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尻フェチは、危機の際にも好みの尻を探していた変態？
男×男が当たり前の前提で、そこからどう進むか？
この世界に女性は全く存在しないパラレルワールドなのだと、それがファンガジーである所以なのかな？と改めて思ってしまいました。
表題は、階段から落ちそうになった葉月をかばって骨折してしまった和田。
罪悪感から毎日葉月は和田を見舞うのですが、謝る葉月に「君のお尻を触らせてもらえるかな？尻フェチなんだ」って、、、！？
階段落ちる時に触った葉月の尻がドンピシャ好みだったってぇ～～！
で、和田の退院祝いは裸エプロンに、Ｔバックショーツ♪
あくまでも ”尻フェチ”に重点を置いたエロなお話で、シチュを楽しませていただきました。
「運命の人」は高校からの恋人で同居中の大学生のカプ。
”それぞれの約数を足すとお互いの数になる二つの数字である友愛数”を一生懸命探す瀬尾と、高校時に小説家としてデビューして恋愛小説家として大学生との二足のわらじをはいている高畠との不器用な愛の話。
高畠は瀬尾をモデルに小説を書いていたのに、瀬尾はその登場人物にヤキモチを妬いて、、、
一生懸命友愛数を探していたのは、二人の共通の数字を探すためだったという、かわいらしい瀬尾でした。
「共犯者」は偶然出会った人は実は・・・というこれも上記”運命”を感じさせるお話。
悲しい過去があった為に記憶を一部の記憶を失くしてしまった鹿沼、沢崎はずっと鹿沼を想っていてくれたなんて、やっと結ばれて良かったね♪
でも、引き離された過去があるだけに、甘い雰囲気で綴られてはいますが、二人に突きつけられた真実は、実はものすごく重いという、許されざる愛なんですね。
「箱入り姫」幼なじみ４人の抜け駆け禁止の恋愛の行方は？
年上の幼なじみ３人が年下の律がいじめられるのを守ろうとするのが、いじめに拍車をかけてしまって、、、
律の気持ちは実は・・・ということで、3人のうち一人が選ばれることになるのですが、それは選ばれなかった２人には秘密の関係でなくてはいけない。
という、少し後ろめたさを残したお話。
「１LDK＋α」は同居人との恋愛発展話。
兄の住居へ訪れるとゲイの同居人が！？スキンシップ過剰な同居人にだんだん心ときめいて・・・
この本の中では、少し暗さを残した「共犯者」と「箱入り姫」がよかった気がします。
とりあえず総てハッピーエンドではありますので、自分の好みの話を見つけれるラインナップになっている一冊だと思いますよ。
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