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小説


事故(犯罪ともいう)で番ってしまった俳優と建築士
一級建築士の灯莉(受け)は高校生の時に当時小学生だったαと咬傷事故(強姦ともいう)にあい、番がいる状態のΩです。
ただ、相手が精通前だったこともあり、中途半端な番持ちΩになってしまっています。
襲われた直後から記憶がなかったこと、特殊事例でβと同じ生活ができること、オメガと違ってαは他に番を作ることができるので襲ってきたαは新しく番を見つけてこちらのことは忘れてしまうだろうことから、βとして生きていこうと思っていたのに、自分を噛んだと思われるα透麻(攻め)が超有名俳優となっていて、自分を探していることを知るのです。
今更Ωになりたくない灯莉と一途に灯莉を求める透麻との攻防戦。
WEB掲載中から読んでいた大好きだった作品が、書籍化されてとても嬉しいです。
私はΩがしんどい話より優秀なαがしんどい話の方を読んでみたいと思う方なので(作者様があとがきで同じような気持ちで書いてくださって嬉しい)とても楽しく切なく透麻頑張れと思いながら読みました。
透麻は小学生の時とは違いとても誠実な男になっていて、事故の加害者とはいえ嫌悪感もほぼなく(強姦は地雷なので基本読めないのですが)、罰のような症状も受け入れてしんどい思いをしてきて、報われて欲しいと思うαでした。
灯莉はΩでも、ヒートがなかったおかげで穏やかな人生を送れたこともあって、優しい人に育っいたし、透麻がグイグイ来ることなく、灯莉のことを尊重したからこそこの結果になったのでしょう。
時々出る優秀なはずのαの変な習性。
お父さんや透麻、透麻の従兄弟が頭が悪くなったのかと思う言動が面白いです。
特に「今履いてるパンツ寄越せ(ちょーだい)」(by父、透麻)には何度読んでもその度に声が出るほど笑う。
ちゃんと番ってからの透麻は大型わんこと化してるのも、普段の俳優してる時とのギャップが凄すぎて楽しいです。
これを知ってるのはつがいの特権ですね。
そして、アレ、宝物にしちゃうんだ。
灯莉も気にしてたけど、確かに衛生的に大丈夫なのかしら?私は速攻捨てましたね。まだスマホがない時代(ガラケーですら持ってる方が珍しい)だから写真もない。
とても楽しいお話でした。
オメガバース大好きで、目にすると、よっぽど(趣味でなさそう)ではない限り漫画も小説もポチってしまいます。
でも買ってからなんと言いますか、買ったことに安心してしまい、ネットの積ん読状態の作品も多いです。いざ読んでみると、似た話読んだなぁ、と思ってしまうこともしばしば。
だけど、「十五年後に、会いましょう。」はストーリーも、登場人物も斬新で魅力的。あらすじ読んで即購入、即読了。お気に入りとなりました。本当は出産、悪戦苦闘の子育て編も読みたいところですが、一片先生も「想像で楽しんで」と書かれているので、そのようにしたいと思います。先生の気が変わったら嬉しいなぁ、なんて…
攻めの誠実さがすごいですね!
二人の十五年が対照的でした。
最後まで読むと、もっと早く再会していれば…。と思ってしまいますが、攻めがちゃんと待ったからこそですね!
切なくて辛いお話なのかな?でも文章は軽い感じだしと思いながら一気読みでした。
二人の両親がちゃんとした人達で良かったです。感情的になりすぎず尊重してくれて。
二人の交流が始まってとうとう受けが心を決められたのも攻めの誠意が伝わったからですよね。
その後の二人がやっと会えたねな、やり直してスピード交際で楽しかったです。
受けが自立した大人なのも良かったし、攻めが大型ワンコぶりを隠さなくなって、受けにメってされるのも良かった。
気がついたら仲良しカップルのお話になってましたね。
オメガバースものでもアルファに寄り添ったお話ですね、新鮮でした。
はじめて一片澪先生の本を購入しました。
とっっても良かったです!
なんせ受けのΩ、灯莉が不幸でない。
オメガバといえばオメガが悲しみに深くてエロエロが主流ですが、この作品のΩはとても順調に生きてます。
そんな中、αの透麻を知り、受け入れるといった流れですが少し笑ってしまったり、ほろっと涙したり、とにかく引き込まれて一気に読んでしまいました。
エロがこってりだどたまに飛ばしてしまうこともありますが、先生の本はストーリーに無駄がなく、全て完璧でした。
本編完結後の透麻の犬っぷりも素晴らしい!
BL小説をずっと読んできていますが、昔の作家さんより、力をもった新人さんがなかなか出てこない中、(漫画主流で小説が売れないからだと思いますが)とてもよい文を書いてくれて今後に期待です♪
オメガにとって重くないオメガバを是非ご堪能あれ。
月曜日からの仕事頑張れます!
作者様の書く番やオメガバは真っっ直ぐな攻めがいつも印象的ですが、やはり面白かった……(余韻)。一途に思い続けながら、時々クスっとしちゃうやり取り。細かい描写などが癖に刺さりました!じれじれやすれ違いが大好きな方は是非!お勧めいたします!
