二人の愛は永遠に♥

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表題作ビスクドール・マリアージュ

陶山糺(御陵商事営業主任)27歳
藤池夏樹(SE)25歳

同時収録作品ビスクドール・マリアージュ

桃原千佳士 陶山の同僚(27歳)
幸田ひかり 桃原の幼馴染み・恋人(25歳)

その他の収録作品

  • ビスクドールシリーズ相関図
  • あとがき

あらすじ

プロポーズを受けて、更に愛を深めた陶山と夏樹は、いよいよ同棲の準備を始める。二人で出掛ける買物は幸せいっぱいの夏樹だったけど、現実は様々な問題が降り注いできた。何事にも楽天的な陶山に、繊細な夏樹はストレスをぶつけてしまう。不安に押し潰されそうになった時、夏樹を支えてくれるのはやっぱり陶山しかいなくって…♥
(出版社より)

作品情報

作品名
ビスクドール・マリアージュ
著者
花川戸菖蒲 
イラスト
水貴はすの 
媒体
小説
出版社
ワンツーマガジン社
レーベル
アルルノベルス
シリーズ
ビスクドール・シンドローム
発売日
ISBN
9784862961945
3

(5)

(0)

萌々

(2)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
14
評価数
5
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

いよいよ新婚生活開始。

『ビスクドール・シンドローム』からのシリーズ3作目です。スピンオフで『天使の祝福』からの天使シリーズがあるんですが、両方のキャラクターがかなり(特にこちらの本編には)絡んでくるので、天使シリーズを読んでないと、桃原とひかりのキャラクターがわかりにくいかもしれません。向こうを読んでるの前提か!というくらい、すごいナチュラルに出てきますから。『相関図』まで入ってるし!

このシリーズでいつも思うのは、確かにこれでもか!というくらい甘いストーリーなんですが、『ゲイカップル』『ゲイの結婚(同棲)』といったことに関するエピソードが、BLではよくあるように、まるで空気のように当たり前に扱われることがないんですよね。

いや、だからと言って、あまりにもそこにこだわってグダグダされるのも困るんですが、あまりにもあっさりスルーされても、『・・・それでいいのか?』と拍子抜けしてしまいますし。軽く流し過ぎることもなく、シリアスに重くなり過ぎることもなくて、そのあたりの加減がこのシリーズの雰囲気としてちょうどいいんですよ。

今作では、『結婚(同棲開始)』に加えて、それぞれの両親への『カミングアウト』でした。なにも考えていない(と少なくとも夏樹の目には映る)陶山と、先々まで考え過ぎるくらいに考えてしまう夏樹。
2人の考え方が違い過ぎるんですが、だからこそ意思の疎通さえ図れていれば、逆に補い合えていいんじゃないかと思いました。

しかし、前作から片鱗は見えてましたが、陶山(攻)がすごいスピードでヘタレて行く・・・いや、ヘタレ攻は大好きなのでいいんですが。そして、夏樹(受)がしっかりした奥様なので、なんともお似合いの2人だなあ、と感じます。

まだ続きますよ~。

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