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光が死んだ夏が大好きなんですが、好きなのに感想が書けなくて。
ネタバレせずに伝えられないし、この世界のしくみをまだ分かりきっていないしで書けずにいたんですが、大分分かってきたので、この機会にネタバレをどうにかするのは諦めて(諦めるんかい)レビューを書いてみようと思います。
まず伝えたいことは、7巻を読むといろんな謎が解けて頭が整理されるはずだということ。
あとは表紙にもなっている田中が大活躍です。
この表紙すごく好き。
災厄の元凶は各所にある4つの穴だと判明し、その穴を閉じる作業をします。
7巻の面白さを語りたいんですが、生憎私にはネタバレせずに伝える力がないので、未読の方は以下(↓)は回れ右して、まずは原作を読んでもらえればと思います。
巻の見た夢が不穏すぎる...しかしその夢のおかげでカモシカ様のブレスレットを借りられて助かったわけで。
ありがとうカモシカ様......ありがとう巻...!
バッドエンド回避!
カモシカ様あれで消えちゃってたりしないよね?
大分この世界のことが分かってきた。
穢れ(おばけ)を見てしまうとあちらに認識されて縁ができて狙われてしまうので見てはいけない。
目は穢れとの繋がりを作ってしまう。
本当の姿が見えなくなってしまうので、穢れを目で見て穢れに何らかの形を与えてはいけない。
4つの穴全てを閉じなければ災厄が起きるが、穴は人が向こう側から閉じなければならない。
向こう側に行くと戻って来れず死んでしまう。
穴は閉じられようとすると抵抗する。
人でないヒカルがアシドリの穴の閉じ役になり、よしきがつながりを使って向こう側に行ったヒカルを引っ張りあげる作戦だったのだけど、これが暮林さんの懸念していた代償なのか戻ってきたのは───。
どうなるのこれ...続きがッ続きが気になるッッッ!!!!!!
うわあぁぁぁ!!!!と心臓がバクバクするシーンがいくつかあって、見開きを使った迫力ある表現が多く、とても見応えがありました。
全ての穴をヒカルが閉じるのかと思っていたんですが(穴は繋がっているらしいので)、ウデカリの穴を閉じたのは田中と朝子でした。
見えないのに聞こえる力を持つ朝子は有利で、田中は朝子を通訳にして穢れと交渉し、穢れに穴を閉じさせる方法を選びます。
人が向こう側に行って閉じないといけないと言われていたけど、こんな方法があったのか!と。
右脳とか左半身とか耳とか物騒な内容にエッッッ?!?ってなったけど、失わずにすんでよかった...。
田中1人だったら右脳とか左半身とか以前に死んでしまっていたのかも...と考えると、左腕だけで済んだのは確かに大成功なのかもしれない...。
しかし田中は今までこうやって色んなものを犠牲にして対処してきたわけで...そこまで身を捧げられる理由が気になる。
田中の目的は会社に落とし子を利用させないようにすることなのは分かっていて、きっと会社が落とし子によくない願いを叶えさせようとしていてそれを止めようとしているんだと思うんだけど。
霊感がないのになぜこんなに戦うすべを持っているのかも気になるし、無駄死にはしないと言っているけど、無駄死にが嫌なのであって死ぬのが嫌とか死なないとは言ってないのも気になるし......大丈夫だよね?
田中好きなんだよ、どうか死なないで。
これまでヒカルを切ったり、敵ではないと思うけど信じていいのか分からなかった田中だったけど、7巻で味方だと思えました。
朝子を庇ってくれたの嬉しかったよ、ありがとう。
今後は会社と対立する形なんだろうか...。
朝子はここまででいいって言われていたけど、これからどうするんだろう。
前巻?くらいから“廻転”っていう描写が出てきているんですが、これは巻き戻し的な意味でいいのかな。
相変わらず文字の表現がとてもいい仕事をしていて、この作品の世界観を作り上げる1つの歯車となっているのが好きです。
怖かったけどすっごく面白かった。
まだまだ続くと言われていたから、どれほど長いお話になるのかと思っていたけど、10巻程を予定されているそうです。
おおよその目安を教えてもらえるの嬉しい。
1冊1冊大事に読もうと思う。
どんな結末か私には想像がつかないけど、ヒカルとよしきがとにかくデカいパン屋に行ける未来があるといいな。
そしてアニメ化おめでとうございます。
そちらも楽しみにしています。
先ず表紙に凄い引力を感じます…!
漆黒の表紙にサングラスおじさんこと「田中」が満を持して登場です!
表紙からもう既にゾクゾク感がマシマシです( º言º)
7巻は希望ヶ山地域に4つあるとされてる「穴」の内の2つ、ウデカリとアシドリの穴閉じを並行描写してストーリーが進みます
ウデカリの穴は田中&朝子Team
アシドリはヒカル&ヨシキにサポートとして暮林さんと巻くんの複合タッグ
ウデカリTeamは朝子の「聞こえる」能力を使って田中がケガレに交渉
アシドリタッグは穴の向こうにヒカルが行って閉じる作戦
どちらも未知で無謀な作戦、、、
先の見えないこの「穴閉じ」はどうなるのか⁈‼
と言うのが7巻のメインテーマです
今巻はすごく情報量が一気に増えたような気がします
例えば扉絵スペースも希望ヶ山町の地図を改めて載せつつ情報が足されていたり、サラっと重要な情報があったりして凄い読み込み甲斐のある1冊です
多分しっかり読み込むと色んな発見が出来ると思います‼
そして先生からのあとがきを読み、なるほど…!と思う訳です
なんと、、、もう先生の中では着地を見越していらっしゃる事が明言されておりました。。。(゚д゚)!
この世界に着地が訪れる、、、
そこにはどんなオワリが来るのだろう、、、
今の私の願いはとにかく”でっかいパン屋に”2人が笑顔で行ける日が来る事を願うばかりです(>ㅅ<)!!!
7巻でグッと田中の見方が変わりました…!!
今までは正直正体が不明過ぎて、怪しさ先行一択(;゚∀゚)=3ってイメージが強かったのですが、、、
この7巻で田中と「会社」のスタンスの違いなどが明確になって来ます
しかもこのおじさん、やっぱりいい事言うんですよね、、、
今回も穴閉じの強力を覚悟した朝子に語るケガレに対する人間の愚かさと怖さが芯を喰ってるんですよね、、、
『人の価値観をあてはめた途端 本当の姿が見えなくなる』
『人間は見たいものしか見えない』
『「つながり」によって足をすくわれる』
間違いなくこの7巻は田中に注目必至の1冊でした٩( ・ิω・ิ)و
アニメも始まり、更に作品の解像度も上がりますね、、、
映像が美し過ぎてビビりましたヮ(゚д゚)ォ!
先ずはクライマックスまでのラストスパート、、、
8巻も楽しみにしております!!!
波乱に富んだ巻でBL要素は少ないですが、子供たちが穢れを祓うために全力を尽くす勇姿を見られたので、ここまで追ってきた甲斐があったなぁと胸が熱くなりました。物理的な暴力に立ち向かうのとはまた別の勇気がいりますからね。最終的によしきが使命を果たせたのは、ヒカルとの絆が既に非常に強いものになっていたからで、光もヒカルもいなくなってしまったらよしきはどうなってしまうのかという心配は増すばかりです。魂と記憶と器。何をもってその人だと定義付けるのか。難題ですね。