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表題作限定で恋をしよう

藤木
羽鳥

同時収録作品守ってあげたい

加地雅也 
谷崎幸太 高校生 柔道部

同時収録作品秘密のキス、して

松木文彦 家庭教師
桐生彰 高校生

同時収録作品見つめていたい

高藤 高校生
成見 高校生

同時収録作品コンビニで会いましょう

宮田邦彦 コンビニ店長代理
沢村直 会社員

その他の収録作品

  • いじめたいほど愛してる
  • あとがき

あらすじ

『ちょっと待て、藤木の本命ってもしかして、オレ!? っていうか、オレはタチ限定なんですけど!!』同僚の藤木はオレと同じタチで、なんでも話せる飲み仲間。遊び相手はいるけど、本命にはずっと片思い中らしい。対してオレは、つき合う相手と1ヶ月以上つづかない。いつものように恋人にフられ、藤木と飲みながら愚痴をこぼすうち、酔いつぶれたオレにベッドで無理矢理キスしてきて。表題作「限定で恋をしよう」のその後を描いた「限界まで恋をしよう」のほか、読みきり4本に描きおろしショートストーリーを加えた宗真仁子の官能スイート・ラブロマンス!!
出版社より

作品情報

作品名
限定で恋をしよう
著者
宗真仁子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
日本文芸社
レーベル
KAREN COMICS
発売日
ISBN
9784537109979
2.6

(16)

(1)

萌々

(1)

(7)

中立

(6)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
6
得点
36
評価数
16
平均
2.6 / 5
神率
6.3%

レビュー投稿数6

美麗な画風と時代を感じる展開

「BL福袋」的なものを購入した中に入っていた作品なので、レビューを書いていいか迷いましたが読んだので一応書かせていただきます。

表紙の雰囲気から古典的な空気感が流れていましたが、本編も違わず美麗な画風でした。
耽美というのとはまた違う、一時代を築いた感じの少女漫画の正統派な美青年や美少年たちが登場します。

【限定で恋をしよう/限界まで恋をしよう】
タチ×タチのCPです。
恋人ができても1ヶ月持たない羽鳥と、いつも愚痴を聞いてくれる藤木。藤木に好きな人がいると知った羽鳥は…。
自分のそれまでの主義を曲げて相手のためにネコになれるか、という話でした。

【守ってあげたい】
同じクラスの1年留年した加地と仲良くなりたい谷崎。ある日、校舎裏から聞こえる争う声に駆け寄ってみると先輩が加地に無理矢理キスをしていて…。
「加地を守る!」から、「加地が好きだ…」と自覚する少年の話でした。

【秘密のキス、して】
父親の出世のために1年間住み込みで家庭教師をすることになった文彦。教え子となる彰は綺麗な顔をしているけれど突然誘いをかけてくるような読めない少年だったが…。
少年が飄々と大人をからかう仮面の下に隠した孤独と強がりに気付いて惹かれていくという話でした。

【見つめていたい】
隣の席の高藤のことを入学当時から好きな成見。仲良くしてくれていると思っていた高藤が陰で「成見を見ているとムカつく」と言っているのを聞いてしまった成見は…。
この話が一番面白かったです。誤解からのすれ違い、そして両思いへ。

【コンビニで会いましょう/いじめたいほど愛してる】
4ヶ月前に越してきてからというもの自宅と会社の往復だけの毎日で、唯一に楽しみがコンビニ店員の宮田を見ることだった沢村。ある日トラブル巻き込まれた沢村を助けてくれたのは…。
王子様はやっぱり王子様だったという話でした。

全体的に展開のスピードが早くて、短いページ数でも焦らして、切なさを漂わせて、えろす!という充実した内容に仕上げていました。
こういう機会でもなければ読むことのなかった作品だと思うので、何が届くか分からないというのも面白いですね。セール価格しかお支払いしていないので作者さんに還元できているのかを考えると心苦しいですが…。

2

軽く読める短編集

軽く読める一冊でした。
特別に萌えるってほどじゃなかったけど、普通に面白かったです。

『限定で恋をしよう』
『限界まで恋をしよう』
リーマン同士、タチ同士の恋の話。
ポジション争いを期待してたんだけど、意外とすんなり許したのがちょっと残念かも。
でも普通に面白かったです。

『守ってあげたい』
高校生同士。
するっとくっついてました。当て馬くんがザ・当て馬だったなw

『秘密のキス、して』
生意気で淫乱なクソガキ受けが、攻めのひまわりみたいな優しさに触れ、どんどん可愛くなっていくのにニヤニヤしました。
攻め視点のお話って好きなんだよね。

『見つめてたい』
導入部分がいいなァ。
好きな人が自分の悪口を言うところを聴いてしまった受けが、ぐるんぐるんになってしまう導入部分。
この受けがイイ子なんだよ。受けが可愛くて可哀想で、攻めのアホ!と思いました。
もちろん誤解なんですけどね。急に避けられはじめた攻めが、意味わからずにぐるんぐるんしてるのも萌えでした。

『コンビニで会いましょう』
『いじめたいほど愛してる』
まっすぐにくっつきました~!って感じ。

どの短編も後半がぜんぶ同じ感じ(気持ちを確認する→すぐにえっちする)なのは若干気になりましたが、さらっと読むにはいいと思います。

1

少女漫画の王道 りぼんを読んでいる気分になる作品


絵が綺麗で物凄く少女漫画みたいな絵柄で
CLAMPさんとキャンディキャンディ後のいがらしゆみこさん
を足して二で割ったような感じがしました
今BLの主流のサラっとしたラフ画ぽい絵とは違うし
コマ割りがやや顔のアップが多いような気がしますので
そこが好みの別れるところかもしれません。
この後受けがこう言うんだろうな~こんな感じで進むんだろうな~と
予想した展開通りに話が進みますので
捻りがあったり予想外の展開が好きな方ベタな展開が苦手という方には
正直向かない作品だと思います。


悪い人も出てこないし
攻めがとっても受けのことが好きで
特に波乱が待ち受けている訳ではなく
早く受けが自分の気持ちに気づいてほしいなと思いながら
ふたりがくっつくまでキュンキュンしながら読む
それが逆にある意味新鮮でなんだか懐かしい気持ちで読めました



ただ受けの羽鳥さんが綺麗系で王子様みたいなビジュアルですので
コンセプトの「攻×攻」を思い出すと
いやいやいや君受けだろ、
めっちゃキラキラしたキャラだから!
今はもっと厳つかったりオジサン系でも受けてる時代だから!!
と思わずツッコまずにはいられませんでした。


が同時収録の作品見ていて
あー作者様の中では羽鳥さんは例外的な受けなんだなと納得するぐらい
他の受けの子たちがお目目が物凄く大きかったし
全員10代ぽいし、見事に女の子みたいなビジュアルで
どの受けも可愛い系ばっかりでした。。。
話の展開も全部同じような感じに進んで
りぼんの一話読み切りの可愛い絵柄の作品集を読んでいる気分でした。
(それがだんだん飽きてきてりぼんを卒業したんだよな私…と
どうでもいい昔のことを思い出しました)



それを思うと「限定で恋をしよう」の羽鳥さんは
スーツできりっとしたスマートでカッコいい男性なんだと思います。
私はそっちを求めて読んでいたので
できれば同時収録の作品もそういう感じのをできるだけ集めてくれたら…
と思わずにはいられずにはいられませんでした。
受けが女の子みたいなビジュアルだったら
もうBL読む必要ないから!少女漫画読むから!!
と思っている私にとっては正直キツイというか
スーツものが好きな人にもかわいい子受けが好きな人にもどっちつかずで
本一冊のまとまりがバラバラな気がしてしまって残念でした。



読み終わって作者様はなんでBL書いてるんだろう?と
失礼ながらすっごく不思議になっていたのですが
「ああそっかホモが好きなのか!」とごく当たり前のことに気付き
こんなに少女漫画の王道を書く感じの作者様なのに
BL書いているっていうのが凄いな
BLは奥が深いなとつくづく思いました。



あと完全に蛇足なんですが
代表作の二人の名前が「藤木」「羽鳥」て…

本当に私だけでしょうが
読むたびにそこが気になってちょっと作品に集中しきれませんでした…
(いや別にこのふたりでどうこうとか思っているわけではないんですが
なんかこう…)
有名人の名前はできるだけ避けていただけたら(涙)



ただ本当に絵は綺麗ですし話も安心して読めますので
疲れているときやいつもと違ったのを求めているときに読むと
なんだか懐かしい気持ちがすると思います。
今は少女漫画も結構過激だったりする気がするので、
逆に新鮮で楽しめると思います。
なんだかんだでお気に入りの作品です。


1

絵が80年代…いくらなんでも古すぎる…

オムニバス形式…にすらなってない、ごく普通のカップル5組の、
それぞれ別々の短編集です。
リーマンの恋アリ、高校生カップルもアリで、そこそこそれなりの恋はしてます。
が…古い、古すぎる!!!
表紙&扉絵をチラ見しただけでも、わかっていただけるだろうが…
絵があまりにも80年代なんである…。
80年代の、それも初期BLじゃなくって少女漫画に近い。
80年代の「マーガレット」あたりに連載されてた学園物少女漫画のヒロインを、
そのまま男にして、Hシーンをしっかり描いちゃったら、こうなりましたよってレベルw
…なわけで、恋愛展開がものすごく速い。
というよりも、あれよあれよという間に、ベッドに直行しているような感じかも。
少女漫画&出版の黄金時代だった80年代ならば、
こういうのもアリだったかもしれない。
でも今は…いくらなんでも、こういうのは古すぎるんじゃないだろうか。
絵がレトロなら、ストーリーは現代人がよんでも、グッと読ませるのが、まぁ普通。
逆にレトロ感覚な展開のお話は、今時の人間を威圧しない絵柄で、アクを抜くのもこれ常識。
せめてどちらかをクリアしていたら、BLとしては、とりあえず及第点だったのだけれど…
どちらも古すぎたのが、このお話の残念なところなんです。
レトロとはいえ…美麗絵で、個人的にはかなり好みな作家さんだけに、
とてもとても残念です。次回に期待しましょう。
(↑そういえば…この作家さん、
  大昔のゲーム「アンジェリーク」のコミカライズやってましたよね。
  当時、かなり好きな絵柄でしたっけ。今は「ハーレクイン」描いてますよね。)

2

短編集

7つのお話が入っているけど、全体としては
5つのストーリー。
 
表題作は、とっても大人な恋ですね~。
相手の事を思って、他に好きな人が出来たら遠慮せずに
言ってくれ・・・・なんて普通言えないでしょ。
好きだけど我慢する、なんてね。
今までず~っと好きだった人と結ばれたけど
とりあえず身体だけ、とか
好きな人が出来たら終わりにする、とか
普通考えられないと思うんだけどw
というか、逆に執着してしまいそうな気がするけど。
だからやっぱオトナなんだなw
まー結局、本当に離れたりはないんだけど。

短編集みたいな感じなので
感情移入する前に話が終わる・・・って感じで
いつものようには楽しめなかったかな。

0

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