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受けが攻めに捕らえられて、凌辱の末、未知の快感を教え込まれる、バーバラ先生のいつものパターン(好き)。
「ひどい男」がテーマということで、先生の他の作品だったら「どんなにひどいことしても、実はずっと好きだったとかいうオチなんだろうなー」と、内心ニヤニヤしながら読めるところ、これはそうはならなかった。
多分、受けがまだ高校生で、割と本気で嫌がってるように見えたのが駄目だったのかな…。
攻めが甘くなってくるのは、全体の7割くらいに入ってからだし、中盤で受けが助けを求めた担任に、(受けから手を引かせるためとは言え)攻めがフェ⭕させたのも軽く地雷だった。
不器用な攻めの分かりにくい優しさはチラチラ見えるものの、なかなか受けには伝わらず。攻めはなかなか自分の想いに気づかなかったのかもしれないけど、7割が無理矢理系なのは正直キツイ。相手はまだ高校生なんだし、もう少し早く、優しくしてあげてほしかったかも。
クライマックスにかけては、そんな攻めもちゃんと愛情表現をするようになり、そこからは普通に可愛く見えてくる。
こういう攻めが、受けのピンチには冷静さを失ってしまうのが好きだなー。終わり方は緊張感もあり、なかなか萌えでした。
なんかもう、私の場合は萌えというよりは、ただひたすらに辛かった。
全体の3/5くらいは、ずっと真俊が辛いばっかりで……
絶望を感じながらも、母と妹のために孤軍奮闘するその心理状態が辛い……
テーマが「ひどい男」だったそうなのですが、
ホント、酷い!
そして真俊がたった一人で、絶望的状況で頑張ってる><
負けまい負けまいと意地を張る様子が、可哀想で胸が痛い。
ダメ親父に酷いヤクザ、更にもっとダメな教師の三重苦!
いくらテーマが「ひどい男」でも、
もう少し奥浦がデレてるところみせてあげてよ!と、
ついバーバラさんにお願いしたくなってしまいましたよ( ; ; )
お話的には、実に上手く纏められているとは思うのですが、
奥浦にしても真俊にしても、前半が酷かった分、
もうちょっと丁寧に好きに気持ちが移行していく過程が描かれていたら
納得できたのかなと。
どうもどちらも「好き」に行き着くのに、唐突感が否めません。
奥浦が最初からメロメロとか、全然わからないから!
最後はこうなるんだろうなとは思いましたが、
あそこまで真俊を壊さなくても……
無垢な高校生に酷い仕打ち。゚(゚´ω`゚)゚。
その辺がどうしてもひっかかりつつも、最後のまとめに救われて、
評価は、中立寄りの辛うじて「萌×1」!
電子書籍だったので、北上さんのカットは無し!
無念。
前の方々のレビューを見ると、
カットがあったらちょっと評価が変わっていたかも⁈
1冊丸ごと表題作です。真俊(受け)の目線で進んでいきます。
真俊は、父親の借金の取立てにヤクザが家に来るのを止めてもらうため、ヤクザの事務所に直談判に行きます。そこで奥浦(攻め)に出会い、舎弟の前で陵辱されます。奥浦に、自分に抱かれるなら借金を帳消しにしてやると言われ、妹を同じような目に合わせたくない真俊は、バイトの後に奥浦の家に通うのですが…という話です。
陵辱、道具、人前プレイ、3Pまがい…と真俊が疲弊して壊れて泣いてしまうまで傲慢な奥浦なのですが、北上先生のイラスト効果か、作者様の筆力の素晴らしさか、行間にどことなく甘いものを感じて、読んでいて辛くなかったです。真俊は知らなかったものの、最初から奥浦が真俊を特別扱いしていたことに萌えました!
真俊は高校生らしく無鉄砲で世間知らずなところもありますが、煙草の火を押し付けられた舎弟を気遣ったり、初対面の相手のために奥浦にフェラをしたりと優しいところが魅力的です。自分で現金だと言いながらも、大好きな子犬を飼うことで立ち直る姿も素直で可愛いです。
当て馬ならともかく、メインの攻めで「ひどい男」はめちゃめちゃ難しい、と書かれていた作者様のあとがきは面白かったですが、普通のサラリーマンが二股かけて捨てる方が酷いと感じる自分には、自分の中ではそれほど奥浦を「ひどい男」には思わなかったです。そういう点では一途でした。
ヤクザ×高校生の年の差カップルがお好きな方にはお勧めです。
ヤクザ×親の借金の為に身体を差し出す高校生という設定。
行方知れずの父親が残していった借金の取り立てを止めてもらいたいと単身で暴力団の事務所に乗り込んだ真俊だが、無情にもヤクザ総括の奥浦に借金を帳消しにする代わりにと陵辱されてしまう。
まだ世間知らずな10代とはいえ、そんな無鉄砲な行動だから酷い目に遭うんだぞ!!と思うが、あまりにも両親が不甲斐ないせいで妹を守る為にそうせざるを得なかった真俊が気の毒に感じる。
エッチシーンのほうは、無理矢理に言う事を聞かせようとしたり彼の担任教師まで巻き込んだりの場面が山場として書かれているが、ヤクザが高校生を無理矢理に、っていう危うさを感じずにやや冷めた目線で読んでしまったなぁ。
本来なら接点のないはずのヤクザと高校生なのだから、二人の間の隔たりってのを読みたかった。
痛めつけられて精神的に限界を超えた真俊を見て、しまった!!と焦ったシーンを含めて、何故真俊が気になったのか、奥浦の心情も更に踏み込んで読めなかったのも残念だ。
奥浦の顔の傷についても、付けられた経緯にさらりと触れているだけであまり意味がない気がして残念だ。
いっそのこと当時裏切った兄貴分と弟分が再登場して揺さぶりをかける、なんて場面があったほうが印象に残ったかも、なんて思ってしまったりした。
終盤では迷惑をかけたままの父親がのこのこ出てきそうになるし、欲に溺れかけた担任教師とはその後の関係を築く気まずさとか突き詰められずに、どうも辻褄合わせっぽい都合の良さで終わった気がしてならなかった。
父が勝手に作った借金を取り立てにくるな!
意気込んでヤクザの事務所に怒鳴り込みに来た真俊。
しかしそんな道理は当然通らず、妹を差し出すか、自分が身体を投げ出すか。
妹には手を出させない。
真俊は自分の身体を投げ出し、毎晩奥浦のもとへ通う。
身体は奪われても、心までは屈しない。
けれど快感に溺れてしまう自分が恐い。
憎い。目の前の男が憎い。
そう思っていたはずなのに、労りを見せてくる奥浦に真俊は戸惑いを覚え、そして───。
奥浦、なかなかの鬼畜っぷり。
味見と称して縛ってバイブ突っ込んでしまいには犯しちゃいました。
店の借金返済を伸ばしてほしけりゃ咥えて飲めって言い出しました。
しかもわざと飲めないように仕向けて約束は無効。
先生の前で痴態さらさせ、なぶらせましたよ。
先生、相手が悪かった。入れさせてくれるって言ったのにね。嘘つき!←え?違う?(笑)
壊してやりたい。
そう思っていたはずなのに、いざ壊れていく真俊を見て、苦々しい気持ちがこみ上げてくる奥浦。
そこから名誉挽回とばかりに奥浦さん、真俊に優しくなっちゃいました。
でも不器用なんですよね。その不器用さがたまらなくかわいいぞー。
ポチを盾に、可愛けりゃ毎日通えだなんて。
なんて不器用な『そばにいろ』の表し方なんでしょうか。
最後らへんはあの冷徹さはどこいったんだと言いたくなるほど、奥浦が甘いです。不器用なんだけど。
束縛しては無関心装ってみたり、帰るのをやたら引き止めたり。
気持ちはたっぷり持てあますほどあるんですね。
つまりは真俊にメロメロってことですか。
しつけは飴と鞭だそうです。
それって奥浦さん、あんたにも言えることですか?笑
しっかし父親がどうしようもなかった。
そんな夫をいつまでも待つ夢見る母。
相思相愛なのは分かったけど、子どもに迷惑や心配ををかけちゃイカン!
そしてやっぱり素敵です、北上さん!
イラストにウットリですよ…。
なぶって楽しそうなのも、苦々しいのも、見守っているのも、ぎゅっと腕をつかんでいるのも、甘いキスも、すべてが萌え。
是非続きが読みたい!
奥浦が転がされてるとこが特に(笑)