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俺はお前の愛で痛い

ore ha omae no ai de itai

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表題作俺はお前の愛で痛い

義一(ギーチ)
ヤクザの用心棒
ユイ(高良結人)
ゲイ向け風俗店で働くウリ専ボーイ

あらすじ

【最恐番犬が、溺愛攻になるまで】
俺様用心棒 × 強気な崖っぷちデリヘルボーイ
愛に飢えたはぐれ者同士の裏社会BL

指名が取れなきゃ、クビ――!?

崖っぷちのデリヘルボーイ・ユイ。
今日こそ最高の接客を、と気合を入れて迎えた相手は、
“鶴美組の番犬”と噂される、
刺青のコワモテ男・ギーチだった。

ペースを握るはずが、ギーチに翻弄され
触れられるたびに疼く身体に、
惑いと快感が入り混じっていく…。

けれど、終わった直後――
ギーチの無遠慮な態度に、ユイはブチギレ寸前!

「あんたみたいな奴、いくら金積まれたってお断りだ!!」

二度と会うかと思ってたのに
妙に気になるし、なぜか再会してしまうし、
…しかもあの男――時々、やたら優しい。

“番犬”と恐れられた男が、誰よりも甘くなるとき…
最悪の出会いは、やがて 痛みさえ愛おしい恋に変わる。

作品情報

作品名
俺はお前の愛で痛い
著者
南あらた 
媒体
漫画(コミック)
出版社
シュークリーム
レーベル
from RED COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784910526898

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2

4.5

(183)

(124)

萌々

(46)

(7)

中立

(4)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
31
得点
829
評価数
183
平均
4.5 / 5
神率
67.8%

レビュー投稿数31

極上の質の高さに敬服

極上!
お初の先生の作品ですが、商業処女作とは思えぬほど、完成度が高く、絵、ストリー共に文句のつけようの無いほど素晴らしい作品でした。最近の作家さんは本当に新人さんでもクオリティーが高いですね。こう言ってはなんですが、昔はかなり絵が下手でも、作品を重ねていくうちに絵の成長が見られ、勝手に作家さんを育てているように錯覚しながら新人さんを推してきましたが、今作の南あらた先生はもう絵が美しいし、完璧です。今後も益々絵に磨きがかかるとは思いますが、もうすでに、先生の次作が待ち遠しいです。

2

自分の居場所、帰る場所

二人の生い立ちや境遇が痛々しく(デリヘルで暴力を受けたり敵対ヤクザに痛めつけられるシーンがあります)読みながら何とも言えないやるせなさに胸がちくちくしていました。ずっと求めていた、帰る場所を見つけたギーチとユイにはどうかこれからは傷つくことがありませんようにと願わずにはいられませんでした。
そして、同じようにギーチを求め続けた坊っちゃんが切なくて…みんなみんな傷ついて、大切な人にそばにいて欲しくて。そんな人と一緒にいられるのは奇跡のようなもので。坊っちゃんにもこれからそんな相手が現れたらいいななんて思いました。
そして南あらた先生の作画がすごく好み!表紙ももちろんだけどギーチの立ち姿の美しいこと…!惚れ惚れしてしまう( ´-`)
先生の次回作にも期待したいです。

2

絵が素敵!

表紙に惹かれ購入しました。

大正解!
攻め、かっこよし!!
受け、かわゆい!!そして強気なのもいいです。
刺青のある人物も好物なので、さらに良きお話。

受け、攻めともに過去を背負っているのですが、重すぎず読み進めることができました。


1巻に収めてしまうのがもったいないくらいのストーリです。
次回作では是非、数巻続く作品を望んでます!

初コミックとのことですが、BLがってことよね?
うますぎ!!

2

予想外に純愛

綺麗な絵に濃ゆいストーリーで、読み応えありました…!

デリヘルボーイのユイはある日、
その狂犬ぶりで有名なヤクザの用心棒・ギイチから指名され…。

二人の出会いではユイを乱暴に抱くわ俺様野郎だわで
第一印象があまりよろしくなかったギイチではありましたが、
意外にも気の強く自分に噛みついてくる怖いもの知らずなユイに
あっさりと嵌り無自覚に痛客化してまったり、見かけによらずな
チョロさが可愛く思えてしまいました。

その後も客から暴力を振るわれるユイの身体の怪我を目にするたびに
気にかけてくれたり、ユイを独占するために予約枠を全部埋めてしまったり、
予想外に優しかったり、ぶっきらぼうと見せかけて天然で甘さを
見せてくるギイチのギャップに胸を撃ち抜かれてしまいました。

一方のユイはその明るさに反し家族を早くに失くしひとりぼっちで、
生きるためにデリヘルボーイとしてひたむきに頑張る姿に心打たれる
ものがありました。
ただ、そんな本人の頑張りとは裏腹にウリ専としては売れっ子ではなく、
それゆえに客の当たりも悪く暴力を振るわれ、痛々しさが辛かった…。
だからこそ、ギチイと出会えたのはユイにとっての唯一の救いでした。
出会いこそ最悪だったけれど、少しずつ惹かれ合い純愛になってゆく
二人の恋にぐっときてしまいました。

2

破られた約束の切なさと守られた約束の温かさ

南あらた先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。

個人的、各項目5段階で
しんみり 3
血表現 2
エロ 2
強気 2
溺愛 2
な感じだと思います。

ギーチさん×ユイくんのカプです。

出会いこそ「あ?誰や自分」とか「しつこいな。殺すぞ」とかなり物騒な発言をするギーチさんですが、少しずつユイくんに興味を抱いていくギーチさん。ユイくんもギーチさんに最悪な印象を抱いていたけど、ギーチさんが意外とよく笑う一面などを知り、徐々に気になる存在になっていきます。

帯に「最恐番犬が溺愛攻になるまで」と書かれていますが、お互いに惹かれ合って、一緒にいよう、どこにもいかない、と2人が想いを告げる描写が物語りの前半であるので、意外と早く結ばれるんだな、と思いました。しかしそこは、周りの脇役キャラの画策により一波乱あるので、ギーチさんとユイくんがちゃんと恋人同士になるのは、それを乗り越えてのお楽しみですね。

そんな人波乱を引き起こす、鶴美組の坊ちゃんである修さん。ギーチさんに対しての想いが少し歪んでいるけど、確かな想いがあって、ギーチさんとユイくんの仲を引き裂こうとしますが、最後にギーチさんとの約束が破られてしまった時の涙や心境を思うと、何だか憎めない人になりました。

用心棒であるギーチさんなので、喧嘩のシーンは序の口で、刺されたり、指を詰めようとする血表現がありますので、苦手な人は用心してください。

悲しかったり、切なかったり、寂しかったり、ギーチさんもユイくんもしんみりする過去があったりしますが、お互いの存在や言動に心が動かされる描写に、読んでいてじんわり心が温まるので、是非とも読んでほしいです。

2

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