ブラコン美男×童顔子猫のドタバタ同居ラブ!

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表題作美男には発情厳禁!

藤野旭・若手演劇集団の中核者で超絶美形な人気脚本家
石野陸・准教授の嫌がらせで就職浪人後劇団に入団

同時収録作品美男には発情厳禁!

榊真治 大企業トップ
藤野明良 旭の弟

同時収録作品幸福な相性

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

小柄で童顔な陸は、飛び込んだ小劇団でいきなり花嫁役に大抜擢される。そのままなりゆきで超絶美形な人気脚本家・藤野旭と同居することになるが、極度のブラコンらしい旭は、自分に弟を重ねて陸にベタベタしてきて!?

作品情報

作品名
美男には発情厳禁!
著者
黒崎あつし 
イラスト
かんべあきら 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784044422288
3

(3)

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萌々

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中立

(0)

趣味じゃない

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レビュー数
2
得点
9
評価数
3
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

不機嫌スイッチに好感度UPです!

前作のスピンオフのお兄ちゃん編ですね!!
お兄ちゃんも受け?とか想像してたんですが・・こんなにデカかったら無理ですね~(笑い)
とっても可愛らしいお話でした。

旭と同居する事になった陸なんですが・・すぐに旭の事が好きになってしまう・・
自分は「蛾」だから無理って、思ってるんですが・・それ以前に男だから・・という点では悩まないのが、面白かったですね~・・かなり天然の陸はかなり可愛かったです!

でも、一番好感持てたのはやはり旭ですね~・・・陸が旭に対して色々思う切なさよりも、
旭がチラホラ見せるあの不機嫌スイッチが入る所・・かなり良かったです!!

結構中盤くらいから、二人の気持ちっていうのも読んでる側には面白いくらい想像出来て・・気付いてないのは、陸のみって感じで・・こっちまで楽しんで読めました・・

当て馬の篠崎は結構いい人だったので、可哀相でしたが・・本当にいい当て馬役になってくれて・・

旭曰く、「小生意気でお人好し、少しばかり雑で天然が入った・・・」の陸ですが、行動もすごく可愛いかったです。

ほのぼのとして、楽しく読めた作品です。 

1

コンプレックスの在り処

今回は若手演劇集団の中核者で超絶美形な人気脚本家と
准教授の嫌がらせで就職浪人した新人劇団員のお話です。

受様視点で二人の出会いから恋人になるまでの本編と
攻様視点でその後のほのぼのな日常を収録。

受様は今年の春に大学を卒業しますが、
有る事情から准教授に就職を邪魔され、
就職浪人になりました。

受様は就活しつつ
バイトと仕送りで暮らしていましたが、
不注意で眼鏡を破損した事から
受様の運命が大きく変わる事になります。

受様は店員のお奨めの眼鏡を購入、
そのまま街に出た時に
アイドル事務所の人間に声を掛けられます。

しかし、そのスカウトは
小柄な彼を高校生と勘違いしての事だったので
二十歳すぎと知るとすぐさま踵を返され、
元々童顔な上に小柄な受様は
痛くプライドを傷つけられてしまいます。

チビだって駄目って事は無いはず!!

根拠の無い思い込みで
気分を高揚させていた受様の目に入ったのは
とある劇団の新人募集のポスター!

勢いで入った試験会場に集まっていた希望者達は
女性でさえも受様より背が高く、
受様はやっぱり無理と逃げ出そうとしますが、

受様を見かけた劇団の主宰者に
次回公演の準主役級のキャストに抜擢され、
初めなのに重要な役で舞台を踏む事になります。

役どころが姉の身代わりを務めるべく
女装する破目になる高校生だった事はショクでしたが
見た目に反してちょっと短期で攻撃的な受様を
ただのやんちゃ者と扱ってくれる程
仲間意識が強い劇団達に受様も早々に馴染みます。

そんな仲間達に囲まれて初日を終えた受様は
素人感覚だった自分の甘さに反省しきりでしたが、
舞台を見ていた劇団の脚本家には
そんな所も初々しかったと宥められます。

その脚本家は劇団の立役者ですが、
今回はテレビドラマの仕事で忙しく
受様が合うのは初めてでした。

彼は2m近い身長が特徴の
ハーフで超絶美形な人との噂でしたが
実物は話以上に煌びやかでびっくりな受様です。
この彼こそ今回の攻様になります♪

自分とどこまでも正反対な攻様に
理不尽ながらも反感を感じる受様ですが、
住む部屋を探していると知った攻様は
受様を居候されると言ってくれ
背に腹は代えられず彼のお世話になる事に。

恐縮する受様ですが、
弟と一緒に暮らすつもりだったと言う攻様。
用意されていた部屋や彼の話しぶりからも
かなりのブラコンだと推測されたのですが
受様まで弟同様に構われて?!

はたしてこんな二人の同居生活の行方はいかに?!

既刊『花嫁にはお触り厳禁!』のスピンオフ。
既刊の受様が文句のつけようがないと言っていた
超絶美形なお兄様が本作の攻様になります♪

攻様は『花嫁にはお触り厳禁!』の
続編ショートでチラッとに登場済みで、
かなりブラコンなお兄ちゃん子でしたが
攻様も負けない程にブラコンでしたね(笑)

自分の外見にコンプレックスを持つ受様は
正反対の容姿を持つキラキラな攻様に
反感を持っていましたが、
弟扱いされながら過ごすうちに
攻様から目を離せなくなってしまいます。

二人の恋の進展に
攻様の弟、攻様の元交際相手、
受様に好意を寄せる劇団の主催者や
受様の就職を邪魔した准教授の存在が、
ほど良く絡まって刺激になるように進み
最後までドキドキと楽しく読めました♪

特に酔った受様が攻様を誘蛾灯、
自身を蛾、弟を蝶に例えて
攻様に迫るシーンが面白かったです。

美味しいところで爆睡した上、
告白された事をまるっと忘れられては
攻様じゃなくても不機嫌になりますよ(苦笑)

短編は弟カプと4人のコラボかと思いきや
攻様のコンプレックスの元だった母親と
自分の今を比較した感じで
攻様が過去の自分を振り返るお話。

結局は攻様の惚気で締めらてますので
いい感じで読了出来ました♪

特定書店限定ですが、
番外編入りのペーパーがつきます。
受様がペット扱いされていますが、
結局ラブラブなので問題なし?!

今回はやっぱりシリーズ既刊、
黒崎あつしさんの『花嫁にはお触り厳禁!』を。
どちらも両方を読んで無くても読める仕立てですが、
読んでいた方がより美味しいと思いますよ。

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