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おねだりしてくれたら気持ち良くしてあげるよ
意外とおもろかった～
帯『おねだりしてくれたら気持ち良くしてあげるよ（ハート）』
この作品を楽しむには先ず、期待しないって事が必要かもしれないです。
期待しないで読むと意外におもろいけど、期待して読むと肩すかしくらいます。
自分の場合はしょっぱなが砂漠の真ん中で青姦、さらに「かわいい（ハート）」と7ページ目の段階でこ、これは…とガタガタッと一気にハードルを下げたので読み続けるとあれ、覚悟してたよりは結構おもろいかもーとなりました。
なので先ずはハードルをぐっと下げて読むのがオススメです。
アラブ物なんですがちと違うのは、リオン[攻]はかつて日本で母子家庭で貧しい暮らしを体験していて、その時にアパートの隣に祖母と住んでいた亨と仲良くなります。
夜逃げ同然でそこからいなくなったリオンは一度だけ亨に電話を掛け、「お金持ちになって迎えに行く」と約束するのですね。
リオンにとってアラブの王族はその約束の為の選択肢の一つに過ぎなくて、亨を迎えるに行けるだけの財力と地位が得られるなら実業家でも俳優でも何でも良かった訳です。
結果的にアラブの王族になったからアラブ物になったけどって感じです。
亨の一人称が「俺」でリオンが「僕」なのもさり気なく良いなー。
テンプレアラブというより、甘いシンデレラストーリーの分類に入ると思います。
亮がリオンのアラブ王族衣装をコスプレだと思ったり、目覚めた亮が宮殿風景を見て、あまりの光景にこれは夢だな、とまたベッドに戻ろうとするとことかなんか可愛かった。
リオンは健気～～腹黒だけど亮との約束をかなえる為だと思うとこれは健気攻。
ライトに読める幼馴染み再会物、シンデレラストーリーにアラブ風味を足したって印象。
繰り返しになっちゃいますが期待しないで読む位でちょうど良いです。
自分は割に好き。
もうちょっと内容が欲しかったかな
アラブ物を探していて見つけた作品。
表紙を見れば分かる通り、このアラブの王子様は金髪碧眼です。何故なのかということは…ある程度の予想はつくかもしれませんが、それなりの理由があります。
再会モノという私の萌えポイントもあるのですが、読後の感想は、Ｈばっかりだな＾＾；でした。
ストーリーがほとんどないので、受け様にゾッコンでちょっと暴走気味の攻め様と苦労人の受け様との超夢物語を読みたい時にはいいかなと思います。
ただ、私個人の好みとしてはもう少しストーリーがあってほしいし、攻め様の過去ももうちょっと黒い過去があっても良かったかなと思います（あとがきによれば、担当さんに止められたそうですが…＾＾；）。
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