あんたの犬になったんだもん

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表題作ばかいぬ~制服のわんことキャリア姫~

バカ犬巡査 池澤真琴 26歳
キャリア監察官 等々力潤一 36歳

あらすじ

キレ者として名高い監察官の等々力。彼の部下にと押しつけられたのは、見た目は完璧、超イケメンだが途方もないおばか…の池澤だった。躾のなっていない犬そのものの池澤に秘密を知られ襲われてしまう等々力。だが、次第に池澤の熱いハートにホダされて……。そんな中、ある事件が二人の関係に亀裂を…そして等々力の身に危険が! おばかわんこ池澤は等々力救出に間に合うのか? ハイテンション炸裂!LOVE。
(出版社より)

作品情報

作品名
ばかいぬ~制服のわんことキャリア姫~
著者
二條暁巳 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
イースト・プレス
レーベル
アズ・ノベルズ
発売日
ISBN
9784781602899
2

(5)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
6
評価数
5
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

笑えるエッチ

お馬鹿な攻が大活躍する、ハイテンションなラブコメでした。
いつもは休み休みチビチビ読むのが、一気に読まされました。ページ数多めだから疲れました…。

冷血で美貌、なおかつ優秀で、その手腕で恐れられる警察庁の監察官の等々力は、美形で超お馬鹿な部下の池澤を押しつけられます。
池澤は片思いの同級生、桐生の腹心であったことから複雑な心境に。そして、誰もが恐れる監察官と聞いても、全くびびらない池澤に引っかき回されて、ペースぼろぼろに。
そのぼろぼろっぷりが超笑えます。
途中、池澤が単なるお馬鹿ではなく、警察官らしい情熱を見せるのですが、桐生に夢中な等々力は、池澤への気持ちを押し殺してしまいます。
どんなに冷たくされても、拒絶されても、ひたすら等々力を慕う姿はまさに忠犬です。アホなところがなおさら愛しい。

0

 どちらもおバカじゃない?

 はぁ~やっと読み終わったよー。いつになく読むのに時間がかかりました↓なんでだろう、話がアップテンポで、最初に思い描いていたものと違ったからかな。あと、等々力さんの設定は、色白できれいな人となってるんですが、むしろ、融通の利かない少しうらぶれた普通の人みたいにしてほしかったな。
 表紙の二人はすごく好みなカップル図で、最初わくわくしながら読んでいたんですが、等々力が護送中の本間を一時逃がしたところの部分や、肝心な事件の流れが上手く理解できず、はて?な感じに。
 でも、最後に二人が結ばれるシーンは、わりと読みやすく、よかった。
 等々力は、結局左遷の道を辿るのですが、わんこはどこまでも追いかけていくのですね。ホロリ。

0

人によっては読みにくい――カモ?

話はそこそこ面白い、エロもそこそこある――だけど、何故進まない?
そんなことを思いながらではありましたが、ようやく読了です。

読んだ感想としては、登場人物のクセが強い。
基本ドタバタなんだけど、時々シリアスでそのシリアスが「へ?!」と思うぐらいヘビーな回想だったり……という話の展開です。
文章がアップテンポなので、ちょっと気を抜いているとすぐに置いてけぼりになってしまうのが残念。
ポカーンとしている間に、シリアスになって、ギャグが出てきて、またシリアスになって、エロがあって……「今、何が起きてるの?」と前のページに戻ってみたり……読むのに結構エネルギーを消費しました。

ここまでキャラが立っていて、尚且つアップテンポな文章なのであれば、いっそのこと、スコーン! とギャグならギャグ・おバカならどこまでもおバカで突き抜けてしまったほうが、気軽にサラッと読めて楽しさが増したかもしれません。
池澤のキャラが舌足らずのおバカキャラだったり、きちんと喋れるキャラだったりと場面によってギャップがありすぎて、びっくりしました。
池澤自身の「おバカな大型犬」というキャラクターは可愛らしいとおもいます。

0

愛に突っ走るバカワンコはBL界の「こち亀」かと思ったよ。

タイトル通りのバカイヌが大活躍のしっちゃかめっちゃかラブコメです。
最初からハイテンションで、思わずお前は両さんなのか!?とあせりました。

警察内の悪を容赦なく摘発するため、皆から”悪魔のロキ”と恐れられる美形のメガネ(腕カバーをつければ役所の戸籍係り)監察官等々力。
職務規定違反で警官を一人連行する際、街頭でピーポくんの着ぐるみが、窃盗犯を捕まえる現場に遭遇。
いきなりハチャメチャで混乱から始まります。
正直、この数ページでものすごく疲れました、、、
ピーポ君に入っていたのが、見た目モデルのような巡査の池澤。
外見はものすごくいいのに、頭はものすごく残念・・・よく警官になれたなというくらい・・・でもその素直さで署内のアイドル。
その池澤が等々力の護衛兼運転手になったことから、とんでもないおバカなやり取りが連発されていきます。
等々力はT大主席卒業の超エリートで冷血漢なのに、池澤だからペースが乱されるのか、どうもただ冷たくて厳しいだけの、あまり優秀な人に見えないんですよ。
キャリアなので運動神経は悪いみたいだし。
一日1ページ覚えろと池澤に渡した本が「四字熟語」と「四十八手」!!の本。
これを覚えればいいんですね~とかいって池澤に襲われて、本人ゲイでないと言っている癖に、ベッドの下からは数々のグロイ玩具の数々とゲイのエロ本!
池澤は、頭悪いの丸だしに言葉使いも幼稚ならば、行動はまるっきりイヌです。
等々力に対しては、お手も待ても伏せもして、エッチ完遂までは最後までかかるのですが。
等々力が追っている署内の不審事件が、実は等々力の同期で池澤の上司の桐生の絡む事件と繋がって、一応事件になってはいるものの、その原因が轟の余りに厳しい追及と締め付けが原因だったという、最後は何だか??な流れで、こんなことで、こんな大掛かりな事になってしまうの?
みたいな、勝手に本人達と作者さんで盛り上がってしまって、自分おいてきぼり喰らわされた感じが否めませんでした。
ただ、最後近くになって二人が愛を確かめて、等々力が左遷されて・・・というところから、人間らしくなったというか落ち着いてきて、ようやく読みやすくなったという、、
本当に、登場人物のパワーに圧倒されました。

絵もですね~きれいなんですけど、等々力が線が細くて美人という設定なのに、どう見ても役所のおじさんにしか見えなくて、もう少し色気のある男性に描いてほしかったな~という不満も残ります。

BLのラブコメというかお笑いは大好きですが、どうもこれはテンションについていけませんでした。。。残念。。。

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