10/11発売電子限定特典付き
櫻井タイキ先生の10冊目の単行本は、
先生初のバースものでケーキバース!
記念すべき10冊目の単行本発売、おめでとうございます☺︎✨
「ワースト ファースト バイト」、このタイトルも素敵。
タイトルそのままに、”最悪な咬みつきキス”から始まり
最後は...(ムフフ)となる展開にニヤニヤ止まらぬお話でした。
言うこと聞かない系執着攻め×目付きの悪い寡黙受け。
そんな二人の攻防にゾクゾクし、特に恋心に目覚め
変わってゆく攻めに萌えを感じる学園ものでした。
寡黙で目付きが悪いところから、なぜか「フォークだ」と
同級生たちに噂れされ、避けられていた廉(受け)。
そんなある日、噂を聞きつけた優等生・上原(攻め)から突然
「本当にフォークなの?」と聞かれ、付き纏われるように。
あまりの鬱陶しさに、キスして脅してしまおう...と咄嗟に行動に出たところ、
なんと上原こそがフォークで、廉自身はケーキであることが
分かってしまいー
と、ハラハラ・ドキドキ展開から始まります。
で、こちら…
何度か読み返して、自分はかなり「好き!」と萌え度が爆上がり⤴︎し
”神”評価にしたんですが、結構好み・評価は分かれるかな...?と思います
(実は私自身も、初読時は「うーん...?」となるところがありました)
というのも。
攻め・上原の受け・廉への執着が、「好き」という気持ちからではなく
単に「極上の味のケーキ見つけた!」という好奇心から来たものに
見えるんですね。実際にそうだったと思う、途中までは。
分かりやすい「恋情」の伴わない執着が
「萌え」とは繋がらない方もいるんじゃないかなあ...と思ったりしました
(プラス、受けが絆されながらもなかなかの意地っ張りなので、
そのへんも好き嫌い分かれるところかも。)
が!
2回、3回...と読み返してみて、途中「あっ」と気付く。そして萌える。
やーーーー...ちゃんと、無自覚に攻めが”恋”に落ちるシーンが描かれてるー...!
やんややんや、とそれまでやり合うだけだった二人。
上原に構われることを嫌がり、笑顔なんて全く見せてこなかった廉の
あの笑顔!!
トクン...と跳ねた小さな胸のときめきの正体に気付かず、
「?」となってる上原に、この時初めて「くっ、可愛い!」と思わされました(*´◒`*)
で、恋心を自覚したとたん、フォークである自分の衝動が怖くなって
ヘタれ始めるその弱さ。
皆に好かれる優等生でありながら、
廉との恋愛においては「スパダリ」とか「完璧さ」からはほど遠く
不器用になってしまう上原が愛おしい...(*´◒`*)
と、攻めの上原の”だめな部分”が丸裸にされてゆく展開にも
萌えに萌えるんですが、
さらに爆萌えしたのが、終盤の上原のセリフです。
1話で上原が廉に迫る場面。
嫌がる廉に舌入れキス、舐め回した後
「俺のこと、ちゃんと好きになろうね? 廉くん」と念を押すー
という病んでる系執着を見せてくる上原のセリフがあるのですが...
この↑セリフがあるからこそ、終盤の
「これからも 俺を好きにならないでね…?」
が激しく効いてくる...!!!
このセリフ、負けん気つよつよ・意地っ張り受けの廉からの
言葉を受けてのものなのですが、このやりとりの言外に含まれた
「甘さ」に蕩けましたヾ(*´∀`*)ノ
絆され、その感情が「好き」に傾いてきていても
結構なかなか認めようとしない廉の負けん気・意地っ張り具合にも
グッときた✧
ラストエピソードで「その後の二人」、大学生になり
ケンカップルながらも(廉が一方的に怒ってるだけですが笑)
愛ある生活を送る二人の様子が見られるのも嬉しい♪
カバー下ではまさかの攻守逆転!?なお話も読めて(逆転しません!)
最後の最後もケーキのように甘ーく、くすっと笑える展開でした◎
★修正:tn白抜き(電子シーモア)
形も分からない真っ白なページもあり…( ; ; )
エロス度★★★★
おやおや。〝フォーク〟と噂されていた無愛想なぼっちが実は〝ケーキ〟だったとはかわいいですね。
一軍男子で〝フォーク〟の上原に〝ケーキ〟であることが知られてしまい、平穏であった廉の学生生活は彼に付き纏われて崩壊することに。
上原に振り回されまくる廉ですが、子どもみたいな面があったり〝フォーク〟が抱える〝ケーキ〟以外の味覚が感じられない不便さを知るうちに徐々に絆されていく変化がたまらなく、素直になれないツンデレなところがとても愛らしい。
しつこいくらいに廉に付き纏っていた上原ですが、〝フォーク〟の本能で〝ケーキ〟の廉の全部を喰らい尽くしたい欲求に怖気づいて廉を遠ざけようとしますが・・・・・・それからの彼の態度にムカついた廉の男前っぷりにはキュンキュンしてしまいます。
濡れ場では、廉の体も花から滴る蜜も舐めて味わい尽くす上原の美味しそうな表情に背筋が痺れ、上原に捕食されて悦がる廉の可愛い姿や本能に抗う上原の姿がたまりませんでした。