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表題作オトナ初恋

一つ年下の幼なじみ 朔也・22歳
和菓子屋の息子 陽斗・23歳

同時収録作品シュガーレス

桜井 学生
高田 学生

同時収録作品新婚ごっこ

京一 義兄
淳平 義弟

同時収録作品あまい?関係

祥一 クラスメイト
亘 クラスメイト

同時収録作品スキとか言えない

池内 大学生
真鍋 大学生

その他の収録作品

  • 嘘をつくならせめて
  • おまけ4コマ
  • あとがき

あらすじ

「オトナになったら、俺のお嫁さんになって!!」そう言ってたひとつ年下の幼なじみが就職。入社式の日、パリっとしたスーツを着て現れた。・・・アレ?子供だと思っていたのに、いつまでも俺のあとを付いてくるだけだと思ってたのに・・・。あいつのスーツ姿を見るとなんか、ぼーっとして、ぼやっとして、ドッキーン!としてしまうのって・・・。(出版社より)

作品情報

作品名
オトナ初恋
著者
深瀬アカネ(深瀬紅音) 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
ISBN
9784877241605
3

(4)

(0)

萌々

(0)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
12
評価数
4
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

乙女度の高いあま~い一冊です☆

一冊読み終えて、『あれ?この本の恋愛って、男×女をそのまんま男×男にしたんでない?』と思ったほどに乙女度が高いです!
和菓子だの、お弁当だのスイーツだの、コスプレだの、そんなアイテムが必ず出てくるからかもしれません。
なので、乙女度の低い一番最後の作品が妙に心に残って、それが一番よかった気がしました。

表題は、一つ年下の幼なじみが就職でスーツを着た姿に大人を感じてドキっとして。
幼なじみは、小さい頃のプロポーズの返事「大人になったらね」を覚えていて。という初恋成就物語。
オチは和菓子職人の為いつも作業着の年上が、友人の結婚式だからとスーツを着たらエロくてヤキモチを妬くという、和菓子より甘いお話でした。

「シュガーレス」は同級生恋人もの
友人も公認のカップルの片方は嬉しくて、健気に恋人の世話をやくけど、それは重いんでは?という友人のアドバイスにはっとして距離を置くと・・・
自分のことは自分で出来ます。それより、恋人にしかできないことをしようよ♪というステップアップ物語です。

「新婚ごっこ」両親の再婚によって兄弟となった二人
義弟のコスプレ猛アタックには何も感じなくても、制服に欲情?

「あまい?関係」上手くいってるはずの恋人がバレンタインをきっかけに。
チョコが欲しいとねだる攻めに、絶対あげないと言い張る受けちゃん。
受けだから女の子ってわけじゃないんだよね、そしていつも作ってもらってるお弁当がどんなに大変だったのか、初めて知って、、校内エチが萌えです。

「スキとか言えない」典型ツンデレ物語
いくらツンデレでも、その笑顔は自分だけのものにしたいよ~ってでも、ちゃんと言葉で「好き」って言ってほしいな。

「嘘をつくならせめて」別れさせ屋のミイラ取りがミイラになる話
社長の息子の付き合っている水商売風の女性を別れさせてほしいとの依頼。
本当は、女をたらしこんで別れさすつもりが、相手の男性に好かれてしまって。
結果はオーライなら身体も差し出すけど、と相手の男性と関係を結ぶけど、心が付いてきてしまって苦しむ主人公が切ない。
好きな気持ちを止められなくて、自分の正体を明かすけど、相手も実は・・
本当、切ないよーー!いいのかな?結果オーライで。

構成が全部甘甘だったら、飽きてしまったでしょうけど、最後の作品がスパイスになってこの一冊は救われた感じがします。
乙女心を失わないお姐様方へのお勧め一冊です。

2

甘い短編がいっぱい

口の中でザラメが自然発生してました。
甘いよー!
お互いに大好きでエッチしてて、多少のすれ違いも愛ゆえのことで…みたいなお話ばかりで。男同士ゆえの葛藤みたいなものはあまりなく、男女の恋愛と同じようなノリでナチュラルに告白とかしてて、微妙な違和感はありました。
好きだったのは、全体的に「年下が攻め」とか「料理して世話やいてるほうが攻め」だったりすること。
もうちょいワサビがきいてる話のほうが好きなんですが、こういう話はこういう話で、良い箸休めになっていいなと思いました。
重たくて腹にたまるものばかり食べてたら、逆に飽き飽きしてくるしね。

0

ツンデレ攻

6作収録の短編集。
テーマアンソロ掲載作品が多いのもあって色んな話が入ってます。

気に入ったのは
「スキとかいえない」
お前の為じゃないんだからなっ!的な台詞を本当に赤面して言うというまさにテンプレツンデレっぷり。
てっきりツンデレ受かと思ってたんですが、予想外にツンデレ攻だったとこがツボりましたー!
そして最後のオチがかわゆかった。ツンデレ攻もいいなー。

もう一つは「嘘をつくならせめて」
別れさせ屋が仕事にしている結城[受]は、社長の息子芝浦[攻]と交際相手の女性を別れさせる為に接触します。
女性を寝取る予定だったのが、何故か芝浦の方と仲良くなりそして酒を飲んだ芝浦が手を出してくるのに任せそのままセックスしちゃいます。
寝取るターゲットが女性から男性になっただけと思うも次第に芝浦に本気で惚れていってしまう結城。
芝浦に真実を告げにいってこんな筈じゃなかったのにと泣く結城が切なくも可愛い~。
これはもっとページとって感情描写を丁寧にじっくり描いたら名作になる気がします。

0

口から砂糖級に甘い・・・。

特に受けの子の「かわいさ」が目につく、というか少女っぽく見えてしまうのは「かわいくてごめんね」の時は「だからいいんだ」ですがこのお話の場合はうわー、甘いっというかなんというか。
そのなかで唯一打算的な受け「嘘をつくならせめて」の結城が新鮮でした。パッと見は彼も可愛いですがタバコぷかーっとしてたりとか、別れさせ屋が仕事が仕事だけにクールにならなければという姿勢と実は芽生えてしまってる恋心の葛藤を感じたりとか、短いながらもピリッとした話だと思います。

0

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