡単には発展しない恋の道のりはなかなかにムズ焦れです。
匡士郎の方は、割と最初から颯和に興味があって近づいてるので予測はつきやすいですが、問題は颯和のほう。過去のトラウマのせいか、誰かに甘えたり、心を開くのが下手っぴです。
でもホンネは、好きでひとりぼっちでいるわけではなく、誰かと関わることも嫌いじゃない。ケンカもしたくてしてるわけじゃない。颯和が周りから見えている姿は虚像です。

周りの評価からじゃなく、自分の感性で颯和の内面を知ろうとする匡士郎の接し方がとにかくカッコいいです。性格もイケメン、こんなん惚れてまうやろでした^ ^
颯和自身の性格というより、周りの環境が悪すぎましたね。
誰かに何かを期待することを諦めるようにさせてきた環境が、颯和から笑顔を奪ってきたとも言えます。特に母親の言葉はクソ最悪でした。
颯和が頑なに心を開かないバックボーンを考えると、匡士郎への塩対応の理由も納得です。ですが、匡士郎はめげません(笑)颯和のパーソナルスペースにズケズケと入ってきます。

先輩として後輩の世話を焼いてるにしては、あまりにもやり過ぎだし、颯和を構うことの裏にはこれまで誰にも抱くことのなかった特別な感情が見え隠れして……と、匡士郎の中に芽生えた感情が颯和との関係に変化を与えていくことに。
うおおお……(//∇//)
もうBLの土台は完全に整いました。もう後戻りはできません。

2人とも初恋に近い感じの恋なので、すんなりと上手くいかないのがこの恋愛のもどかしいところであり、面白いところでしょう。
不器用なのは颯和だけじゃなく、嫉妬と独占欲で颯和を傷つけてしまうくらい匡士郎もまた恋愛関しては不器用な男です。
颯和の心に響くような想いをぶつけられるのか否か。また、颯和は自分の気持ちに素直になることができるのか否か。
高校生2人の甘酸っぱくて焦ったい本気の恋から目が離せませんでした。


匡士郎との関係が影響して、友人関係や親子関係がいい方向に向かう颯和の身の回りの変化には思わず嬉しくなりました。
匡士郎に愛されてるおかげか、雰囲気が丸くなった颯和の変化もぜひお見逃しなく^ ^

4

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