イラスト入り
“学歴・職歴ー不要”
ブックパス読み放題にて表紙に惹かれて読みました。私の読むフォントサイズで500頁強(大体200〜300P)で驚きました。既刊「彼は手段を選ばない」に書き下ろしを加えた新装版だそう。
小さい島で神様と崇められる美しい青年柊杞と、でっち上げ記事で大金を取ろうとしたジャーナリスト望月。柊杞が病気だと思っていた下半身を望月は見抜き、“処理”する。エスカレートする行為を島育ち純粋培養の柊杞は“衆道=身分の高い者の嗜み”だと勘違いし、望月はそれを訂正せず利用し続ける。
エロエロとはいかないまでもまぁまぁな頻度でHシーンがあり、この作品では髭責めが良かったです。それと勘違いの多い柊杞が、すぐいった時に望月に「早い」と揶揄されるのを、褒められていると勘違いして照れるのがめちゃめちゃ可愛かった。
頁数がかなりあるのですが、キャラの能力や世界観はそこまで奥深くないので完遂はキツかったです。
柊杞の幼馴染がかなりのウザキャラで中盤は飛ばし読みしましたが、終盤では柊杞のフォトグラフィックメモラー(見たものをそのまま完全に記憶できる)能力と遺伝子を狙われるのは面白かったし、こちらの方に比重が欲しかった。
望月にとって柊杞はそのまま紹介出来ない相手(俺様ではなく神様)だろうし、仕事で遅く帰っても日の出には起きて散歩に付き合わないといけないから睡眠2-3時間とか、今後大丈夫か…と思っちゃうので、もう少し落とし所を残して欲しかったです。あと挿絵は少ないです。