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受けがThe・健気って感じであまり好みではありませんでした…
しんどい系BLが大好きで、ならこれ良いよ〜とオススメされた作品だから期待度が高かったせいかもしれないですが、私はあまりハマれませんでした。
好きな人は好きなのかもしれませんが、あまりにも非がなさ過ぎる受け×勘違いで痛めつける攻めという構図なのですが、うーん、健気さ、儚さ、可哀想さの押し売りという印象を受けました。
あとは一方的に痛めつけられ続ける系は途中で慣れて飽きてしまって…あまり泣けなかったのはそのせいもあります。真性のドMさんにはあまりオススメしない作品です(笑)最後の手紙で過ちに気づくところもあざといというかなんというか…
そしてこれも私がひねくれてるせいだと思うのですが、この作品は、魂が惹かれ合う的な主題がありますが、そのせいもあり個人的にあまり受けに好かれるような魅力を見いだせませんでした。何故かルシアンから寵愛を受けるキラをやっかんでいたモブ君達のほうにどうしても同情してしまって。
ただ、マイラは可愛かったです。BLCDでサブキャラの女の子に惚れたのは初めてでした。
原作未読。BLCDで久し振りに涙で枕びしょびしょになってしまい、聴いてて胸が痛かったです。
主従もの、健気受け悲恋が好物の私としては、この豪華キャストで実現したことにまず合掌。
森川さんと石田さんのペア、なんて格調高いんだろうと思いながら、聴き進めると、もう先が楽しみなのと、先が末恐ろしいのとでパニックです。
私的な萌えポイントは、絡み二回目くらい、少し成長した二人が事後ベッドの中かな?と思う場所で気だるげに、けど静かに語り合うところ。
ここの石田ボイス(16才位の設定)は、なんとも「幸せな事後」という感じ。色っぽい…なんとも色っぽい…
森川さんの声はもっと激しい絡みで聞きなれてて、このCD も言ってしまえば絡みは激しくないのに、この場面の前後の満足度は一体?!
あぁ、自分かなりBL好きなんだなあと思いましたねぇ(笑)
間の様々のシーンは、もどかしく苦しい、汚名返上はまだ?!みたいになるんですが、このCDの素晴らしい所は、とにかくテンポの感じがパッパッと早い印象。
しかもオイシイのは、痛いシーンや切ないシーンばかりロー。
あざといですね(*^^*)
ラスト直前の感じには、期待と末恐ろしさを感じながら聴いてたぶん、物足りなさを感じましたが、
いやいや!!!
森川さんのあの突き抜けた状態が…痛々しい!
痛すぎました(T-T)
これで幸せなのか、私もどう言っていいか分かりませんが、とにかく苦しい位涙が出ました。
ネットでたまたま知ったタイトルでしたが、聴いて良かったです!
今はかなり石田さんのBLCD も貴重なはず。
帝王森川さんの抜群の王ぶりもおすすめです!
ぜひ一度機会がありましたら…いや、どうか聴いてください!!と広めたくなる一枚。
聴こう、聴こう。原作を読んでから・・と思いながら
数年の月日が経ってしまいました(m´・ω・`)相変わらずな私であります
が、これは・・なんとも壮大なお話だった。
壮大というか、壮絶というか。
重く苦しい、だけれども世の断りは至極当たり前でもあるのかと思ってみたり。
お話は、とある国の王と乳兄弟とのお話。
17才の若さで王位に即した攻。
跡継ぎをとあてがわれる女を見るたびに、種馬的扱いに感じてしまう。
あてつけのように、抱いたのは「なんでもくれる」と言った乳母の子供である受。
しだいに、戯れではすまないほど深みに嵌っていった。
けれども、男に入れあげていく王を臣下はよしとしない。
唯一無二の王である攻がこのままでは跡継ぎを残せない。
そう悟った臣下は・・・という件なのであります。
“同じような条件であっても、子供を産めるというだけでゆるされる”
あ~・・・・・(´;ω;`)・・・・・
攻がかりに王でなかったならば許されたかもしれない
受がかりに女であったならば許されたかもしれない
そんなやるせなさがまた胸に痛かった。
受視点、攻視点ではなく、な描き方
これがまた実際はこういう気持ちであったのではないか
甘く、蜜月であっただろう3年感と絶望の2年
描かれていない空白の時を二人はどう感じ、どう思い、過ごしてきたのか。
いかんせん、女といただけで激高して酷い仕打ちをした王は安直でまだ子供的なのかなという感じがしていた。数年経ってもなおひどい仕打ちを向けるほどに
けれど、その空白の間に気持ちがどうであったのか、考えるほどに胸が苦しく
結末に向けて開けられていく鍵がとても痛かった。
刹那的ではあるものの、すごく良い作品でした。
原作の方もあわせて読みたいとおもまいます
これから腐を極めたい人はまず、このBLCDないしは原作から入るべし。
いや、甘い恋物語もいいんだけどさ、やっぱり古典て重要です。
…というか、実はコレ、自分よりふた周りも下の子からハゲシク推薦されて聞いたんだけどねw
すいません、腐歴30年ですが漏れ漏れですね。
吉原理恵子先生の作品は「間の楔」にしても、これにしてもギリシャ神話やギリシャ悲劇の影響が非常に強いです。だから、なんとなく時空を超えたおとぎ話に聞こえたりもするし、カタルシス的に泣けるのでしょう。
いろいろな意味で「古典」なドラマが展開します。
さて、いかにこのドラマが泣けるかはほかのレビュアーの方々がハンカチもタオルも振り絞ってお書きになっているので、そちらをご参照いただくとして
泣いたついでにコレとギリシャ悲劇・神話との対比をしてみた。
作中に「もともとは一つだった魂が二つに切り裂かれ、ふたつの魂はお互いをもとめてさまよう」という話が何度も出てきますが、これはかのプラトンの「饗宴」の中で、アリストファネスが語った話を思い起こさせます。アリストファネスの語るところによると、もともと人は男女同体だったのだが、神によって二つになった、というところをBL的に二つの魂としています。
ちなみにプラトン先生、饗宴の中で少年愛について熱く語っていらっしゃいます。
ストーリーは「アッティカとキュベレ」を彷彿させます。(たぶん、オヴィディウスの『転身物語』の中に書いてあったと思うので、そちら参照で)
両性具有のキュベレは乱暴だったため、神によってペニスを切られて女神にさせられました。その切ったペニスから杏の木が生え、その実を食べた妖精からアッティスが生まれました。
アッティスは成長してたいそうな美少年になり、それを見たキュベレはアッティスに恋をしましたがアッティスの出自についてはなんら知りません。
やがて、アッティスはその美貌からお姫様の寵愛も受けて婿に迎えられますが、婚礼の日、嫉妬に狂ったキュベレが二人の前に現れます。アッティスはそれを恥じてペニスを切り落とし自害し、残されたキュベレは自分のした事に気づき、後悔して神に祈り、アッティスの体が永遠に朽ちることのないようにしてもらいます。
アッティスがペニスを切ったときに出た血は「スミレ」の花となって可憐に咲きました。
「銀の鎮魂歌」中にも架空と思われる花の名がいくつも出てきますが、これもそうしたところでヒントを得ているのだろうか…。
で、ドラマCDなんだが。
やはり石田彰さんの静謐かつ押し付けがましくない演技が秀逸です。
幸せなひと時が極端に少ないドラマなので、愛の表現が難しい。また、ラストで正気を失ってしまったルシアンをうっすらと虚ろに演じていた森川さんはさすがの安定感です。
ラストで決して幸せな終わりかたではないのに、ほっとしてしまったのはワタクシだけか!?
原作未読なのでCD単品のレビュー。
おとぎ話のような、壮大さを感じる話。
静かで綺麗なBGM。落ち着き、聴き取りやすい。
ストーリーも、メインのキャストさんお二人も、
豪華な脇役のキャストさん達もどこを採っても、素晴らしい。
イリス役:岩男潤子さんの声は、本当に綺麗で
心地よさに、うっとり。癒されました。もしも、
女性声優さんが苦手だから、聴いてない。という方がいたら
凄くもったいない (ノ><)ノ
石田彰さん、一言が本当にすごい。
発した瞬間に涙がパッとでたので我ながら少し驚いた。
ずっしりと重く、心を沈ませてしまいそうでも
余韻は気持ちよく、とても澄んでいる。
それは、このお話を聴いている時に、誰よりも幸せに
なってほしいと想っていたキラが"夢"を、みられた時に、
めちゃくちゃ幸せそうだ。と、心底感じられたからだと思う。
常に相手を想う、清く強い心に天晴れでした。