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インソムニアは楽園の夢を見る

insomnia ha rakuen no yume wo miru

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表題作インソムニアは楽園の夢を見る

廣瀬 絽伊(ロイ)
21歳、新人ファッションモデル
香崎 碧(Arte(アルテ))
23歳、世界的スーパーモデル

その他の収録作品

  • ミューズはスーパーノヴァに白旗を掲げる
  • あとがき

あらすじ

新人モデルの絽伊(ろい)は、事務所の先輩で世界的スーパーモデルのArte(アルテ)と撮影することになるが、二日酔いで遅刻をしてしまう。その原因はトラウマによる不眠症と夜遊びだった。絽伊はArteの美貌に見惚れるも、完璧主義な彼に「すげえ嫌い」と言われてしまう。しかしその後、社長命令でArteとペアで売り出されることになった絽伊。徐々に人気が出るが、寝不足とArteの冷たい態度に怒りが制御出来ず、彼を押し倒してしまい…!?

作品情報

作品名
インソムニアは楽園の夢を見る
著者
野良風 
イラスト
ひゅら光希 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
ISBN
9784778136666
4.3

(24)

(16)

萌々

(3)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
104
評価数
24
平均
4.3 / 5
神率
66.7%

レビュー投稿数7

クズ攻めの成長

夜な夜な遊び歩き、大事な仕事もラブホで寝過ごして遅刻する。キスマーク付けてるわ、二日酔いで酒臭いわ…と、モデルとしてのプロ意識の欠片もない冒頭の攻め。

世界的トップモデルの受けに出会い、嫌われつつも、仕事のために同居して、徐々に心を通わせていくストーリーです。

クズ攻めがプロ意識の高い受けに感化されて、少しずつ意識が変わっていく。
攻めの仕事面での成長と、それに伴いワンコ化してくる受けへの愛情が、攻め視点でこれでもかと丁寧に綴られていました!
不眠症の攻めを受けが添い寝で癒していくのも良かった。

ただ、受けはどんな人なのか少し伝わりづらかったかな?プロ意識が高くワーカホリックで謎めいたキャラ付けしてて…とモデルとしては分かるけど、素の受けが薄味だったような印象でした。

清廉潔白で、攻めを導くお兄さん的な所より、もう少し彼の人間味のあるキャラを見たかったような気がします。例えば、攻めを嫌いと言うならもっと徹底的に嫌うとか。
攻めが濃いから尚更。

キャラクターにハマりきれなかったせいか、読み進めるのに少し時間かかりましたが…全体的に面白さもあるし、綺麗にまとまっていたと思います。

0

攻め視線の逆シンデレラストーリー

初読みの作家様
攻め視線の小説ということ自体が、まず珍しく
満足度が高かった。
キャラクターの持つ背景、展開、意外性を含関係性を文庫1冊の濃度で読むには充分満足できるクオリティーの1冊だったと思う!

いわゆるクズで傲慢であったはずな攻めが受けに出会い
自分を見つめ直し生まれ変わろうともがき
受けに選ばれる
逆シンデレラストーリーとも言えるかもしれない

受けの存在とその背景にも、周囲特に攻めとの関係性の持ち方に説得力があり
しかもありきたりのそれではなく、でも気を衒いすぎていないところも良かった!

1

何もかもが極致にある人に憧れて

今回は新人モデルと世界的スーパーモデルのお話です。

金のためにモデルをする攻様が真摯にモデルに対する受様と
出会いで生き方を変えるまでと受視点の番外編を収録。

攻様は1年前まで定職に就かず
バイトで遊び仲間の家を転々とする暮らしでしたが
家具付き住居の格安提供につられて
モデル事務所に入ります。

攻様にとって金を稼ぐ手段のモデル業は
マネージャーの営業努力でに仕事は入ますが

攻様の価値はモデルも日払いバイトも大して違いはなく
昨夜も不眠症対策でひっかけた女子と過ごして
今日の撮影に遅刻が確定します。

今日の撮影は同じ事務所の先輩モデルで
国内メンズモデルのトップを独走する受様との
ペア撮影です。

元々相手役に決まっていたモデルが事故で入院し
急遽代役に選ばれたのに
初対面で初共演の日に寝坊して遅刻なんて
クビを言い渡されて仕方ないのに

できるマネージャーは体調不良と言い訳済みで
気合を入れていこうと励まされますが
攻様にはそれほどの気概はありませんでした。

今回の撮影テーマは
「キッチュスタイル・低俗で悪趣味で魅力的」ですが
攻様はただ用意された服を着て
カメラマンの指示に従うのみです。

「口説くな」と念押しされて対面した受様は
圧倒的な美しさで生きる芸術と呼ばれる意味に
初めて納得します。

ペア撮りに入り
受様の見事なプロポーションに気を取られていた
攻様は受様の囁きで全てがバレている事を知るも
女の子を口説くテクニックで首を傾げて見せ

カメラマンには好評ながら受様には
氷のような視線を向けられ「お前見たいの、すげぇ嫌い」
と言われてしまうのです。

しかしながら2人の絡みは雑誌の前告知のSNSで大バズりし
攻様は当面は受様と組んで仕事をする事と
来年の東京コレクションへの出演を命じられるのです!!
果たして攻様は受様に見合うモデルになれるのか!?

小説ショコラ新人賞受賞作を加筆修正しての書籍化で
何もかも正反対な攻様と受様の恋物語になります♪

受様はスペイン語で芸術を意味する
Arteというモデルネーム以外年齢や国籍も非公開で
その名前だけで十分完結する存在と言われています。

攻様はそんな受様に見劣りしない華と雰囲気を
持っているという事なのでしょうが
気概もない新人モデルがどうしたらスーパーモデルと
遜色なくなれるのかちょっと疑問でしたが

攻様事情があけすけに描かれ
誰にも愛されない石ころだった攻様が
受様に憧れ、真摯に学び、前を向いていくことで
モデルとしてはもちろん、人としても成長していく過程が
丁寧に描かれていて楽しく読ませて頂きました。

モデルとしてはるか先にいる相手であり
その美しさ故に危険な目にも合っている相手であり
攻様は受様の心そのものを守ろうとする様や
受様がすんなり絆していく感じは
2人の初対面の最悪さからは予想もできない展開でしたが

大型ワンコ×クールビューティなカプが大好きなので
終着点はMyツボ激押しでした (^-^)/

1

2人の雑誌が欲しいし配信も見たい…!

あらすじは他の方が書かれてるので、純粋な感想を。
とにかくまず、キャラクターがとても良かった!
体格良くて男らしいのに中身が可愛い攻め・絽伊と、美人すぎるほど美人なのに強くかっこいい受け・碧、大型わんこ×美人好きなら間違いないです。
恋愛パートはもちろん、絽伊の成長(成功?)のお仕事パートもすごく楽しかった!キャラ達の会話もテンポ良くて、自然な感じなのも良かったな。
しっかり波乱も盛り上がりもあって、最後すべてが幸せに落ちつくストーリーは本当にお見事!
絽伊のショーでの自分は自分の宝物って台詞、うるっときた。
読後感良すぎるから、何回も読み返すと思います。

0

焦がれる攻め、良いですね!緊張と緩和が効果的。

あらすじからイメージしたのと違う印象でした。

珍しい攻め視点。無気力ドン底ダサ野郎から這い上がり恋をして努力を覚えて。
心や生活が潤ってくのが良かったです〜。

トラウマでやる気も自己評価も低く不眠症のロイ。彼が世界的なモデルで同じ事務所のアルテと出会って…。

ロイの愛されなかった自分の欠落感を、アルテに影響を受けて自分を磨くことでアルテに並びたい気持ちで、アルテに焦がれる足掻くロイがとっても読み応えがありました。
アルテを諦めることを諦める。
どんだけ好きなんだよ〜(泣)

アルテが素直な性格で懐に入ると優しくてこちらも嬉しい予想外でした。

ロイ視点での絶望的な緊張感と、両想いがわかってからの緩和?二人の甘々幸せぶりとアルテこと碧の内面がわかるところが対照的でとっても効いてました!

は〜良かった。二人の関係がすごく良いです!焦がれる攻めとそれを可愛いと思う受け。久しぶりに良い攻め視点作品を読んで満足です。

途中で、ロイ、早く自分でティーバッグを買いに行くんだ!とツッコミました。

2

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