その場限りでもいいから、しあわせにして。

ビスクドール・シンドローム

bisque doll syndrome

ビスクドール・シンドローム
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×24
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
3
得点
36
評価数
11
平均
3.5 / 5
神率
18.2%
著者
花川戸菖蒲 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
水貴はすの 
媒体
小説
出版社
ワンツーマガジン社
レーベル
アルルノベルス
発売日
ISBN
9784903012704

あらすじ

ビスクドールのように整った顔のSE・藤池夏樹。顔に似合わない小悪魔な性格の彼は、男の理想を演じてさまざまなタイプの人間と付き合っていた。今度のターゲットは笑顔がまぶしい取引先の商社マン・陶山。彼に狙いを定めた夏樹は、陶山にあぶないイタズラをしかけて無事ゲット!男の抱き方を教えたのは夏樹だが、次第に陶山は夏樹の快楽を翻弄していく。他の男と遊びつつも陶山にひかれる夏樹だが、陶山に見られてはいけないところを目撃されてしまい―。

表題作ビスクドール・シンドローム

陶山糺,夏樹の取引先の商社の営業マン
藤池夏樹,小悪魔な性格のSE

その他の収録作品

  • 永遠ラヴァーズ
  • あとがき

レビュー投稿数3

小悪魔の仮面が剥がれる時。

このシリーズ大好きなんですよ~。

小悪魔・夏樹(受)が、確かにイヤなヤツ(というか、まさしく『イヤな女』的なキャラクター)なんですよね。最初の男に手酷く捨てられたショックが忘れられず、決して恋愛に本気にはならず、『付き合う』ことをしない夏樹。複数の男と同時に、それぞれ相手の望むままの姿を演じていて、陶山(攻)もその一人のはずだったんです。

でも、男たちを手玉に取ってるつもりが、実は自分が遊ばれていたと気付くんです。というより、陶山が気付かせるのかな。
愕然とした夏樹が、ようやくきちんと恋愛に向き合えるようになって・・・

この陶山がいい男でした。ホントの意味で優しくて包容力があって、これからも夏樹と2人、何があっても『一緒に生きて』行くんだろうな、と思わせてくれました。
夏樹も、最初のやなヤツはどこ行ったんだというくらいに可愛かったです。もうとにかく、キャラクターがすごく好きですね。

しかし、花川戸さんって(この作品は特に)、文章というか言葉の選び方が独特だ思うことがしばしばありました。特に擬音が。『ザブザブ』食べるってすごいセンスだな~と、初めて見た時は衝撃でした。シリーズあとの方の作品になると出て来ないんですが。

1

あまあまです

レビュー書くつもり無かったのですが、評価が少なくてビックリしたので書いちゃおっと。

面白かったです!そして、泣きました。
きっと、泣く作品では無いだろうと思うのです。
受けの夏樹なんか、最初の方、本当、嫌な女!って感じですし。
でも、そんな夏樹が私には可愛くて可愛くて仕方なかったです。寂しくて、怖くて、だから頑張って、取り繕って。
ただ、ただ、一生懸命。そんな夏樹の姿に泣きました。
…まぁそんな夏樹の一生懸命の方向性、全力で間違ってるんですけどね!笑
夏樹は、複数の男性と体の関係を持っていて、それは攻めの陶山との関係が始まっても変わらず。このあたりのストーリーに辿りつくまでは、夏樹を何度、嫌な女って思ったことか。(言わずもがな男性なんですけど…いかんせん女性っぽい…)
でも、そう思いながらも全く憎めない。嫌われたくない、1人になりたくない、その一心で懸命に足掻いているのが見えるからかな。垣間見える夏樹の性根の良さがそうさせるのかな。

複数の男性と関係を持っている事が陶山にバレる事からお話が大きく動くんですが、陶山、めちゃくちゃ男前です。男気感じました。
作者さんあとがきで、陶山の事を「フツーの男」と評されていましたが、普通では無いです〜!
相手をあまやかすだけでは無く、キツい事言ったりしながらも、先回りして正しい方向に導いていける聡い人。萌えました!

愛すべきバカな子である夏樹と陶山が本当の意味で結ばれてからは、あまいっっっ!糖度100%です。もう大満足。
取り繕っていない、素を出せるようになった夏樹のまぁなんて可愛い事(//∇//)
健気なんですよ〜本当気のつく優しい子なんですよ〜。

あまい話が好きな方には是非!おすすめしたいのですが…夏樹の女性みが強いので、好みが分かれるかもです(._.)

花川戸菖蒲先生、初読み作家さんでした。
あとがきがとても優しく素敵でした。
こちらのビスクドールシリーズ、嬉しい事にまだ続きがあるようですので!どっぷり嵌ってきます!!

追記✳︎
シリーズ読む順番(刊行年月日順)
①ビスクドール・シンドローム
②ビスクドール・ハネムーン
③天使の祝福
④天使の告白
⑤ビスクドール・マリアージュ
⑥天使の寵愛
⑦ビスクドール・エタニティ

①②⑤⑦が陶山×夏樹
③④⑥が桃原×ひかり

私はビスクドールにどハマりして陶山×夏樹をメインで読みたいばかりに、天使の方はすっ飛ばしました。②で「天使」の桃原が陶山の同僚として初登場。
⑤⑦では「天使」の桃原とひかりがちょくちょくでてきます。
私は「天使」を未読でも、「ビスクドール」内の説明で十分楽しめました。でも、本当にちょくちょく出てくるので、シリーズ通して読む方が断然楽しいだろうなとは思います(*´◒`*)!!

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恋愛と向き合えるようになるために

初めてつき合った男に、わけもわからずいきなり捨てられてしまったという過去をいまだに引きずっている夏樹。
付き合っていなければ別れもない、捨てられることもないと思いこんでいるんです。
そして、美貌と相手の好みのキャラになることで、複数の男性と付き合っているんです。
が、本人はそんなつもりではないという、ちょっと壊れたキャラです。

そして、取引先の営業・陶山と知り合い、お弁当で彼を落とすのです。
付き合っているはずなのに、夏樹はそう思ってはいないから、わがままを言いません。
そのことに気が付く陶山。
ある日、タバコを吸いにベランダに出ていただけなのに、隣にいない陶山に気がつき夏樹がパニックを起こしたことで、その理由『初めての男に捨てられた話』を聞いたからです。
だからこそ、好きになった夏樹のそばにいてやろうと陶山は思ったし、夏樹も抱きしめられて幸せを感じたんですよね。好きになっているという自覚がなかったんでしょうね、今まで恋愛をしたことがなかったわけだから。
そして、とうとう複数の男と付き合っていることが、陶山にばれてしまうんです。デートの現場を見られてしまうんです。
夏樹を平手打ちにする陶山。2人の様子を見ていた夏樹の相手も、夏樹が本気なのを感じて別れを切り出します。

やっと恋愛と向き合えるようになった夏樹。自分を好きだと言ってくれる相手に巡り会った夏樹。一生の恋人。結婚は出来なくても、おじいさんになっても一緒に生きていこうと思える相手に巡り会えた2人は幸せなんです。
陶山には、ありのままの夏樹をずっと好きでいて欲しいです。

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