好きになって、ごめんなさい。

ただ一度の恋のために

ただ一度の恋のために
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×24
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
31
評価数
9
平均
3.6 / 5
神率
11.1%
著者
いとう由貴 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
高座朗 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
ISBN
9784773099737

あらすじ

幼い頃から閉じこもりがちだった伸之。大きな蔵元の次男ゆえか、病弱さゆえか、大人達に過保護にされてきた彼に広い世界を見せてくれたのは、蔵人の澤木だった。まだ二十一歳の乱暴な若者は、纏わりつく伸之を邪険にせず構ってくれた。それから八年。兄を慕うようだった澤木への想いは、いつしか甘い恋情へと変わっていた。一生に一度の恋。好きなのは澤木だけ。けれど赦されない想いは叶うことなく、伸之は澤木から引き離されて……。

(出版社より)

表題作ただ一度の恋のために

澤木宗吾,29歳,高水酒造の蔵人
高水伸之,17歳,高水酒造の二男

レビュー投稿数3

純愛直球でいつまでも読んでいたくなる文章と密度

kindle unlimitedにて
今は問題視されるような周囲からの同性愛否定発言も、引き離そうとする強い力も、二人が地獄に落ちてもいいと思える激情と双璧なので、旧時代的でも現在のBLとは違う惹きつけられるものがあります。

お話はとてもシンプルで、いつまでも読んでいたくなる文章と密度でした。日本家屋の空気感、沢のせせらぎなど目に浮かぶようで心地よく、その中で病弱な坊ちゃんが澤木を慕ってキラキラした目を向ける純粋さが愛おしい。
思春期になっても夜に澤木の家に遊びに行く伸之、気持ちがありつつも手は出さない澤木が大人で良かった。しかも鈍感。
澤木を想う強い感情に動かされて伸之が何度も走り出すのがエモい。家族からの物凄い反対も分かるし、お互いがお互いを思い無理に身をひこうとするのも切なくて良い。。
大番頭が黙って澤木の酒を美味しそうに味わうのがとても良かった…

大学仲間に同性の恋人が居ると言えず猥談に乗せられてしまうシチュ、木原音瀬先生の「B.L.T」にもありましたがすごい好きです。澤木が慌てて「マグロがいい」と何度も念を押すの笑えるし甘々ハッピー。
結局家族には言えない秘密の関係(美味しい)のままエンドでしたが、「地獄に落ちても一緒がいい」と言うのだからこれ以上は野暮なのでしょうね。

0

純愛です。

可愛らしい受けと寡黙な攻め。
これは、と思って読んだ割にはハマりきれなかった…という作品です。
何が良くなかったって、ここでででくる方言が自分の出身地のもので、なんかやけにそれが気になっちゃってですねw
自分の地域の方言が使われた作品って初めて読んだので、それは新鮮でした。
うすうす気づいてたことなんですけど、この方言、すごいださいんですよね…地元民でなければ素朴で可愛いと思えたかもしれませんが、どうにも集中できませんでしたw
それと、私は健気受がちょっと酷いくらい辛い目にあった方が萌える変態なのでその点でも合わなかったです。
でも痛いのが苦手で、健気受好き、純愛好きな人ならとても楽しめる作品だと思います。

1

偶然の再会で一気に燃え上がる!

想いを伝え合ったわけではないけれど、ふたりの強い想いに気が付いたまわりが引き離す。
理不尽な別れを受け入れ、一旦は離れ離れになりますが、偶然の出逢いをきっかけに……というお話。
好きで好きで仕方がなくて、ただそばにいたい、いて欲しいだけなのに。離れ離れになっても、ずっと相手を想い続けていて、まさしく純愛。想いを残しながら別れていくシーンが、ツボにはまって泣けました。

澤木がいわゆる“不良少年”だったことが災いして、田舎では暮らしにくいわけです。
伸之に庇われ、伸之に存在を認めてもらったことで居場所を見つけ、今では真面目に働いているのに、過去のことをネチネチ言われちゃって。
おまけに、恋愛のことでは別れるよう言われてしまって。
伸之も、虚弱なことが負い目となって、家族に我が儘が言えず、大好きな澤木と引き裂かれることになってしまいます。

この別れのシーンがツボで、すっかり伸之になってしまった私は泣けた泣けた。
自分の想いを否定されて、理不尽な別れを強いられて、ただただ好きなだけなのにねぇ。

でも、奇跡のような偶然の再会によって、二人の想いは一気に再燃。
もう別れることは出来ないぞ! ってくらい、思いっきりくっついてます。

想いを募らせるエピソードや、別れるシーンの方が分量的には多くて、ラブラブしているところが少なくてその辺がちょっと残念。
甘いシーンも、もう少し読みたかったです。

5

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