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イケメンだらけ!過激Hまみれのエロ★パラダイス!!
神室晶/高緒拾コンビ作品のどエロ系で、最高の傑作です。
というより、もうこの絵柄だけで神っていうくらい、好みなんです。
さて、本作はゲイビデオ会社の制作現場が舞台の連作的な展開になっています。
「イケナイ男」
恋人にHの不満をこぼされ、後学のためにゲイビに出演しようとする涼。
事務所に出向いたその日にもう撮影の手伝いをさせられ、本番の撮影を見てボ○キしたところ、カメラテストがてらちょっと撮っちゃおう!とあれよあれよと男優デビュー。
でもこの事務所、とってもアットホームで、社長の篠、カメラマンのジョシュ(アメリカ人)、人気男優の真人や達哉などなど、みんな優しい。
カメラの前での本番に怖くなったり、今までの自分の自己中なHを省みたり、の涼。
ビデオで初受けも経験し、相手の達哉に恋心を…。
ゲイビ撮影が舞台なので、エロシーンはかなり直接的で回数も多し。でもエロを通しての心情の変化などもしっかりと描かれて読み応えたっぷりです。
「Take Love Easy」
今度は、恋人同士である社長の篠とカメラマンのジョシュの馴れ初め編。
10年以上前、ジョシュが通っていたロスの大学に留学してきた篠。寮?またはシェアメイトとなるが、篠はジョシュのお気に入りのゲイビデオの出演者に激似で…
すれ違いや誤解などがあってギクシャクしつつも、恋人になりますよ、という話。
学生時代のジョシュは、ヒゲもなくスッキリとしたイケメン!
篠は昔も今も色っぽいですね。当時から日本でゲイマーケットを作るという明確なビジネス志向があって人脈を着々と広げたりしています。そして篠は攻めです!
「イケナイ誘惑」
新たなレーベル開拓に向けて戦略を練っている篠社長。
可愛い子に渋い大人の男が組み敷かれるのはどうか、とセクシーなオヤジをスカウトするが、それはアノ「飯島課長」なんです!
さぁ〜どうなる、どうなる⁈
この作品、裏設定的にリバーシブルというか「攻受逆転」のテーマがあるように思います。
「イケナイ男」での涼は、元々攻めだけどゲイビの方では受けの才能?を開花させる。
「Take Love Easy」では、受けたことのなかったジョシュが受けに回り、「イケナイ誘惑」では飯島課長を受けにさせようという設定。
ふむふむ。
ゲイ向けのAV制作会社を舞台に恋と欲望が吹き荒れる…「BL」というよりは「ゲイ」という印象のお話でした。基本的に登場人物が全員ゲイなので話が早く、あっけらかんとしているので読んでいて楽しかったです。
セックスシーンは確かに多いのですが、AVという作品を作る過程のことなので何故かそんなにエロエロという感じはしませんでした。みんなが真剣に撮影しているからでしょうか。攻守が結構ボーダーレスだからでしょうか。絵そのものとプレイはかなりエロいのになぁ…不思議です。
登場人物は多いですが、実際に撮影で絡むのは主人公の涼と、会社の人気男優である達哉と真人の三人です。恋人に「早い」と言われて凹んでいた涼が先輩たちの手で新しい魅力を開花させる様子がとても可愛かったです。
ガチムチ一歩手前の絵が地雷でなければぜひオススメしたい一冊です。
ゲイビデオ業界を描いたお話は沢山ありますが、コミカルな中にもほどよくリアルが垣間見えるストーリーと、細やかな線なのに濃厚に描かれたエロが飛びっきりエロくて、ゲイビには興味がないのに、こんなビデオなら見てみたいと思っちゃいますよ!
・『イケナイ男』
所属している男優たちがそれぞれ良いキャラなんです。涼の初めての撮影相手になる真人と、涼が憧れる事務所きってのイケメンの達哉。勢いでこの業界に飛び込んできた涼が、手馴れた男優たちに愛撫されて初々しい反応を見せるところが見どころです。あまりの可愛いさに、イケメン達哉も夢中になってしまいます。達哉相手に初めて受けて、受けに目覚めてしまった涼ですが、このお話、もし続いたら大変そうです。相思相愛が判明したものの二人とも男優なので、他の人とも絡みますよね。今までみたいに仕事と割り切れるのだろうか…!?
・『Take Love Easy』
事務所の社長、篠とカメラマンのジョシュの出会いの物語。前話↑でゴツイジョシュが実は受けだとわかっていたので、この二人のお話を楽しみにしていました。若かりし頃のジョシュは爽やかじゃないですか(笑)そしてとても繊細です。篠は若い頃からしっかりしていて、見た目の優男ぶりとは裏腹にとても男らしいのです。背が高くガタイのいいジョシュを見上げてキスするシーンとか萌えました。ジョシュも赤面しちゃったりして可愛いのですヾ(≧∇≦)ノ"
・『イケナイ誘惑』
飯島課長が篠にスカウトされるお話です!所属モデルの写真にウハウハな飯島課長。ハーレムを妄想してやる気満々ですが、篠の「是非受け役で…」の言葉に…(爆笑)
ここから『抱かれたい男』に続きます!飯島課長のお尻は守られるのか!?
ゲイビデオを作る会社で繰り広げられる、イケメンとエッチがたっぷりのお話です。読み終わった後にすぐ読み返してしまったほど面白かったし、絵もとても好みでした。
お話は、彼氏にエッチが早いと振られた涼が、エッチのテクニックを付けようと、ゲイビのモデルになっちゃう…というものです。
この事務所のモデルさんが、みんなカッコ良くてセクシーで、それだけでお得感満載です。おまけに、絡みのシーンが素晴らしくてヨダレものです。
涼と達哉のラブストーリーもキュンとなって好きだけど、一番のお気に入りは、カメラマンのジョシュです。
見た目と違う可愛い性格や、まさかの受けに萌えまくりです。
そんな、イケてるメンバー達と楽しそうな撮影現場に、ピアスなのを忘れて、ホノボノと癒されちゃいました。
ジュネット・ピアスシリーズのコミックだけに下半身もエッチシーンもモロ描かれているのだけど、絵柄にエグ味?っていうのがなくて、妙に絵が綺麗だな~、色っぽいな~って見入ってしまった。
そもそも、恋人に「早すぎ」と罵られたショックからゲイビの世界へ飛び込んだ涼。
そんな新入りの涼を取り巻く先輩やスタッフの面々が和気あいあいとしているもんで、何だかアットホームな雰囲気で和むんですケド…
激しさが売りのレーベルなのに…(汗)
恋愛面のほうは涼がAV俳優の先輩・達哉に対し、憧れ心からの発展で恋?って気づく初々しさが微笑ましい。
もう一人のAV俳優の先輩・真人も他の漫画なら安易に当て馬ポジションになりそうなのだけど、何かと気さくな性格で気を引く。
また、社長の篠とカメラマン・ジョシュの関係は読む前の見た目を裏切ってくれるのに、穏やかなラブラブ感がいいな。
私はこっちのカップルの話のほうが好き。
手に取ってみて最初のイメージとは違った意外性に遭遇したコミックで、未知の世界を味わったかも。
これを読んで「私の好みの攻め、受けは~」なんて固定観念を持ち出すのは野暮だぞ、と気づいた私。
そして、終盤に篠にスカウトされた渋いおじさまにピピっときた!!
おかげで、ここから他コミックを追って思わぬ収穫に繋がったわ~。