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表題作懺悔(ザンゲ)

安藤
教師
生駒昇
生徒

同時収録作品RISKY

橋詰恭平
兄の友人
加賀由孝
大学生

同時収録作品君さえいれば

町田耕造
課長で義父
山崎謙二郎→町田謙二郎

同時収録作品教師B

椎名
教師
浅田潤也
生徒

あらすじ

授業をさぼり、校内で友人達と日々愛欲に耽る・・・生駒は自堕落な高校生活を送っていた。幼少期のあるトラウマから逃げるように生きてきたが、偶然からそn元凶の正体が、生徒指導の教師・安藤であることを知る。近づいて、挑発して・・・心の闇を埋めるように惹かれていくふたりだったが、その束の間の幸福は長くは続かなかった。

作品情報

作品名
懺悔(ザンゲ)
著者
初田しうこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
発売日
ISBN
9784812452127
3.2

(20)

(3)

萌々

(3)

(9)

中立

(5)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
11
得点
59
評価数
20
平均
3.2 / 5
神率
15%

レビュー投稿数11

設定や背景がより過激に。

1998年発表、「初田しうこ」名義での短編集。

「懺悔」
幼い頃に遭った性被害。反動なのか性に奔放になった昇。
学校で昇を指導する初老の教師は、あの時の男…⁉︎
やっぱり性犯罪ってのは人の人生を壊しますね。
なぜ昇はこういう境地になれたのか。加害者は死んで詫びても許されないと思うけど、この物語は最後に甘さが出ている。

「RISKY」
家に帰ったら急に「兄の友人」を名乗る橋詰がいて、そのまま居座り続けている。
際どい冗談ばかり言っていたがある日力づくで…
実は本作は背景が薄暗くて、主人公の由孝は実の兄と関係していて袋小路。橋詰は強引だけどある意味救いの神になったのかも。

「君さえいれば」
リーマンもの、オヤジもの。で、ちょっと捻って義父もの。
視点は、課長の町田。娘婿で養子になった義息子で部下の謙二郎と、娘の病死後も同居している。
この作品、初めて読んだときは鹿乃作品中唯一ダメだぁ…って思った作品だったけど、今読み直したらイケました。

「教師B」
人懐こい生徒の浅田は、同期の物理教師・椎名と関係を持っている。それを知った河野(体育教師)は椎名を許せずに冷戦状態。浅田にも説得するが、好きだから、と言うことを聞かない。
椎名は浅田に好意も確かにあるんだけど、結局自分のストレスに負けてるだけなんですよね。浅田はそのまま椎名側に着くし、河野は一瞬のとばっちりでクビです。逆にリアルとも言えるけど。


設定や背景はより過激になっていると思う。小児性愛とか近親とか。
でも物語の締め方には段々甘みが出てきているような気がする。読み終わった後いつまでも口の中に苦味が残る…ようなアノ感じは薄まって、それはそれで読みやすい。
あとがきがいいですね。楽しい気分で読み終われます。

0

闇ありエロありな4作品

①懺悔
子どもの頃悪戯されたオトナに、学校で再会する(教師!)DKの話。闇が深い。受ちゃんが可哀想で辛い。
ハッピーエンド・・・?なんですけど、うーん、、なんとも後味悪い感じです。

②RISKY
キンシンソーカン(描写ほぼ無し)してた弟と、その兄の友達の話。こちらも解決したのかしないのか・・・。

③君さえいれば
亡くなった娘婿で部下でもあるイケメンと、オジさんの話。結構しっかりオジさん。
元々イケメンくんはオジさんが好きで、元妻もそれをわかってて結婚したと・・・!珍味
こちらはしっかりハピエンです。続編があります。

④教師B
メインCPを止めようとして失敗するコーコーキョーシの話。こちらも好き通しで何の問題もないはずなんですが、、やっぱり後味がイマイチ。

0

神評価です。

鹿乃しうこ先生の作品という事で、、、
初田しうこ名義の昔のものを読んでみたくて購入しました。

とにかく色々、衝撃でした。

こちらの情報だと、1998年発売で〜24年前の作品なんですね。
短編集なんですが、1話1話の内容が濃くて〜本当に重く伸し掛る重さ。
いやぁ〜久しぶりに、ドキドキしながら読んだ。面白かったです。

これから読まれる方は、ネタバレ無しでおすすめしたい1冊です。
地雷多めの方は、注意。


あとがきまで、しっかり楽しめました。
間違いなく神評価です。

1

オヤジ率高め

1997~1998年に雑誌掲載された作品が4作品収録されています。
雰囲気はシリアスで重いものが多いですが、結末は割と甘々で安心出来る作品ばかりでした。
ただ、『君さえいれば』以外は途中経過で酷いと思った理不尽な行為が出てきたので、その辺りが地雷になる方もいらっしゃるかもしれません。
まだ初期の頃の初田さんの特徴がよく出ている作品集で、ずっしりと重いテーマが描かれています。
執着が高いキャラも多めです。
年の差カップルばかりでしたが、4作品中2作品にはオヤジキャラが登場します。
しかも年齢高め(50代位?)の渋いオジサン達です。
『君さえいれば』はそのオジサンが登場するお話でしたが、会社では部下の謙二郎が健気で可愛いキャラで、収録作品中一番安心出来る作品でした。

0

小難しい思考回路のキャラばっか出てくる1冊

インモラルカプ揃いでなかなかダークな1冊でした。
時代かな?
今のしうこ作品にも片鱗は残っていますが、こちらはその「片鱗」部分が全開している感じですかね。

とりあえずキャラの頭の中が全作めんどくさい!
よってセリフもモノローグも全部めんどくさい!
「P.B.B.」の能成くんみたいな奴ばっかり出てきます。
しかもめんどくさいのがおっさんの方ばっか!
能成くんは若かったから中二病でも可愛かったけど、おっさんがこじらせてるのはめんどくさいわw
「君さえいれば」も1冊にまとまった完全版の方を読むと結構楽しいラブコメなんですが、ここに収録されている第1話だけに関して言えば、オヤジ(攻)の思考がやっぱりめんどくさい感じです。
BLは脳筋タイプが好きだな~と改めて思いました。

でもこの暗さのトーンとインモラル感は好きです。
あと、昔のしうこ作品はカップリングが結構チャレンジングで、そこも好き。
ショタコン教師と元ショタ生徒、教師と生徒と教師の三つ巴、ガチ兄弟に兄の親友、義父と婿…
羅列するととても濃いw

どっしり濃い一冊でした。

2

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