冷静沈着な敏腕刑事×特殊能力を持つ新米刑事の耽美的警察BL、堂々完結!

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表題作スティグマタ‐愛痕‐ 下

黒岩大人,警視庁特命捜査対策室第六係のリーダーで警視
朝子南,24歳,警視庁特命捜査対策室第六係の巡査

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あらすじ

殺された黒岩の元妻・真理の残留思念に激しく反応した朝子は、その後、夢の中でも真理の記憶を追体験していた。
残留思念を切り離すには、他者が朝子の体に触れることが必要であるため、黒岩は、朝子に自分との同居を命じる。
食卓を共にし、同じベッドで眠り、多くの時間を二人で過ごすうちに、黒岩の中に、朝子に対しての特別な感情が芽生え始める。
朝子が自分に向ける照れたような表情に、不器用だがひたむきで誠実な人柄に、いつの間にか黒岩は心を動かされていたのだった。
一方、真理殺人事件の捜査線上には、意外な人物が浮かび上がり──。

冷静沈着な敏腕刑事×特殊能力を持つ新米刑事の耽美的警察BL、堂々完結!

作品情報

作品名
スティグマタ‐愛痕‐ 下
著者
高橋秀武 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
電子発売日
ISBN
9784834264876
4.6

(66)

(46)

萌々

(19)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
15
得点
309
評価数
66
平均
4.6 / 5
神率
69.7%

レビュー投稿数15

続編、激しく所望します

『スティグマタ‐愛痕‐』の下巻。上巻と同時発売になりましたが、ぜひとも上下巻まとめて購入されることをお勧めします。

個人的に、高橋作品はどれも表紙がとても素敵だなあと思っていますが、今作品の表紙もめっちゃ素敵。絵柄はもちろんですが、色遣いとか、すごく独特でとても味がある。

で、中身も、その素敵表紙に負けない内容でした。

亡くなった人の状況を、聖痕として身体に浮かび上がらせ、そしてその被害者の思想をも感じる能力をもつ朝子くん。
その身体から、状況から、事件解決に導くのは上司の黒岩さん。

タッグを組む二人の新たな被害者は、黒岩さんの元妻の真理さんだった―。

という上巻からの続きになります。

真理さん殺害の犯人を追うために、二人はともに暮らし捜査に当たるが。
その過程で二人は犯罪だけではなく自分の気持ちも追っていく。一緒に仕事をしていく中で、二人が少しずつ心を通わせていく描写が実に緻密です。

男同士という常識。
上司と部下であるという関係。
自分の想いは、いったい恋愛感情なのか?

そんな二人の想いにめっちゃ萌える…!

そこに「真理さん」という存在があるのも良き。
真理さんが素敵な女性だったのも良き。
彼女が嫌な女性ではなく、朝子くんのライバルでもなく。こういう女性キャラってBLではあまりお見掛けしないのですが、彼女のおかげで二人とも成長していく姿に安心と多幸感に溢れました。

今作品は上下巻共に濡れ場の回数はそこそこあります。
朝子くんが、真理さんとリンクしているからでして。けれどそこには、二人の愛情は介在してないんですね。

そんな二人の想いを通じた後の濡れ場がめっちゃ良かった。
普段感情をあらわにしない二人だからこその、その溢れちゃった想いが透けて見えるようでした。黒岩さんの誠実さが斜め上を行く行動になったのにも爆笑。

朝子くんは黒岩さんへの愛情がダダ洩れでしたが、黒岩さんの想いがちょっとわかりづらい。けれど、『スティグマタ─聖痕捜査─ 』から通して読んでみると、二人の絆が少しずつ固まっていく様が分かります。

そういう意味でも、前作未読の方にはぜひとも読んでいただきたい。

はー、めっちゃ良かった。
文句なく、神評価です。

最後に黒岩さんが二人の関係を評して言う言葉があります。何といったのかぜひとも手に取って確認していただきたいですが、言い得て妙。まさに、○○な2人で気持ちがほっこりしました。

この作品、とても好きでして。
ぜひともシリーズ化していただきたい。
これからも彼らに会えるといいなと切望しています。

13

この独特さ、大好きです

上下巻合わせて読みました。
うまくレビューできる自信がないのですが、大好きなんですよね、筆に色気が溢れているこの感じ…
「雪と松」で惚れてしまい、今作もとても良かったです。

好きな気持ちは、抱かれたいと思うのは、自分の気持ちなのか、それとも…
朝子くんの不幸な体質がせつなくなります。
ミステリー要素もあり、面白かったです。
恋愛の行方も気になりつつ読み進めていましたが、いつの間にか黒岩さんの気持ちの変化にワクワクしている自分がいました。
平成の話だと書かれていましたが、登場人物の髪型が昭和っぽくて好きです。
表情も多彩で絡みも肉感的、この筆感が最高で大好きなので、今後もとても楽しみにしています。

特典で、黒岩さんがとにかく甘いらしいっていうのはよくわかりましたw

2

スティグマタの意味を知ると余計に愛しくなる作品

スティグマタ-愛痕-の上下巻での感想です。
萌えという点では少し評価を迷う部分もありましたが…でも、やっぱり、とても面白かったので神評価。

死者の思いに共鳴し、その無念を追体験するという特異体質を持っている朝子巡査。
上巻カバーの受けさまです。
下巻カバーのイケメンは彼の上司にあたる黒岩警視、いわずもがな攻めさま。
元はBLでは無いジャンルでの連載作品(スティグマタ-聖痕捜査-)であったのもあり、上巻を使ってゆっくり丁寧に作品をBLへと移行していった印象。下巻ではセックスシーンもあり、しっかりBがLしておりました。

上下巻で1つの事件を追い、その事件を取っ掛かりにして各々相手への気持ちを自覚していきます。
黒岩さんの元妻が刺殺されるという事件からストーリーは展開していくのですが、上巻では、たとえ黒岩さんが朝子くんを抱きしめようとも、それは朝子くんだけを思ってしたことでは無くて。無惨に殺されてしまった元妻を思う気持ちがあって。
朝子くんの黒岩さんへの気持ちを知っている読者の私は、なんとも切なくなりましたm(_ _)m
でもでも。黒岩さんの気持ちもゆっくりシフトチェンジしている途中。
焦らずいきましょう、ということで下巻。
私、、、黒岩さんかわいいなぁ!!!の連発でした。
冷静沈着な黒岩さん、真顔で、(朝子くんを)抱きしめたい…とかって考えているんだから萌える以外なかったです(*´◒`*)♡
丁寧な心の移ろい、人が人を好きになる瞬間、どうしてこうも胸をときめかせてくれるのでしょう。

そこからの黒岩さんは、とても男前でした。
異性愛者だったはずの黒岩さんが、同性との性行為に詳しかったのも、なんだか黒岩さんの隙のないイメージにピッタリだったので、それはそれで良し。笑


ところで。
タイトルであるスティグマタの意味。
-聖痕捜査-を読んだ時に気になって調べ、スティグマ(聖痕)の複数形なんだ、へー。くらいの認識だったのですが、ちるちるさんの作家さんへのインタビュー記事にてちゃんと理解できました。黒岩さんの傷を含めての複数形だったのですね。
素敵なタイトル。
抜粋させてもらって良いか分からなかったので…私の拙い言葉でごめんなさい。

1

新宿区四谷

非常に良かった!!!2人の関係が完成してしまったけれど、もう少し長い間付かず離れずの雰囲気でいろんな事件を見たかったなぁ。聖痕捜査が長く連載されていればそんな可能性もあったのだろうか。血まみれ刑事BLをまた連載されているそうなので、単行本化が楽しみ。

黒岩さんがもっとドライな男かと思いきや熱い男だった。捜査一課の刑事になるような男は皆熱いか(偏見)。秀武先生の触ったら温かくぬるっとしていそうな作画が好き。その割に目はひんやりしているところも。シャワーを浴びる黒岩さんのお尻が妙にぬるっとすべっと受けっぽいのはなんなんだ。

1

すっっごく良かった!!

こちらの作品は青年誌で連載されていた同タイトルの続編なんですね。こちらだけ読んだのですが、素晴らしくBLでした。

『雪と松』は読んでいて、正直この絵柄では時代物には合ってるけど現代物はどうかな?と思っていたんです。しかし試し読みで続きが気になって気になって…。

一話まるまる読めたのが良かったですね。朝子は殺害された死者の最期を再現する体質を持ち、さらには感情や記憶までもがリプレイされる。一話の最後では上司である黒岩の元妻の最期を共有し、黒岩に『愛される』という感覚を知ってしまう。

愛を知らない陰キャの朝子と、監視役ながら朝子を認める黒岩。二人になにも起こらないはずがない!

事件をきっかけに近づいていく二人が自分の感情を認識していく様子など、『スティグマ』というテーマに上手く織り込まれていて、ストーリーに引き込まれました。
ラストの、一線を越えるところ、越えたあとのおまけ話もめちゃくちゃ良くて、もっと見ていたかったです。

気になっていた絵柄は刑事ものというハードボイルドさには合っていて、さらに黒岩さんは色っぽく、朝子くんは可愛く描かれていて、なんの問題もなかったです。

試し読みで続きが気になったら、ぜひオススメします!

1

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