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表題作朝帰りのジンジャーシロップ

宇藤悠介,カフェ店長
樹野暁,19歳,専門学生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

全寮制の学校に通う樹野暁は、カフェオーナー代理の宇藤悠介に一目惚れ。やがて一夜をともにするが、宇藤には婚約者がいて……!?
(出版社より)

作品情報

作品名
朝帰りのジンジャーシロップ
著者
坂井朱生 
イラスト
広乃香子 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344818224
3.3

(3)

(1)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
9
評価数
3
平均
3.3 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数2

続編出てるんだ!

ちるちるのサイトで続編が出ていることを初めて知りました!ちるちるに感謝です。

私がこの小説を購入させていただいた理由は表紙の絵の繊細さです。書店で朝読書用の小説を探していたところ、本作を目にして即購入させていただきました。ポップなフォントが細くて綺麗な表紙と不釣り合いすぎるところは少し気になりましたが…(笑)ですが、表紙買いしたにもかかわらず内容も負けず劣らず面白かったです。

登場人物は樹野暁、宇藤悠介の2人です。暁は山間にある全寮制の専門学校に通う学生、少しツンデレな面もあるけど趣味は甘いものを食べること。悠介は暁が通う学校のある山の麓にあるカフェのオーナー代理です。

暁は自分の通う学校の寮からはかなり離れたところにある、「ナッツカフェ」というカフェによく訪れる。ある日、暁は「ナッツカフェ」からの帰りに、とある男に声をかけられるが、なかなか信用ができずに怪しむばかり。しかし、声をかけてきた男は「ナッツカフェ」の店長だったことがわかる。
後日、「ナッツカフェ」の店長、悠介は暁にお礼がしたくて、暁の通う学校で待ち伏せをするが、暁はそっけない態度で…。

とにかく良い意味で定番でした。暁のツンデレ感もちょうどよくて可愛らしかったし、悠介のほどよく遊び上手な感じもよく伝わってきました。エロさは控えめで、あくまでも恋愛小説、といった感じでした。

初購入BL小説ということもあって少し評価は甘めですが、神評価にさせていただきました。続編、絶対購入させていただきます!

1

このツンデレは…あまり惹かれません。

軽めなカフェ店長×ツンデレ専門学生です。
この受がちょっと厄介でして、受視点で読んでいるとなかなかデレの部分が見えず、若干イライラしてしまいました。
ツンデレは大好物なんですが、どうもこの受は最後まで好きになれぬままでした。

可愛い容姿の専門学生・暁はクールな性格に反して甘いものが大好き。
山中の寮で暮らしている暁の最近のお気に入りは、往復4時間かかる街にある『ナッツカフェ』。
週末ごとにそこを訪れる暁だが、その帰り道、綺麗な男に声をかけられ…
そしてなんとその男は『ナッツカフェ』の店長・悠介で…?!
とある過去の出来事により、警戒心のめちゃくちゃ強い暁。
悠介に惹かれつつも、その事実を認められず、彼に冷たい態度で接します。
逆に暁のそのツンデレな態度が大好きな悠介は、どんどん暁にアプローチしていきます。
私はどうもこの暁の性格が苦手で…
ツンデレのはずなんですが、ただのツンデレではないんですよね。
ツンデレのいい所は、ツンがある上でにデレの部分なんですよね。
だからそのデレを活かすためのツンだと思えば、どんなに酷いツンであれ、愛おしく思えるものなんですよ。
でもこの暁の場合はなんというか・・・なんだかすごいしたたかなような気がします。
自分の容姿が整っていることも(本人にしたらコレがコンプレックスなようなのですが)十分理解しているし
悠介が自分のことを好きなことも分かっていたはず!!(だって自分に何かとかまってくる理由を教えろなんて、そんなの自分のこと気にいってるからに決まってるじゃないですか!)
それなのになんというか捻くれているというか、うーん…
拗ねて逃げればすぐに悠介が追いかけてくるとわかっているし、
そういうの全部計算ずくでやってるの??と思ってしまいます。
女力が高いですね、うん。女々しい!
攻視点で見れば、すっごくいいツンデレなんですけどね。
悠介は暁が自分のこと好きなの確信してるし、暁が拗ねてるときの描写もちゃんとあって、
ちゃんとツンの部分とデレの部分が描写されてました。
そりゃ悠介だって暁の気持ちを確信してなかったらあそこまで甘やかしたりしませんよね。
そういう面では悠介のほうがだいぶしたたかだとは思いますが、このしたたかさがなかったら暁は前へ進めませんからね。
攻は案外好きでしたよ!

…というわけで、最初から両想いだった二人なんですが、上手くいくまでに結構かかります。
そして結ばれてから、悠介に婚約者がいることがわかって…という、
ここがこの作品の一番のヤマのはずなんですが、なぜかこの問題は恐ろしく早く解決してしまうんです。
300ページ弱あるはずなんですが、その大半は暁の一人グルグルなかんじで、
ちょっと読んで怠くなってしまいました。
暁の過去や、悠介の家庭のことも、インパクトに欠けましたしね…
まだまだ二人は始まったばかり、というかんじなので今後のラブラブならば読んでみたかったり。

1

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