• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作ラブスクエア

白倉繁孝/司書 先輩 見た目に気を使わずダサイ
征矢克己/バーテンダー 後輩 家庭の事情で苦労人

その他の収録作品

  • ラブ・チュ・チュ!
  • あとがき(崎谷はるひ)
  • あとがき(小鳩めばる)

あらすじ

派手で綺麗な顔をした24歳の征矢は、ある日立ち寄った図書館で、バスケ部の先輩・白倉に偶然再会する。当時、物静かで真面目な白倉と、頑なで斜に構えていた征矢は、相容れなかった。しかし互いに気にせずにはいられない存在でもあり…。再会後も、互いに興味を惹かれあう二人。自分がバイだと自覚していた征矢は、その関係を変えようと、白倉にモーションをかけるが――?
出版社より

作品情報

作品名
ラブスクエア
著者
崎谷はるひ 
イラスト
小鳩めばる 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
ISBN
9784861343049
3.3

(33)

(7)

萌々

(8)

(12)

中立

(2)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
11
得点
105
評価数
33
平均
3.3 / 5
神率
21.2%

レビュー投稿数11

あなたに出会えて良かった…

あらすじは他の方のがあると思うので割愛します。

ネタバレ注意ですが、白倉さんが本当に最高です。
ーーーーーーーーーーーーー

征矢がデートというか、待ち合わせに遅刻をする癖があるのですが、それを咎めない理由に「誰もいないところで待つのが嫌なんだろ」(そんな感じの)ということを言ったのがとても好きで沁みました。自語になりますが、私も待つのが苦手なので「スパダリェーーーありがとう…ありがとう…」と思いながら読んでいました。

実は一途で不器用だけど、包容力と性欲がありすぎる白倉さんと、素直になれない性格と愛への飢えが凄い征矢のやり取りに心を撃ち抜かれました。


この本にであって感動し、崎谷はるひさんの本を継続的に購入するきっかけになったので神本だと思います。

0

程があるんだ、何事も!

高校時代の先輩白倉(攻め)と後輩征矢(受け)のカップル。
まずお互いに家庭の事情で学生時代から苦労人なので、シッカリと自立した生活を送っているあたりは好感が持てます。
何が好感持てないかというと、攻めの白倉さんが有り得ない程の鈍感ヤローだというところでしょうか。
それもかっ!これもかっっ!!ってくらいに何にも察しない…(-_-)
初Hの後、白倉は征矢に対して素っ気なかったり避けたり挙
げ句の果てには突き飛ばしたりするんですけど、その理由が
一捻りあるような納得出来るようなものならばまだ良かったのに。
結局それかよっ!な理由で正直残念でした(~_~)
受けの言葉に笑えたり、迂闊にも涙が出そうになったりする場面もあるにはあったので尚更です。
そして白倉の持ち物が規格外で女の人の手首サイズってんでね、自分の手首で確認までしてしまいましたけど(笑)
デカ過ぎて挿れるのが大変である、とかデカ過ぎて女の人とも上手く出来ずに未遂で終わり未だ童貞であった、とかそんな想定内の事ばかりで何かもっとないのかなーと思ってしましました。
良いモノ持ってんのにね、勿体ないホント。
鈍感もティンコのサイズも程々が宜しいんですね。

1

う~ん、残念・・・

ストーリーは決して悪くはないんです。正直なところ私の好みとは違いますが、だからと言ってつまらないわけでもない。

ただ、本題とはちょっと外れてるんでしょうが、とにかく高校時代のエピソードのひとつひとつがそりゃもう何から何まで気分悪くて堪りませんでした。

顧問の教師も白倉(攻)も、別に悪者だとは思いませんがただひたすらに不快でしたね。特に教師は、虫酸が走るってこういうヤツのことかというくらいにひたすら不愉快だった。逆に、決して悪役じゃないからこそタチが悪いとしか感じない。

まあこれは、個人的に所謂『体育会系』『運動部』的なものが大ッッッッッキライだというのも大きいんだけど(もちろん、ラブストーリーで『運動部』を扱うこと自体は一向に構わないし気にもならない。中身の問題)。

白倉は、本来は(属性として)すごく苦手・キライなタイプのキャラクターというほどではないんです。むしろ、真面目で朴訥なキャラクターは好みなんですが、それでもコイツに魅力は感じませんでした。

でも、それも高校時代の描写があったからこそで、それさえなければおそらく生真面目で可愛いと思えたんじゃないかな。

それに、征矢(受)もあまり好みじゃないんですよね。この作品の中ではまだマシではありますが。

特に前半、しつこく高校時代が差し込まれるので、肝心の(今の)ラブになる前に、すっかり読むのがイヤになってしまいました。
(あくまでも高校時代のエピソードありきなんですが)きわめて個人的に、ここまで不快にさせられたコメディはそうはないなと思うくらいにダメでした。

作品としても、ホントに高校時代がなければ別に悪くもないんですよ。

純粋にコメディとしては結構面白いんです。
特に今のアレコレは、頭使わずに楽しめるという意味でなかなかよかったと思うので、そういう意味で非常に残念です。

昔の(これ新装版だし)崎谷さんは、たとえいろいろ物足りなくてもあっさり軽めなところがいいと思うことが多いんですが、こちらは加筆修正したからか(旧版未読ですのでそこのところは不明)昔の若さ・軽さに鬱陶しさだけを足した感じでどうにも無理でした。

トータルでは、個人的にですが 何とも残念な作品だったとしか言えません。

1

なんか純な感じだ~

意味もなく、崎谷さんの本を避けてきたのですが、
今になって、集めまくりです。

高校時代の先輩との再会ものでした。
受けの征矢がスレた人であるはずなのに
久しぶりに再会した先輩に対して純だし、
攻めの白倉の奥手な感じがたまりません。
そして、皆さんご指摘のように攻めのアノ大きさ(笑)
ついつい笑ってしまいました。
征矢だからこそ受け入れれたのかと。
それも愛ですね~。

高校時代の甘酸っぱい思い出と
大人になってからの恋のお話が読めるので、
なんだか2倍面白い!まあ、その分ページ数のありますが。

0

あつい!!

派手で綺麗な顔をした征矢は見た目通りにそこそこ遊び人で、見た目に反して本が好きな24歳。
ある日立ち寄った図書館で、彼は高校時代に所属していたバスケ部の先輩・白倉と再会する。
真面目で融通の利かない白倉と斜に構えていた征矢とは当時衝突を繰り返していた。
しかしそれはお互いに気にせずにいられなかった裏返しでもあり……。
地味ではあるけれど男らしく成長した白倉に興味を惹かれた征矢は、彼との関係を変えるためにモーションをかけ始めるが……

カタブツの元先輩×イケイケで若干女王様(でも苦労人)な元後輩。
この厚さの分いろんな萌えが詰まった一冊でした。
高校時代の不器用で甘酸っぱい感じも楽しいし、現在正攻法で迫ってみる主人公の健気さとかも楽しいし、先輩のナナメ上な行動も楽しかった。
まさかの巨○設定とか(笑)
お互いキレると人格が変わるところも。
このコンビ好きだなあ。

1

エロいけど可愛らしい恋

ろくでなしの父親のせいで、小さな頃からお金の苦労をしっぱなしの征矢。いまでは、バーテンダーとして働き、好きなことをして生きています。
読書が好きで、図書館へ行った時、そこの司書として働いていた高校のバスケ部の先輩・白倉と再会。学校とバイトに明け暮れ、その上バスケも頑張っていた充実した高校時代を思い出し、白倉への想いも思い出すのです。そして、ひっそりと白倉に「好きになって欲しい」と念じ続けるんです。

本当なら、もっともっと深く静かに想い続け、まわりをがっちり固めたところで告白するつもりだったのに、結局我慢しきれなくなった征矢が、キレたように白倉に告り、願ったり叶ったりな白倉は、征矢の告白にまんまと乗っかって。苦笑
高校卒業後、人肌淋しい時には遊びと割り切り寝てきた征矢なので、遊び慣れてない白倉に襲い受けですよ。
って言うか、白倉ってすごいものをお持ちなので、女性とでも最後までいった経験がなく。いやぁ、気の毒というか、笑えるというか、嘘でしょ~?ってエピソードを絡め、エロシーンが延々と続く、続く、続く……さすが崎谷さんです。
最近のお話は、わりとあっさり目が続いたような気がするんですけど、これは昔のお話の焼き直しらしく、ガッツリと書いてあるので、エロ警報発令って感じです。

4

スーパーサイズ☆

征矢(受け)は、かわいくて淫乱ちゃん。
崎谷さんのシナリオではちょいちょい出てくる
過去にいろいろ経験している苦労人の受け。
頭が弱いタイプと頭がキレるタイプと2種よくでてきますが
今回の受けは頭がキレるタイプの計算ができる誘い受けちゃんです。
かわいこちゃんですが、中身は漢な感じで私好みv

白倉(攻め)は、高校の1つ上の先輩で
このお方が“スクエア”なわけですよ。
四角四面な生真面目さんv
これまた崎谷さんシナリオにちょいちょい出てくる
190cm越えのデカイ攻めw

ふたりは高校のバスケ部の先輩×後輩
奨学金をもらう勤労学生の征矢(受け)は
まわりの学生よりずっと精神的にも性的にも大人なのに
白倉(攻め)とは、いつもぶつかって
突っ張ることしかできなかった淡い想いの正体を
7年ぶりの再会で、気付くv

再会して白倉(攻め)のことを考えるたびに
過去の郷愁へ引き込まれるという組み立てで
現在と過去のお話が交差して語られます。

征矢(受け)は、バイセクシャルで
見た目のかわいさとは裏腹に恋のハンターで淫乱誘い受なのでw
綿密な計画で白倉(攻め)を落としていく。
めそめそうじうじしてなくてすごく気持ちがいい!
それでも根っこの部分はスレてないから
恋するドキドキがすげぇ伝わってきてきゅんv

正直、めそめそ泣く受けって大嫌いなんだけど
征矢(受け)の泣きは小鳩めばるさんの挿絵の魅力もともなって
すごくよかったーvめばるさんの挿絵すごく素敵ですねvvv

やっと想いが通じてベッドインv
ってなことになったら、ここにもうひとつ罠が仕掛けてあってw
崎谷さんヤるな( *´艸`)
まるでフィ●ト的なセックスw
白倉しか届かない場所w
た、楽しかったv


あとがきは、挿絵の小鳩めばるさんもイラスト付きで掲載v

1

エロさが「神」

いや~これは「神」でいいと思います。何が「神」かってエロが。

受けの征矢がかわいくてかわいくて…健気で色っぽくて、明るく振る舞ってるけど少し影があって。だけどナヨナヨしてるわけじゃなく、むしろ性格は男前だと思います。鈍い白倉に告白する場面は潔くて好感が持てました。


白倉は真面目でいい男です。ちょっと鈍感だけど征矢を大事にしてるのがわかります。しかし箍が外れるとベッドでは…(;□;)!!


しかしこの作品のテーマが、攻めのアレが大きすぎて、受けが可哀想だからセックス出来ないって…苦悩する白倉がかわいい。

エロ重視の作品ですが、征矢の生い立ちや過去は切なかったです。身体に関しては少々モラルが緩いかな?あまりいいセックスはしてこなかったようです。複数人にヤられるとか…重すぎるよ…


でも白倉さんと両想いになれて本当によかった!鈍い白倉に「ライクじゃなくてラブ」なんだと教える場面はドキドキしました。


エロはテーマがテーマですから濃いのは当たり前です。表題作より続編の方がエロかったかもです。

表題作は白倉のアレを受け入れるのに征矢はハフハフして、白倉も最後まで挿入するのに一生懸命なのがかわいかった…

続編はエロというより卑猥…だよね…?ホントAVみたい。喘ぎがすごい。白倉の豹変ぶりが怖い。どエロすぎる。

でも2回目のHまでがちょっと。初Hでは征矢の腰を抜かすくらいスゴかったのに、どうしてそれから何もしてこないのか。
恋人の温もりを求めて寄り添おうとしたのに、いきなり突き飛ばされた征矢。
あとからその理由はわかるのですが、この白倉には私も読んでてびっくりしたし、なんで!?と思いました。

傷ついた征矢は白倉の言葉も聞こうとせず追い出して、しばらく会おうともしませんでした。征矢の気持ちが痛いほどわかって切なかったです(T_T)
やけくそみたいになった征矢は、酔いにまかせて他の男と寝ようとします。ダメだよ征矢!あああ[iLPj

男に連れられ、しばらく帰っていなかった自分の部屋に着いた所に白倉が!
静かな威圧で男を一蹴。白倉さんカッコイイ…

それから二人の間で一悶着あり、全てを諦め傷ついた様子の征矢に白倉は…!
正直そこまでするかと思ってしまいました。

しかも白倉が征矢を抱かなかった理由、突飛ばした理由がまぁくだらないというか、そこまで鈍いか?と呆れました。

仲直りHはもうすごいすごい。征矢は白倉を煽って煽って、箍が外れた白倉はAVまがいのプレイをガンガン…征矢はアンアン…


崎谷はるひさんの本領発揮☆な作品でした。

6

四角の意味を取り違え

ラブスクエアって、四角関係の話だとばっかり思っていたら、四角四面の方だった

っていうか、ほぼ同時期に愁堂さんの「スクエア」を買ったので、ごっちゃになってた。
(こっちは正真正銘、3対1の4P物)

融通の利かないマジメすぎる臼倉がじれったい
対する征矢も素直じゃないし、
なかなか丸くは収まらない、って事で「スクエア」なのかな?

これ、白倉×征矢を、杉田×ゆうきゃんで聞きたいなぁ
ああ、でも、杉田さんの融通の利かないヘタレなら、「愛しいこと」の寛末でいっぱい聞いちゃったか


0

ラブスクエア

ずっと読みたかったんだラブスクエア!!
しかもめばるさんがイラストだなんて嬉しすぎる♪
いつにも増して分厚いですが。笑
平たく言えば再会モノでした~
高校時代、同じ部活の先輩と衝突ばかりしていた主人公が、大人になって再会してみたら意外なことにタイプだった!のでものにしたい…!!ってなる話。
あたしこういう一見ばかなんだけど実は色々考えてる~っていう受け好きだから楽しかったv
途中泣きそうになったし…
攻めが巨○すぎて悩むとか…え…すごいよね…
デカければデカいだけいいのかと思いましたBLって。爆

1

途中からは好きな展開に

白倉(司書 高校の部活の先輩)×征矢(バーテンダー 後輩)

家庭の事情で昼は学業、夜はバイトと余裕のない生活を過ごしていた征矢は、強制的に入らされた部活で一学年上の白倉に出会います。捻くれた態度を取ってしまう征矢と、それをキツイ言葉で咎める白倉は結局仲良くなることはありませんでしたが、征矢は白倉を特別な存在として記憶していました。ある日図書館で本を探していた征矢は司書になった白倉と再会します。白倉に好意を抱いた征矢は、本の貸出の連絡をきっかけに二人で会う機会を作り仲良くなっていきます。

高校時代の先輩後輩という設定なのでその時のエピソードが前半に何回か挟まれるのですが、正直そこまでページ数を割かなくてもいいのでは!?と思ってしまいました。印象的なエピソードが書かれてはいるのですが、高校時代の話になる度に「またか…」と少々がっかりしたのが正直なところです。ただ、その後2人が図書館で再会し仲良くなるという展開になって以降は楽しく読めました。

再会した白倉に征矢が恋心を抱き、色々駆け引きがあってようやく口説き落としHへ…という段階で、白倉がある理由のせいで未だ童貞という事が分かりますが、童貞攻というシチュエーションに萌える私にとってはオイシイ展開にニヤリとしました。でも意外にソツなくこなしていたのはちょっと残念だったかも。(ちなみに「こんな、くそ…いいよ、セックス。気持ちいいな、おまえのなか」「こんなの覚えさせて、もう俺、おまえに溺れるぞ」という童貞セリフに萌えました。我慢できずに暴発とかがあるともっと良かったのにな…)

その後の二人を書いた「ラブ・チュ・チュ!」は初めてのHの後、征矢を避けるような白倉の態度に征矢がキレてしまう…という話ですが、崎谷さんの『ハチミツ浸透圧』の中の「比熱メイプルシロップ」とほぼ同じネタでした(たぶん「ラブ・チュ・チュ!」の方が先なのかな?)。白倉のヘタレぶりが情けなくなりつつも、私にとってはやっぱり好みな展開だったので楽しめました。

3

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP