特典付
新人俳優×少女漫画家
ヒーロー番組をきっかけに新人俳優深町悠人にハマり推しになった初音りん(柴山稔)は悠人をモデルにした漫画が大ヒットし実写化することになり、主人公がまさかの深町悠人本人という... かなり奇跡的な話で、そこから実写のアドバイスとし2人がちょくちょく会うようになり、悠人の気持ちに気づいたり、稔が悠人と出会って少しづつ明るくなっていくのがほんとに素晴らしくて、タイトルの推しつ押されつ恋になる はお互いが推しでその推し同士が混じり合い段々恋に落ちるっていう意味なんだって...
稔はほんとに1番しんどい時に深町悠人に出会い、悠人は初音りんのデビュー作品を読んでこんな青春を送りたいって思えて...
素晴らしい作品に出会えたなと思いました!
今回は新人俳優と漫画家のお話です。
特撮ヒーローな攻様のファンだった受様が
自作のドラマ主演として攻様と出会い恋人になるまでと
攻視点の後日談短編を収録。
受様は少女漫画家デビューして10年
必死に描いてきますが、スランプで何も描けなくなり
1人暮らしの部屋で死を覚悟して倒れていた時
受様を励ます声が聞こえてきました。
1人でよく頑張ったね。もう大丈夫!
キミの平和はオレが守る! 情熱の赤、シャイニーレッド!
それは特撮ヒーロー番組で主演を務める
攻様の台詞でしたが受様の世界を変える言葉でもありました。
以降の受様は攻様に思いっきりハマって元気をもらい
仕事も絶好調になりますが最終回を迎えて落ち込んでいると
前からオファーがあった漫画のドラマ化が正式に決まり
なんと主役が攻様だと連絡を受けるのです!!
撮影が始まると現場見学の話が上がり
眼鏡を外してコンタクトにして
美容院で見目好く整えらさせられた受様に
女性担当編集者は「結構イケてる」と言われますが
ここ数日の受様は情緒が乱れすぎて悶々状態で
実態は疲れ切っているだけなのです(笑)
その日の撮影は学校での屋外撮影で
それらしい一団の中にいた攻様が一発でわかりますが
なんと受様に気づいた攻様が走り寄ってきて
「先生って男性なんですか!?」「まじヤバい」と
言われてしまうのです!!
ある理由で「ヤバい」が禁句な受様季
攻様をがっかりさせたと落ち込みますが・・・
雑誌連載作をまとめての書籍化で
少女漫画家の受様と受様原作ドラマの主演になる攻様の
ラブコメディです♪
受様は昔
少女漫画を描いているのを見た男友達に
「ヤバっ」と言われてトラウマになっていたのですが
攻様は単に驚きの大きさを現しただけらしく
受様が男性作家さんでこんなに素敵な人で
驚きすぎて失礼な態度をとってしまったと告げられ
受様のドキドキは止まりません。
そんな素敵な攻様に
「かっいい主役がオレなんかでイイのかと不安しかない」
「先生から直にキャラクターについて聞きたい」と
キャラクターを掴む相談に乗って欲しいと
笑顔のおねだりされて嫌とは言えません。
実は攻様は攻様の漫画のファンでもあって
悩みを解決しつつ、受様にアピールをするのですが
自分に自身の無いのは攻様以上な受様なので
攻様の気持ちは届かず微妙なすれ違いになっていますが
読者の目には両片思いなのはバレバレで
安心してドキドキ&ハラハラさせて頂きました (^-^)/
どちらも相手が推しなので
自分がダメだと思っていても相手に激励されて
元気100倍な展開が可愛くて良かったです♡
夜さわの先生のデビュー作でしょうか?はじめて読む先生です。
たまたまツイッターで流れてきた1話の試し読みを読んで「好き!めっちゃいい」と思ったので購入しました。
少女漫画家・初音りんこと柴山稔とヒーロー番組の若手主演俳優・深町悠人が、稔の漫画が実写化することになります。実は稔はその漫画の主人公に悠人をモデルにするほどの大ファン。悠人も原作を読んで漫画の大ファンになっていたという、互いに推して推されている状態です。
実はふたりともゲイで、両片想いなんです。
悠人に「ゲイだから女性との恋愛にピンとこないので、先生から直にキャラクターについて聞きたい」と言われて互いの部屋を行き来したり個人的に会う時間が増える中、悠人はガンガン距離を詰めようとしてきます。
でも男なのに少女漫画を描いている自分に自信がなく、コミ症の稔には、悠人のアプローチに鈍い反応しかできません。学生時代に辛い思いをしたこともあるし、キラキラ芸能人(しかも推し)が自分を好きになるわけないという思いも、年下のアイドル俳優のことを思えばこそ、距離を置きたいという気持ちもわかります。
それでも落ち込んでいる悠人を誠実な言葉で慰めたり褒めたりして、稔のよさがよくわかります。またその逆にネガティブなことを言う稔に対して真っすぐに見つめながら、心から褒める悠人の言葉も稔の心に響きます。タイトル通りに互いに推し合って恋している感じがすごく伝わってきます。
ふたりの想い、過去の辛かったことやがんばったことなども丁寧に描かれていて、悠人も稔のとても好青年になっています。恋愛やセックスにページを割いていないので、ふたりの仕事の様子や変わっていく感じがよく描かれています。それでも「あっという間にくっついた」とか「無理やり話をまとめた」という感じはまったくありません。ふたりとも最後には一皮むけて、一緒になることによって強くなり成長していきます。
キスシーンは何度もありますが、絡みのシーンはありません。やったな、と匂わせる程度です。また、嫌な人だ誰もいない安心して読める作品になっています。
絵柄も綺麗で読みやすく、かわいくてキュンとさせてくれる内容の中で時々クスっと笑わせてくれるこの作品。夜さわの先生のこれからの作品にも期待しています!
あなたが推しで、僕も推されてる!?
お互いが推し同士の二人のほのぼのテイストなラブコメでした♪
漫画家・初音りんこと柴山稔は特撮ヒーローの深町悠人の強火ファン。
スランプ中の頃に彼に出逢ったことで救われ、以来熱烈推し活中。
けれど、ある日、稔の作品が決まり、その主演に悠人が抜擢されてしまい…!
推しが自作品に出演という大事件に喜びよりも動揺が勝ってしまう稔。
そんな中訪れた撮影現場の見学で夢にまで見た悠人とご対面!
悠人の圧に陰キャっぷりを炸裂させてしまう稔でしたが、
そんな稔の様子なんてお構いなしにぐいぐい距離を縮めてくる悠人。
なんだこの距離バグっぷりはと思ったら、
なんと悠人もまた稔のファンだったのです!
その上、自分がゲイであるとカミングアウトまでしてきて…。
お互いがお互いのファン同士で、さらにゲイ同士。
既にラブへの布石は十分すぎるくらいに打たれ、両想いの準備も万端。
悠人の猛アピールで気持ちなど伝えられずとももうダダ漏れだし、
あとは稔がYesと答えるだけで二人はハッピーエンドを迎える…
はずなのに、稔のネガティブ思考が大暴走!
念願の“両想い”はすぐそこなのに、推しへの愛と恋心の間で葛藤する稔と
フラれても諦めるどころか「恋人になってくれないと頑張れないかも」と
押しの手を一切緩めることの悠人のやりとりが面白かったです♪
悠人への恋心を拗らせ、じれったさに悶絶させられっぱなしな稔でしたが、
「推しに認知されたくないファン」の思考など、共感できる部分も。
稔にとっては他人が自分を好きになることですらファンタジーなのに、
よりにもよって推しから溺愛されてしまうなんて…
そりゃ受け入れ難い現実ですよね(奇跡的な意味で)
一方、そんな稔を年季の入った強火ファンとして慕っていた悠人。
けれど、そのファン感情が恋愛感情に変わるのはあっという間で、
そのきっかけが「初めて会った時めちゃくちゃタイプだった」
というのはやや軽めに感じてしまいました。
ただ、その後のフラれても受け容れられなくてもめげない健気さや
ネガティブな稔に惜しみなく愛を注ぎ支えて続けるひたむきさなど
まっすぐな愛情表現によって好感度はじわじわと上がってゆきました。
最後は悠人の一途な愛に稔が折れる形でようやく正真正銘の恋人同士に。
お付き合い後は一応初エッチまで進んでいる二人ですが、
直接的な描写はなくドサチュンスタイルで描かれていました。
夜さわの先生、今回がはじめましての作家様でしたが、
柔らかな絵柄と同様に読み心地もソフトな印象で、
BL初心者様やライトBLがお好きな方に推したい1冊です。
初めましての作者さんでしたが、設定が好きかも!と手が伸びてしまいました。
お互いが推し同士の素敵なお話。
少女マンガ家の初音りんこと柴山は、スランプ中に偶然見た日曜朝の戦隊ヒーローモノでシャイニーレッドこと深町悠人くんという推しに出逢ってしまって世界が一変。推し活に励みつつ連載作「メガネ越しの恋」も絶好調!なんとドラマ化の話が持ち上がり、主演俳優がなんと推しの深町悠人くんに!
なんて夢のような展開!
しかも、撮影現場見学に伺ったら悠人くん人懐っこくてグイグイ絡んでくるの。
役作りの参考にしたいからと相談にのってほしい、役の心情をしりたいとプライベートでもやり取りするようになるんよ。
しかも、悠人くんってば距離感が近い!肩が触れたり至近距離で話したり。顔のいい推しにこんな事されたらドキドキしてまうやろー。
恋愛に奥手で自分に自信がない初音先生、悠人くんに押されっぱなしってわけでもないんよ。
悠人くん、一見順風満帆な俳優生活なのかと思いきやスカウトされて芸能界入り、流されて今の立ち位置にいるけど、中途半端な自分がこの場に居ていいのかと悩んじゃってんの。
そんな悠人くんを心から励ます初音先生がとってもいい顔してる。だって、スランプの自分を救ってくれたのはシャイニーレッドの悠人くんだったんだもの。悠人くんのキラキラ感に癒されてたんだもん。
その想いを伝えた瞬間感激して思わず抱きしめてしまった悠人くんの気持ちもわかる〜。頑張る気力出るよね。
このお互いにリスペクト出来る関係性ができた時にペンネーム初音りん先生から本名の柴山稔として接するようになるんだー。
それまでは、[初音先生][深町君]呼びだったのが、[稔さん][悠人君]呼びになってより親密に。
悠人君、イケメンでそこそこモテてきたんだろなー、めっちゃドキドキさせんの上手いんよ。
私が稔だったら心臓がもたないししんどいわ。
とにかく、自分の作品に推しが主演。それきっかけで仲良くなる。実は俳優側も先生の描く少女マンガ作品の大ファンで自分が実写化の主役で尚且つ先生が男性で好みのタイプだったからお互いが両思い過ぎる関係で超絶ハッピーWin-Winなのです。
読後感が多幸感で溢れました。
即おススメしちゃいました。
みんな読んでくれ、幸せな気持ちになれるよ。
電子で購入
修正がいらない描写。