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表題作全ての恋は病から

佐藤夏市
20歳,モフモフ病の大学生
椎名一貴
21歳,汚部屋住人な大学生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

大学生の夏市は、いつも人肌に触れてないとダメな謎の持病の持ち主。その隣に越してきた先輩・椎名はクールでモテモテだが、ひどく汚れた部屋に住む片づけられない男。そんな2人が契約を結ぶことに…。
(出版社より)

作品情報

作品名
全ての恋は病から
著者
凪良ゆう 
イラスト
車折まゆ 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
発売日
ISBN
9784592876212
4

(277)

(117)

萌々

(84)

(51)

中立

(9)

趣味じゃない

(16)

レビュー数
52
得点
1083
評価数
277
平均
4 / 5
神率
42.2%

レビュー投稿数52

病持ち同士v

すっごいおもしろかった!

ゴツイ後輩は、世話焼きで人肌に触れてモフモフしてないといられない病。
王子様な先輩は、片付けられない俺様病。
どちらもちょっと人に言えない病持ちなのです。
そんなふたりがお隣同士に住み、互いの病気を労わるというビジネスライクな
関係からスタートするんです。

もぉー。ほんとにコミカルで、きゅんきゅんv

まず最初に、ゴツイ後輩・夏市が自分がゲイだと家族に
カミングアウトしたところのくだりから、心が温まるよ(*´ェ`*)
みんな夏市をヘンタイと認めたうえでちゃんと家族としてフォローしてるんだもん。
いい家族・・・そして三つ子の弟たちの名前のネーミングセンスもナイス☆
赤市、青市、黄市とかwww
ちょっとこれ、シリーズとして三つ子のお話とかも書いてほしいな。

ツンデレ王子様の先輩・椎名は、美人というところしかいいところが
ないようにみえて最初はどうなの?って思ったのですが
じわじわくるよ~vだってすごくウブでかわいいんだもん。

夏市も椎名も、ヘンタイだけどすごくポジティブで素直で単純明快。
ふたりの気持ちがほんとうにわかりやすいので
この恋愛にするする感情移入できた。

お恥ずかしながら凪良ゆうさんの作品は初読みです。
やっべーvおもしれーっv
とにかく攻めの夏市の性癖的な部分が自分とどっかぶりでw
あーっ!わかるわかるわかるーっ!!!と、大興奮したw

たまらんーっ!凪良ゆうさんさんのほか作品も読みたいv

2

凹と凸(not 下半身)な二人

寒いタイトルですいません。割れ鍋に綴じ蓋な二人という意味です。でも下半身でも良かったかナ…という感じで凪良さん、いつになくはっちゃけてらっしゃいます!
ナイスはっちゃけ☆合い言葉はお○ん○んでしたー(笑顔)

萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
『二十四時間・三百六十五日人肌(ゲイなので男限定)に触れていたい病』というビョーキの攻め・佐藤夏市と、
『片付けられない症候群』というビョーキの受け・椎名一貴。
こんな二人による隣人ライフのラブコメです。
作者の狙い通り、ノリノリのエロコメに疲れた頭と心を癒してもらえました。リポDよりよっぽど効くー。

恋人と別れてだいぶ経ち、禁断症状をとりあえずはクマのぬいぐるみでしのいでいた主人公の攻め・夏市。
そんな夏市のお隣さんとして、大学のサークルの先輩で、王子と異名をとるクールビューティーの椎名が引っ越してきたことから、お互いにお互いのビョーキが露見しちゃいます。
で、
「いつもモフモフさせてくれる男がほしい」夏市と、「タダで掃除してくれる人間がほしい」椎名は、椎名の部屋を掃除する代わりに、椎名の身体を夏市がモフモフし放題という交換条件の元、合意。
変態と汚部屋王子、二人のビジネスライク(笑)な関係が始まるわけですが、これがまた愉しい愉しい。
いやいや君らもうカップルだから!フツーにいちゃいちゃカップルにしか見えんから!というナチュラルラブを披露してくれます。

読者の目には完全なる出来レースだし、難しいことなーんにも考えず、するする読了できますが、そこが良いんだなあ。
椎名の子供っぽいギャップに微笑ましくなり、夏市の尽くし型変態ぶりに笑い、軽い言葉責めの下克上風味なエロを美味しく頂き、ちょっとしたすれ違いできゅんとできちゃうという優良ラブコメでしたー!
ゴチになりました!

2

伊吹亜弓

とっともふみさん…!

たしかに私も、凸凹というとついつい下半身のそれを想像してしまいます。
が!
こちらはBL作品なので「not下半身」なのは大前提ですよね!?ということです((*´∀`))
しかしその大前提という堤防をも越えてゆくともふみさんのエロスへのパトスには脱帽です…!さすが。さすがですともふみさんっっ!

私も拝読しました☆いやぁ…病万歳ですね!
あまりにも美味しすぎる設定でどうしようかと思っちゃいました!
早くも今年のベストコメディ決定かと…。

ともふみ

こんばんは、伊吹さーん

しょーもないタイトルに食いついていただいてあざーッス(敬礼)
腹筋強化に貢献できて光栄でございます☆
伊吹さんのコメントで、凸凹といえばアレとソレを真っ先に思い浮かべちゃう自分は何一つ間違ってないんだと自信を持てました!ありがとう伊吹さん!!……ってえ?大前提ってそういう意味ですよね??笑

そろそろ凪良発お○ん○んエロコメは体験終了されたでしょうか~
>凪良先生が「お○ん○ん」だなんて…(鼻血
ですよね~びつくりです。いが栗です。天津甘栗です。
いやー元々コメディとシリアスの振り幅が大きい方でしたけど、まさかコッチ(どっち?)もいける方だなんて、目から鱗ってか…わたしはコンタクトが落ちそうでしたyoー!
あとがきも面白かったしますますファンになりそう。

伊吹亜弓

こんにちは☆
新着欄を彷徨っていたら、この衝撃のタイトルを発見してしまいました…!

>>凹と凸(not 下半身)
て!ともふみさんっ大前提ですよっ (´ω`*)!!!!!
もうパソコンの前で腹筋抱えている私を見ていただきたいです。

もう買ってあってカバーも着けてあるんですけれど…
凪良先生が「お○ん○ん」だなんて…(鼻血
いっいますぐ読み始めます! ←

手放しで絶賛できるラブコメです!

凪良さん作品は「夜明けには優しいキスを」で良い作家さんだな、と思っておりましたが、コメディもこんなに上手くてエロもバッチリあって、もう手放し絶賛作品です!
もう”快楽ビフォーアフター”とでも言いましょうか、作家さん曰く”破れ鍋に綴じ蓋”正にそのまんまなんです。

24時間・365日人肌触りたい病のゲイ(ガタイ良し)夏市。
彼がとても面倒見の良い、尽くしたいタイプだったのが幸を奏して、片付けられない病の先輩で隣人の椎名(イケメン)と、その性癖を補いあうことを交換条件に、椎名には夏市が家事一切を、夏市にはモフモフ&抱っこ(Hなし)を椎名がさせるということで、関係が始まるのですよ♪

その交換条件が成立した時点で先は見えているのですが、そこからも読ませる読ませる!楽しませる!!
夏市は子リスのような可愛い系の男子=後輩の飯島 が好きで、冷たい美人タイプの椎名は好みの範疇外。
椎名は絶滅危惧種の”ヤマトナデシコ”が理想の高望派。
範疇外だけど、抱っこすれば気持ちいい、しかもその外見に似合わず童貞で初心かった。
しかも経験がないのに知ったかぶる。
それが逐一可愛く見えたりするから夏市は・・・(爆!)
椎名も快楽に弱い人だったりして、とても自分勝手だったりするんですが、夏市の奉仕はとても気持ちがよくて捨てがたく。

ポンポンと交わされる二人のおかしな会話から、夏市の内部闘争の心境描写。
すぐに鼻血を吹き出す夏市の熱血さ(お前の脳は下半身でできているのか!?)
とにかく愉快で面白く、意図して狙っていない文章が心地よい♪

夏市の三つ子の弟は、絵では出てこないが思わずサリーちゃんの友人ヨシコちゃんの弟達を連想してみたり、、、
夏市の歴代ナンバーワン愛妾のぬいぐるみエイタが、とてもつもなくかわいかったり♪
読んでいて、思わず口に出してツンこんでいたり、爆笑すること何度も。
ああー楽しかった、、面白かった、、
是非是非皆さんにも笑ってもらいたいデス♪

6

愛すべき二人に降参☆

もうはっきり言って、めちゃくちゃおもしろかったです!なにが良いって、設定・キャラ・言葉回し・話の展開・エロス…………つまり全部ですねっ
やー…、これは。これは!!!!!という感じです。なんだろうな、抱腹絶倒で爆笑というわけではないんですけれど、絶対に 「ふふっ」 って笑える作品だと思います。

夏市や椎名の愛すべきそのキャラクターに、終始楽しい気持ちをもらいました。設定が素晴らしいです。二人とも、ワケがわからない+しょーもない病に侵されているんです。
夏市は、常に人肌 (それも男) に触れていたくてどうしようもない病。これは三つ子の弟たちを世話し続けて培われたそうですが…、「そんなの有り得ないでしょ」 というぶっ飛び感があるからこそ、もはやツッコむことも忘れて笑えてしまいます☆しかも夏市、これがもし少しでも暗かったりするとただちに警察送りだと思うんですけれど、やけに明るくまっすぐにヘンタイだから、見ているこっちはつい流されてしまう…!椎名だけじゃないです。いつの間にか、読者である私も 「あれ?ヘンタ…否!そんなことはもういいよ!」 って思ってしまいました☆
対する椎名もトンデモない病に侵されていました。こちらは、几帳面で厳しいおばあちゃんのトラウマからきた片付けられない病。ゴミ箱に捨てるという作業すら出来ないなんて…、世の中の片付けられない女の方々は皆さん安心ですね。上には上がいる、片付けられないエキスパートとはこうだ!と見せ付けられた気分です。そんな最悪な部分があっても、イケメンなことが救いになっている。つまり、夏市も椎名も、極端なマイナス…否、極端な変を持ち合わせる “ふつうの大学生” なんです。

椎名が引っ越してきてお隣さんになった二人。椎名のゴミ屋敷を知ってしまった夏市は、のだめカンタービレよろしく千秋先輩化!なんにもできない椎名に対し、掃除・炊事・髪の毛乾かし…等々をしてあげるのです。
片付けられない王子様・椎名、人肌が恋しい夏市……
べつに触られる分には問題ない椎名、世話焼き超得意な夏市……
ここに利害関係が一致!!いやー…この話の流れ、ほんっとうにおもしろかったです。
まぁ設定に無理が有るといえば有るかもしれませんが、二人の会話のテンポやキャラクターに懐柔されていくかのようです。むしろその意味の分からない病が、お話にどんどん引っ張っていってくれるようでした。

椎名がほんとうに可愛かったです…。大和撫子を理想とするあまり、カッコいいのに童貞な彼!貞操ではなくあくまで理想のために、それを貫いていた彼!椎名が性に関して無知の部分が多いせいで、とんだ性教育を見てしまいましたよ…ええ。
夏市がけっこうやりたい放題で、乳を開発したり童貞をいかせたりまぁまぁまぁ!この、何気に手馴れている夏市と初心者の椎名っていうバランスも最高でした☆

世話やきっぱなし・体触れ合いっぱなし…最初こそ 「まったくタイプではない」 二人でしたが、だんだん気持ちが変わってきます。むしろそれで変わらないとか、どんだけ心がフリーズドライなんですかってお話ですが!
わけのわからない病で仕方がなく一緒にいる二人だったのに、お互いに気持ちがすれ違ってしまったり、相手の行動に悩んだりするのには胸が打たれました…。
なんだろ、最初には笑いがあったんですけれど、最後にはそれだけじゃなくて…恋愛のときめきやもどかしさも有って、私…うっかり泣きました…。
もうずっと笑いっぱなしのお話かなぁと思っていたのに、しっかりキュンとする展開なんですよね…!二人はおばかにイチャイチャしているだけじゃなかったんですよ、ちゃんと悩んでいたんです…。
もうこのあたりの凪良先生のお話の進め方には、ほんとうに降参です。いろんな楽しいやおもしろいが詰まっていました。

5

凪良センセイ!エロ特盛り!だと思う!

ラブコメ、エロコメ、万歳です!本当に凝った頭が揉みほぐされました~。それにしても凪良さんの今までの作品比でも、今回はかなりエロ増量だったような。前作のシリアスものを書いた方と同じとは思えない!
あとがきで「あんまりヤらしくない?」と書かれていましたが、いやいや、充分エロいと思います。

人肌触れていたい病×片付けられない病、でなんで利害が簡単に一致するのかと思っていたのですが、その辺の理由づけがちゃんとしっかり書かれていたのでするんと話に入り込めました。コメディだからといって、ここで力技的になってしまうと萎えてしまうので。

夏市(攻)のヘンタイ暴走ぶりがすがすがしいです。そして椎名先輩(受)のツン→デレへの変遷、神です。その落差が。あと擬音のおもしろさもイイ!「ネロネロしている」って、なんだ(笑)。バッキュ~~ンされました!先輩のまっさらぶりに付け込んで嘘の性情報を仕込んでいく夏市の適当さも(本当に適当なんですこれが!)スバラシイ!「興奮すると鼻血」、にも古き良き時代のギャグ漫画風味を感じました・・・。

「ネロネロしている」はぜひ日常生活でも使わせていただきたいです。

4

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