この身体は、厭らしいことが好きなはずだ

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表題作密愛監察

鳴海廉
捜査一課の刑事 問題行動が多い
見城志人
監察官 鳴海の態度を苦々しく思っている

その他の収録作品

  • 温泉観察

あらすじ

インテリ然とした眼鏡の下に、危険度第一級の牡の素顔を隠し持つ、捜査一課の問題児・鳴海廉。彼の素行を正すため、深窓のキャリア監察官・見城志人は今日も彼を呼び出すが…

監察官の見城志人は、刑事部捜査一課のエース・鳴海廉にほとほと手を焼いていた。それというのも、初めての調査対象だった鳴海にあっさり尾行を見破られ、淫らなお灸を据えられてしまったことが原因だ。「感じやすいんだな。キスだけで、こんなになってる」――いいように弄ばれ三度もいかされた見城はその写真をネタに、以降の監察も軽くかわされる始末。だが困るのは、鳴海がただの嫌な奴ではないことで…。そんな折、警察内部を揺るがす事件がおき……。
出版社より

作品情報

作品名
密愛監察
著者
妃川螢 
イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
シリーズ
密愛監察
発売日
ISBN
9784576090429
2.8

(14)

(0)

萌々

(3)

(8)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
7
得点
37
評価数
14
平均
2.8 / 5
神率
0%

レビュー投稿数7

面白くないことはないけど、なんだかもやっと……

出てくるキャラクターは
お坊っちゃまだけど頑張ってる受けと、
エリートっぽく見えるのに全くのアウトローな
愛情表現小学生な攻め様。
なかなか面白いキャラクターではあるのですが、
なんというか、ストーリーが
イマイチ盛り上がりに欠けるというか……

私的にはやはり、
なぜ鳴海が見城に惚れたのか、
その辺が見えにくくて、
BLお約束過ぎの感が。
イキナリああいうお仕置きというのもねぇ……
見城さんも流されすぎよ!w

反対に言えば、
安心して読める一冊ではあります!

でも、やはりキャラクターに嫌味がなくて、
どちらも可愛いので読めたって所かな。

評価は、面白くは読めたので『萌☓1』で!

0

いるいるこういう小学生。

監察官の見城はとある人物に頭を悩まされていた。
その人物とは捜査一課のエース・鳴海。
違法操作すれすれの強引さに何度も厳重注意するものの、当の本人はどこ吹く風。
さらりと交わされ、からかわれる始末。
けれど鳴海の刑事としての真剣さもわかり、戸惑うばかりの見城だったが──。

見城さん、見事に翻弄されています。
いるよね、こういう小学生並みの愛情表現する奴。
からかいすぎて嫌い!なんて言われちゃう…のは小学生まで。大人の鳴海さんは加減をわかっていらっしゃるので、嫌い一歩手前で押しとどめるんですけど。

インテリ然とした鳴海さんも良かったけど、雄丸出しな部分がもっとあってもよかったなー。
二面性がある鳴海さんですが、どうもインテリの方が強かった。
始終敬語だったからかな?
見城も敬語だから、片方は荒っぽい方がなんだかしっくりくる気がします。

箱入り天然の見城も、凄腕の持ち主だったりと意外性があったり。
鳴海のからかいを流せずいちいちつっかかる見城がかわいかったです。
そりゃ鳴海もからかいたくなるだろうよ、素直に反応されると。

脇役の閤田さんも食えない感じでいいキャラしてます。彼のお話も読んでみたい。

0

愛情表現がお子様(*´艸`*)

私の中で監察官=厳格・優秀・怖い・板挟みな仕事…etcなイメージなんですが、見城監察官は可愛かったです(笑)
鳴海刑事にからかわれている時なんてもう…ミャーミャー鳴いて猫パンチ仕掛けてるようだwww
もうね、翻弄されまくりで可愛い。

それにしても、好きな子をかまって最後に『大嫌い 』と言われるタイプ…成る程、確かにそんなタイプですねー鳴海刑事(*´艸`)
小学生かwww

欲を言えば、キャリア・ノンキャリ、刑事・監察間の確執がもっとあれば…!
でもテンポも良くてサクッと楽しめましたヾ(≧∇≦)
2巻も近いうちに読みたいな。

0

子供のころ好きな子いじめて嫌われるタイプ

警察で重役の父を持つキャリア監察官・見城志人は一課のエースだけど問題児・鳴海廉の行動に困らされていた。
鳴海の観察をしている際に尾行がバレ、家に連れ込まれエッチな写真を取られ弱みを握られてしまう。
鳴海は高慢でいつも余裕あるタイプの攻めかと思ったら結構熱くて、
後輩刑事の自殺を探る自分の行動で、見城が上から注意されたことを知ったときの反応とか新鮮でよかった。
見城のことが好きなのにおしおきしすぎて怯えられたり。
好きな子いじめて嫌われるタイプ、作中でも言われてましたが見城には嫌われなくてよかったですね。
受けの見城の真面目な性格も好きなんですが、こんなにキャンキャン吠える犬っぽい人が監察官ってちょっとリアリティがなかった。
後日談の温泉は見城の嫉妬とそれを楽しむ鳴海が萌えました。

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イメージが大事

妃川さんの刑事モノ
刑事×監察官の話です。
主人公は監察官・見城。父親も警察官幹部のため親の七光と呼ばれることも少なくないです。今回は、結果を出すものの問題行動が多い刑事・鳴海を調査することになり、彼の素行不良を矯正させようと意気込みます。
しかし現場に口を出すキャリアというのは煙たがれるもの。見城も例外ではありません。そんな鳴海を、適当にあしらいつつ茶々をいれいつも見城を苛立たせます。

イメージ的にはキャンキャン吠える小型犬と全く動じない毛長犬?
鳴海は煩くまとわりつく見城に淫らなお灸をすえて、牽制します。

しかしその後も見城は鳴海と鳴海の捜査に関わろうとするのですが・・・

なんだかキャラのイメージが個人的にダメだったみたいです。
監察官ともある人が、若いといえどいいようにあしらわれちゃうキャラだったり、意気込みはあってもそれだけのような、可愛いキャラだけど監察官は絶対向いてないよ、主人公。

そして刑事の鳴海は素行不良からは遠いイメージ。基本的に敬語キャラ。イラストと同じく綺麗系色男という感じです。ちょっとインテリな雰囲気の彼もやっている内容からすると?なタイプです。

主人公ろくに現場を知らないのに、首を突っ込みまんまと敵の手中に落ちてしまいます。作中ではすっかりお姫様扱いで、それが許される状況ってどんな!?という感じです。

スーツや制服警官を描くというあとがきにみる作者サイドとのイメージギャップを感じました。



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