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表題作彼は俺の愛しい暴君

アレクシス.アルプアズーリ国のバツイチ子持ち大公
上杉真琴,王子の家庭教師になった動物行動学者

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

6歳の王子の家庭教師になった日本人の真琴。
横暴な大公に反発しながらも心の絆は深まっていき…。

ヨーロッパの小国アルプアズーリで、
住み込みの家庭教師をするために日本からやってきた真琴。
お金持ちの家での仕事だとは聞いてはいたものの、
なんと雇い主はその国の大公で、教えるのは6歳の王子だという。
しかも会ってみると大公は、送り狼で真琴に手を出そうとした傲慢な男だった! 
強引な要求ばかりの大公に反発する真琴だったが、
なついてくる王子は可愛いし、いつしか心は揺れて……。

(出版社より)

作品情報

作品名
彼は俺の愛しい暴君
著者
二條暁巳 
イラスト
三雲アズ 
媒体
小説
出版社
コスミック出版
レーベル
セシル文庫
発売日
ISBN
9784774724447
3.3

(3)

(0)

萌々

(1)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
10
評価数
3
平均
3.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

子はかすがい?

初っ端から男娼に間違えられる哀れな受け様。(博士なのに)
一国の大公とは思えない程非常識な傲慢攻め様と
その6歳になる可愛い子ども、3人での家族になるまでの
二條先生が描く子供がクションになるお話です。
この先生の作品に出て来るお子ちゃまはいつも健気で愛くるしい。
今回も、洩れずに可愛さ健気さ爆発しちゃってます。
攻め様の育った環境や係りあった人間関係のせいか
攻め様は、大公として特に傲岸不遜に公務をしています。
しかし、攻め様には離婚経験があり幼い一人息子がいますが
身体が弱く、常に喘息の発作を起こしてしまう。
それでも、未来の大公として強く育てねばと
日本大使館の伝手で受け様がその王子の家庭教師に。

受け様と攻め様はお互いが何者か判らない内に出会っています。
攻め様は、一目で気に入り(男娼として)受け様に不埒を働き、
受け様は、誤解だと・・・
そして、2度目の出会いで大公と家庭教師として面会します。
受け様はanimalセラピーを専門としている学者で
王子にもと考えますが、大公は一切聞く耳を持たず不採用にしようとしますが、王子のたっての希望で家庭教師になります。
王子と受け様はとても仲良しになりますが
攻め様とは中々意見が合いません。それでも王子を通して
徐々に攻め様の様子が変わっていきます。
元から、受け様を気に入っていた訳ですから・・・
後半、お邪魔虫さんがちょい、かき回しますが
やはり、最後はハッピーエンド!ほんわかするお話です。
BLで可愛い子どもを愛でながら和みたい人にお勧めです。




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かわいくて癒し系

三雲アズさんのイラストが好きで、中身問わず買いです(汗)
あらすじを見ると、強引な一国の大公が攻め様ということで、うわっ!ひょっとして苦手か・・・と戦々恐々としたのですが・・・
いざ読んでみると、なんか癒されちゃいました!

確かにね、大公アレクシスは滅茶傲慢で、空港で見かけた真琴をいきなり男娼と思いこんで、酷い扱いをするんだけどその実はちょっと一目惚れ。
お城に帰れば、子供思いのいいお父さんなんです。
ただちょっと過保護で、仕事も忙しいし、母親のいない淋しさを埋め切れてあげられていなかった。
そこに真琴がアニマルセラピーの学者でもあり、王子のカミーユに必要な自由を与えてあげることで、カミーユの信頼と、アレクシスの信頼と愛も得ると言う、実によいお話になってました。

真琴がアレクシスを好きになるのは、ほだされが大きいけど、そんな突っ込みもどうでもいいほどにカミーユがかわいい~!!
喘息の発作も、甘えたいのも我慢してたんだね。
スキー場のホテルでアレクシスと真琴がいい雰囲気になったところをカミーユに見られて上手くごまかすシーンにニヤニヤ笑いですよwww

王室という特殊環境だけに古きを守るか新しきを取り入れるか、そんな存在が真琴を排除しようとするアレクシスの側近だったと思います。
全体をとおしても甘いお話でしたが、カミーユの存在が中和剤の役目をして実に癒しの雰囲気を出してましたv

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