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新年は美しい男と共に…
…というわけで、「太陽の貴公子」です!
ストーリーとしては「アラブもの」と「ローマの休日」の融合的な。
異国の麗しい王子と、一見全く接点のない普通の日本人男性が!という話ですね。
ただ、この王子はすべてを持っているからといって幸せなわけではないのです。
自分の地位、立場に苦しみ、疑問を抱き、どこか憂いがある。
そして公務としての来日中に勝手に抜け出し、日本人の光と出会います。
旅行代理店に勤める光にとって、美しい金色の長髪をなびかせ、ダイヤや豪華な金の装飾品をつけている謎の男・レオは、傲慢で、わがままで、でも捨てられた仔猫のような目をして強引に抱かれても強く抵抗できなかった…
さて、ローマの休日的展開ですから、その後実はレオはアルネストラという国の王位継承者であると判明し、光は余りにも身分・住む世界が違いすぎる、とすれ違いになります。
しかし、レオも光もお互いが忘れられず、惹き合う魂のままに再会し、レオは光に愛を誓う。
この辺は、美しく地位もある攻めが、日本の何者でもない1人の男性の真心に対して愛を乞う展開。
ベタなお約束、といえば確かにその通りなんだけど、それでもグッと心摑まれちゃいます!
とにかく、寂しく屈折した心を持つ美しい王子との夢のような恋の話、美形とお伽話が好きな方はぜひご一読下さい。
円屋先生の作品は、「恋愛プリズム」を読んではまりました。
絵の綺麗さと、面白さがとてもツボにはまって気に入ったのです。
この作品も絵がとてもきれいで、ぶれたりもしないので、世界観にどっぷり集中することができました。
ちょうどアラブものがマイブームだったこともあり、うきうきドキドキしながら読みました。
アラブものですが、日本でのお話です。
受け様、ノンケのようですが、雰囲気に流されて攻め様にさくっと抱かれてしまいます。
2人で一つのベッドに寝ている内に攻め様が欲情してしまって・・・という感じで・・・でも、そんな展開ながらも不思議と唐突な印象はなく、むしろ自然な印象を私は受けました。
強引好きとしては、言い合いになって押し倒された時のHシーンをもう少し長めに描いて欲しかったかな・・・
でも、全体的に2人のHシーンはきれいで、良い雰囲気で素敵です。
それと、2人の関係について悩む受け様の表情や雰囲気がとにかく色っぽくて、私はとても萌えました。
海外の王子様と日本人添乗員のお話。
ゴージャス美形・レオを拾った光が、一週間彼に日本を案内するというお話。
レオは実は王子様なのですが光はそうとは知らず…。
私は海外セレブモノ好きなので結構読んだ記憶がありますが、傲慢でわがままな年下の王子というのは、アラブものでは多いけど金髪碧眼系ですと年上が多い気がします。
なのでこの作品は珍しく萌えツボで楽しめました!
わがままで「尽くされる」ことを当然としている王子をたしなめられるのはやはり年上だからだろうな、と思います。
してもらったら「ありがとう」と言う、という事をレオに教え、レオが家に戻って使用人に「ありがとう」と言えるまでになる過程がものすごく自然に描かれていました。
後半は身分差から一緒になれないと光がやきもきする展開になるのですが、
結構分厚い本の割には後半がそんなに劇的な展開も用意されておらず…少し物足りなかったです。
セレブモノの醍醐味は身分差にやきもきするところですね。それが上手く出ている作品だと思いました。
異国の御曹司との、禁断のラブストーリーです。旅行会社で働く光が、金髪の異邦人のレオを拾ったことで、お話は始まります。
光は、努力家で感謝の心を忘れずに、いつも一生懸命生きているようなコです。対して、いつも傲慢で人を使うことに慣れているレオ。だから、レオの言動が気になる光は、レオに説明と共に注意していきます。
レオに反発しながらも、レオの諦めたような表情が気になる光。成り行きで始まった関係にいつしかのめり込んでいきます。
1週間という期日が来た時に知ったレオの立場と、自分との違い。諦めきれない思いと消したくない思いに、光は行動に移します。
あんなに立場が…と言ってたのに、最後はご都合主義すぎるとは思ったけど、ハッピーエンドで良かったです。とにかく、レオの絵が綺麗でウットリします。
円屋さんを知るきっかけになった本です。
美しい絵にぴったりの王子様モノ。
表紙の美しさに惹かれて読んだのですが、中身の絵も背景にいたるまで丁寧で全く手抜きがなくすごいな~と感心します。
キラキラな王子様の王道モノなんですが、キャラの人格描写もしっかり目。
シリアスなお話ながら時にはとぼける様な笑いもあり(決して多くはないですが)、楽しめました。
どことなくアラビックな雰囲気も漂っています。
キラキラ少女漫画のようなお話がお好きな方にはオススメです。