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表題作二人の男~獣の絆~

ヤクザの息子で実業家 軍司疾志夫/大学生の弟 魁
製薬会社研究員 桐島耀

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  • あとがき

あらすじ

製薬会社の研究員として働く霧島耀は、実の弟である魁に密かな…決して報われることのない禁じられた想いをよせていた。ある日、魁の遊び仲間の罠にはめられた耀を救ったのは、危険な匂いを漂わす男・・・軍司だった。魁への報われない想いを軍司に重ね、体の関係をもつ耀。だが次第に軍司との深みに堕ちていく耀に、魁は兄への想いに気付き・・・そして耀の本心に気付いた軍司は・・・。二人の男に乱され、耀が選んだのは・・・!?
(出版社より)

作品情報

作品名
二人の男~獣の絆~
著者
二條暁巳 
イラスト
えまる・じょん 
媒体
小説
出版社
イースト・プレス
レーベル
アズ・ノベルズ
発売日
ISBN
9784781606293
2.3

(3)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
6
評価数
3
平均
2.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

受けのしたたかさに思わず。。。

「ばかいぬ」が好みでなかった作者さんでしたが、イラストがえまる・じょんさん、あらすじを見れば結構シリアス目の禁忌の兄弟愛を含んだ3角関係と、ドロドロの匂いをかぎ取りましてww
結構被虐嗜好の破壊を好む受けになるお兄ちゃんが好みでした、はいv
この本の萌え部分は何と言ってもこのお兄ちゃんのドMが支えています!!
ただ、弟がお兄ちゃんを愛してるとか言いだすのは、まったくもって謎ではあったのですが、、深く考えなければそうなのか~なんですがね(苦)

冒頭は、家に女を連れ込んだ弟がエチをし始めて、それを隣室にいたお兄ちゃんが聴き耳立てて、弟に犯される想像をして自慰する、のっけからのエロスで始まりましたvこれって結構ソソられるw
このお兄ちゃん、医学部を出ていても医者にならず製薬会社の研究員をしていると言う設定。
その裏には、弟で散々苦労してきたことと、そうなった原因が自分にあるという罪の意識があるということがあります。
弟の何だかヤバイ事に巻き込まれて、ヤクザに関係ある軍司に気に入られ、身体を自ら捧げ、望んで酷い目にあおうとするお兄ちゃんがこれまたエロい!
弟がヤクの製造と流通にかかわっていたこと、兄の製薬会社で薬品がごっそり亡くなったことが、軍司の関係する組の事情と上手く絡んで事件が展開していき、そして、円団の3Pに!

お兄ちゃん、弟への後ろめたさの方が弟にかけられた迷惑より勝ってしまっていて、ああ、この人は根っからのマゾなんだ、って思わせます。
弟が大事、かわいい、全て、それだったとしても、兄のちょっと自虐な性格が歪みの根源だったと、性的なモノに繋がるきっかけと推測するしかない?
そんな、被虐嗜好を軍司によって満たされるから兄は人がかわっていったらしいです(研究所の人談ww)
それも、兄の愛。
同時に二人の男を愛している兄。
軍司も、他と違うメゲない、壊してほしいと望む、そして辛い目にあっても笑っているそんな兄にのめり込み始める。
ただね、弟がようわからんのですわ。。。
兄にとっても突っぱねた態度を取っている。
頭悪そうなのに、ヤクの精製を、しかも純度のいいものが作れると言う薬の天才だったなんてww
ま、それはおいておいて、兄を毛嫌いしてそうなのはツンデレかと思いきや、本気で嫌いそうなのに、軍司のクラブでSMショーに出ていた男が兄だと知って急に兄に執着を見せる。
そこがよくわかんなかったです。
結局身体なのか?兄のエロさにやられたのか?弟よ!!
何より、一番最初兄にDVD帰しに行けって言ってその時危険な目に兄はあってるんだけど、その後日弟がそれを確認も問いただしもせず、その時大慌てで兄を追いかけたのに、その後弟がどうしたか書かれてないんで、おかしいな~と思うことしきり。
そこは、きちんと回収してほしかったんだよな~

全体としては面白かったです。
やはり突っ込みさえ入れなければw
それに冒頭にも触れたように、この本はお兄ちゃんが全てです。

2

話がよくわからんかった

文体も読みやすく、リズムもいい。すっと入れるオープニングで、飽きさせない展開になっていました。
途中で視点がかわっていたことに気が付かなかったので、え、えっと慌ててしまいました。(兄さんがマスクつけられてやられまくってるとこ)
全体的に嫌いじゃないのですが、なんか疑問が沢山のこった作品でした。
弟のエッチに聞き耳を立てていて、自慰をする。んで見つかってののしられて。決して淡泊で人間にの欠ける兄とは到底思えない。本当に出来た兄さんなのか? 
DVDを返しに行った兄を慌てて追いかけた弟よ、君は一体何をしていたのだ? 
弟よ、なぜ急に愛情ともいえない不思議な執着心が湧いて出てきたのだ? 昔から好きで、いいとこ見せたくて悪ぶって、強く見せてってのは書かれていたが、なんかすっきりしないぞ・・・。
でも、絵がSAI使いのえまる・じょんさんなので、なんだかとても身近に感じられた作品でした。(勝手に身近に感じているだけですが)

2

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