ぱるりろん![]()
東京で慈英と照映が酒を酌み交わす、ある日の夜のお話。
本編がずっと臣視点で、慈英側の状況が明らかではなかったので(想像は可能)、御褒美のようなまさに特典といったところです。
内容は、本編2本目の「彼らの周辺で起きていたさまざまな事柄」の中に混ざっていてもおかしくないような小品ですが、主役の一人である慈英視点というところで特別感があります。
全然長野に帰ってこられなかった状況や、当初の慈英の思惑も詳らかになり、本編が少し厚みを増した感じです。本当は彼が誰よりも臣のそばに居たいはずなので、一番ストレスフルなのかも知れません。ということに思い至った作品でした。
冗談で言っていたトークショーがもしも開かれたら倍率すごそうですね。
本品は『ゆるやかな夜に戻る』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。
本編幕間、帰国後の慈英の小話です。
10年ぶりに帰国した慈英の当初の思惑では
日本に戻ったらしばらくはのんびりと
休養期間をとって臣とゆっくりと甘やかし
今後のことを話し合うつもりでしたが
現実の慈英は東京で過ごしています。
帰国をするにあたり
慈英としては米国でやれる事は
概ねやり切ったと思っていましたが
エージェントであるアインとしては
色々納得いかない撤退であったらしく
結果せめてもの凱旋を押し出すとばかりに
日本での美術館やギャラリー個展、持ち込み企画
国際展への出展が怒涛のように決まっていき
その間に秀島照瑛とのコラボレーション展も
確定します。
この日は打ち合わせ第一弾として
ヨーロッパ在住のアインはビデオ通話で
尾崎画廊オーナーと担当の朱斗も加わり
最初の打ち合わせが持たれ
一仕事終えた後には照瑛の会社近くにある
こじんまりとした飲み屋に
連れられて行きます。
照瑛は仕事の話をしつつ
慈英の近況を聞く事になりますが・・・
A5サイズカラー表紙(カバー同イラスト)2段組12頁の
大ボリュームで東京に留め置かれる慈英のお話です。
2人の仕事となるコラボレーション展の話で
照瑛は慈英が営業活動もするようになった事や
照瑛の恋人である未紘から挿画を引き受けた事など
以前の慈英とは変わった点などを指摘されていて
本編の臣視点では見え難かった慈英の変化が
より伝割ってくる番外編で読めて楽しかったです。
