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最初、綺麗なんだけど、受けの男の子の唇がぷっくりツヤツヤし過ぎてるのとか。その媚びた目つきに慣れなくて。けど、慣れてしまえばなんて事はない、その耽美と言ってもいい、美少年の世界に浸れます。儚げに楚々としながらもド淫乱な美少年たち。そのいやらしく見上げる媚び媚びな目線の先には華やかな男前たち。そしてまぁ、エッロエロです。
半分が人外ものファンタジーというのも、この絵と世界観にピッタリ。シチュエーション・プレイ、と見えなくも。
一番とっつきにくいと思ってて、再読してみれば、一番耽美と言えるのがその名も「Paradisso」。なんと天使を巡る愛の物語。空中エチシーン⁈人間と天使のハーフ、キエラのエロスにヤラレ中の夫候補たちが、いずれもロシア名なのにも意味があるのか。全員男前でヨーロピアンの様な軍服の様な出で立ちで、5Pとなって戯れる。その美しくもエロい様ったら‼︎そんな彼らがキエラを抱く順番をジャンケンで決めたと言う。そこここにコメディ要素が仕掛けられていて、ただ綺麗なだけでも、ただエロいだけでも無いのだ。
一番好きで可愛いのはやっぱり、表題作の「春恋さくら」。鬼桜丸が精霊なのに、激マブの鈴くんに「変なコスプレの人」だと思われている…気の毒さ。イケメンな横顔で、「あやつの尻を犯したい…。」と、むらむらむらむらしている鬼桜丸が可笑しい。想い繋がった初めてのエチはなんと⁈ 鬼桜丸のホーム、とも言える桜の木の上。
フェティッシュ心を煽られる「薫風端午」も可愛いです。一寸法師的な超ミニサイズの端午童子なる美少年をつつきまわし、筆でなぶり、舌で舐めたらまぁ!大変。高校生の鬼桜の性癖の扉を開くことに!
その他、狼男とセックスするには?な、「スィートドッグフード」。その顔にそぐわない、関西弁の3P「すきやねん!」を収録。色んな角度からエロくてちょっとフェティッシュな、麗しい短編集となっています。美形と美形を愛でたい時に、心に潤いが欲しい時に、ぜひものです。
『ROMEO』にハマった貴方へ。新刊の『ROMEO』が設定もキャラもあまりにも好みで、そういえば半獣人のお話が他にもあったなぁと思い出したのがこの『春恋さくら』です。
6つのお話の短編集。やけに男前な桜の精霊×隣家の激マブ息子の『春恋さくら』。神社の跡取り息子×手のひらサイズの柏餅から出てきた端午童子の『薫風端午』。4人のイケメン天使×祖父の遺言で母が男でしかも天使だと聞かされた美少年の『paradisso』。狼男×幼なじみの『スウィートドッグフード』。ヤクザの一人息子×世話役の二人の『すきやねん!』と『したいねん!』。バラエティーに富んだ、そして内容もぶっ飛んだ作品集です。
・『春恋さくら』と『薫風端午』はどちらも精霊なんですが、大きいイケメンと小さくて人形みたいな可愛い子が対照的で楽しめます。エロありきな話なので、特筆する展開はなく、あじあ先生の綺麗な絵柄を楽しむ作品です。
・『paradisso』
5P????ひえ~~~っと思ったけれど、耽美な絵柄のおかげで下品にならず楽しめました。「順番はじゃんけんで決めただろ」などの現実的な台詞もあり、耽美を貫かないところもいつものあじあワールドです。生まれた子供がめっちゃ可愛いかったヾ(≧∇≦)ノ"
・『スウィートドッグフード』
こちらが半獣人の狼男のお話です。ちょっと『ROMEO』を彷彿とさせますよ!爽爾と藍廉、どちらもめちゃくちゃいい男で、最後までがっつり男同士って感じが最高です。狼男の爽爾が性欲と食欲が同時に発動してしまうので、最後まで出来ないんですよ。いいところで藍廉をガブっと食べたくなり獣化してしまうんです。そこで狼人間と結婚した父親のアドバイスを受けて、鶏肉を携えて藍廉の部屋に行くのですが…。
エロ~~~~いっ!口移しで食べながらのSEXがエロいです\(//∇//)。しかも食べ残しの骨を…。骨を…あんなところにΣ(゚д゚;) いや~~~初めて見ましたね。こんなH。さすがあじあ先生ですわ。これだけなら神を付けたい勢いですよ。
・『すきやねん!』『したいねん!』
こちらも好きでした。男前な美少年がそのまま美青年に育って、舎弟の二人を無垢な振りして頂いてしまう誘い受けなのですが、リバの続きが期待できる展開に◎です!
可愛い絵柄にも定評のあるあじあ先生ですが、『スウィートドッグフード』の美しい男同士というのが大好きだったので、この感じで長編が読みたいなぁと常々思っていました。だから新刊の『ROMEO』は待ちかねていた作品なのです。評価がうなぎ昇りなのを見て、仲間が沢山いた~っと嬉しくなってしまいました。
ファンタジー色が強い短編集です。モチロンあじあさんが描かれるので、ラブもエロも特盛になってます。その中でもお気に入りなのは、『薫風端午』と『パラデイッソ』と『すきやねん』の3つです。
『薫風端午』
柏餅から出てきた小人サイズの端午童子が可愛すぎて悶えます。思わず筆でイタズラしちゃうのも納得できます。精子を飲んで身体が大きくなるなんて、一寸法師も真っ青です(笑)
『パラデイッソ』
天使たちの5Pに萌えまくります。キーラと天使たちの子供のヒナたちも可愛いし、天使4人がキーラに頭が上がらない様子には笑えます。
『すきやねん』
純情な顔して、男前で誘い受けな乙にやられます。賀陽と飛陽の、乙への溺愛振りにも萌えます。いつかは、この二人を抱こうと思って、体力づくり(自分の愛を腹一杯食べさせるため)に励む乙の生粋のカッコ良さにキュンキュンきます。
もちろん、他の短編でも、あじあワールドを堪能できて楽しめます。
『春恋さくら』
桜の精×甘味屋の激マブ息子。
わざわざ人外の設定にしたことは少し謎ですが(アンソロの企画だったのかしら?)、安定の可愛さとバカさとエロさ加減。
『薫風端午』
上記の作品と舞台は一緒。
桜の精が宿っていた神社の息子とちびっこい精霊のお話。
手乗りサイズの男の子を辱めるとか……しかもハケプレイ。
そして精液を飲んで体が人間サイズになる精霊。何その美味しい展開……
あじあさんの安定の美麗アナ描写が見られます。
『paradisso』
この作品4,5年くらい前にアンソロで読んでました。
当時は腐りかけで純愛思考だったので(笑)、ぶっ飛び展開とか5Pとか楽しんで読めなかったのですが、今読んでみると楽しい楽しい。
こういう気楽なBLもいいものです。だがしかし、設定はかなり凝っている(笑)
『スウィートドッグフード』
たまに出てくるガタイのいい美人受け。鼻血ものです。
性欲と食欲が同時に飛び出す狼男の攻めがケモノすぎてまじイケメン!!!
まさしく貪るようなSEXですよね!!!
ごちそうさまです!!!!(吐血)
『すきやねん!』『したいねん!』
大阪人としては少しばかり違和感のある方言……
しかしそんなことなど気にならないストーリー展開。
純真無垢受けだと思った金髪美人ちゃんがまさかの淫乱という素敵ギャップ!!!!
しかも性格は男らしいとかどんだけ!!
将来的にはおっさんと兄ちゃんが3人で入れたり入れられたりまぐわり混じりあってるんだろうなぁ……
見たい……
今回も不思議なお話で楽しめました!!
お気に入りは「paradisso」に「すきやねん!」
●paradisso●
天使なお話。
じーちゃんが死ぬ間際に爆弾発言!!
「お前の母親はぶっちゃけ天使(実は男)」
最初は信じてなかったのですが、お迎えが来た。
気がつけば「天国の谷」という場所で自分の夫となる天使4人が待っていて
(みんな超男前揃い!!)
そこで母親の言葉を思い出し、恋が始まる(何のこっちゃ(^^;)
でもそこはファンタジー!!
4人の旦那さんと交わって、即効に卵を産んじゃうんですけどね(笑)
可愛い天使が生まれてメデタシです。
●すきやねん●
自分の代でヤクザ家業は終わりと、1人息子と2人の舎弟を残して亡くなった
そこから3人の暮らしが始まるのですが、1人息子が見かけ(可愛らしい)によらず男前
2人の舎弟はボンにメロメロですわ。
手を出したいのに、うだうだしてたら、「好きや!ゆーて押し倒さんかい!」って台詞!!
はい、3人の幸せな日々が続いていくのでした。
ですがその1人息子にも大きな夢が!!
「男やったら好きな奴抱きたい思うんは当然の権利や。抱かせ。」
2人を抱く気満々です(笑)
最後にガタイが良くなったイラストありましたが、いい感じですvv