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独占欲を覚えたら、もうダメですよね?
働く男たちの恋愛模様。
2組のカップルのそれぞれを描いていて、act.1-2はスーツの二人、オフィスラブ。
鈴木ツタ先生の描くサラリーマンは佇まいが色っぽいんですよね〜。そんな二人には乱れても欲しいんですが、そういったシーンは…ほぼございません。残念。ですが、萌えはございます。なんでしょね、このダダ漏れ感。飯塚は年下のイケメン上司、高瀬に酔った勢いで告白してしまう。
びっくりするくらいアッサリ落ちる高瀬がすごく可愛いんです。え⁈ そんなことってあります⁈
とても育ちが良いというか、素直な人なんだろうけど。びっくりしてドギマギしっぱなしの飯塚に「だって僕、押すしかないじゃないですか。」好きだと言ったのは飯塚の筈なのに、いつの間にか高瀬が押せ押せになってて。飯塚は「充ちるのが怖い」とおよび腰だったのだが、押し切られてしまう。いや、最初に好きだと言ったのは飯塚なんだけどね。
act.3-5は舞台の大道具さんとバツイチ子持ちの恋。ちょっとワイルド系の公志くんの一目惚れからの片想いラブ。子持ちだが、ゲイかもしれない事が理由で離婚した秋月さんにつけ込むように押せ押せな公志だったが…。
なんと、act1-2のサラリーマン・ラブが表題作かと思いきや、メインは公志×秋月さんだったみたい。こちらの方がボリュームあり。中編です。
私はサラリーマン・ラブのスーツ姿をもっと堪能したかったな。
たまたまヒョイと CDを聞きまして 大道具さんの声が子宮に響いて 私妊娠するかと思ったわ。あの声は クルわよお。ものすごい低音セクシー声だったわ。
と言う訳で ツタ作品読みました。
2組目に出てくる「大道具×タバコ屋」。
受けには 可愛くてしっかり者の娘ちゃんが居るが その子が侮れない。
グイグイ押してくる積極的女子よ!
そりゃ ゲイからしたら未知の物体よ。
押しの強さに負けちゃって 結局面倒を見る。
宿題教える所が 実に好い場面だった。お父さんっぽい。
私 おっさんにしか反応しなくなったら どうしよう・・
脳内でぐるぐるしたあとに繰り出される一手が面白い。
ちょ、間違ってるー!
そこは引くべきところだよ!そこは押すべきところだよ!って。
こんなふうに登場人物の言動にハラハラさせられるの、楽しいです。
で、下手さに感情移入させられ、応援したくなり、気づくと登場人物を大好きになってしまってる、という。
つまり鈴木ツタさんの手の上でコロコロ転がされてるということですな。
あと、恋愛のみっともなさも。
テンパッてアタフタしてみっともない言動してしまう場面って、なんでこんなに萌えるんだろ?
あちゃー…と思いつつもキュンキュンする。
高瀬×飯塚
こわいこわい。
お酒で記憶なくして何を口走ったか忘れてしまってるって、これほどの恐怖はないぞ。
感情の見えない爽やか笑顔の真面目な上司攻めは、天然のSって感じがする。
湯原×秋月
なんというもどかしい二人。でも、それがイイ。
普段は脳内で屁理屈コネコネしてるくせに、いざとなるとそんなの全部ふっとんじゃう攻めがやたらめんこかったです。
二人の初エッチは、ドラマCDで聴きました。やっぱ萌えました。
表題作。
年下の上司×部下。
昔男に捨てられたせいで心に傷を持つ主人公が、新しくやってきた好みのタイプの上司にばれる前にとゲイをカミングアウトした。
その後なんだかんだ両思いになるのはいいけど、上司側の心境があんまり描き込まれてないのでちょっと不完全燃焼気味。
むしろアテウマだった大道具さん×煙草屋店主の話の方が好きだった。
店主あのギャップは犯罪だー。
どうせならこの二人のエロも見たかったな。
やった!やったよ!!エロ成分が少なくても物足りなさが無いよー!!前までは(っても鈴木ツタさんの作品て『あかないとびら』の後は未読なんですが ←どうかと)それだけが不満だったから嬉しいった ら も う ! ! !
大きく分けて2つの作品が入ってます。片方は同じ会社の年下上司(ノンケ)×年上部下(ゲイ)、もう片方は劇団の大道具さん(ガテン系)×タバコ屋のオヤジ(実は美形)。
どちらのカプも過去の失敗を抱えていて怖くてなかなか次のステップを踏み出す事が出来ない人が居るんです。わりと有りがちなストーリーの流れと思われるかも知れませんが、何故か有りがちにはなっていない不思議。
かと言って、奇をてらった展開になっているわけでも無く。こう…胸のうちをえぐって見せるのが上手ですよね。キャラが感情的になる場面ってともすれば嘘臭くなりがちなんですが、本音をごく自然に紡いでいる感じがして。
丁寧な流れが美しい。ジワッと来るいい仕事をしてると思います。
心理描写がさらに肌理細かくなったのかな。以前からキャラの気持ちの持って行きかたが独特で面白いと思ってたんですけども、ますます解像度が上がったというか…取りこぼしがずいぶん減り焦点がググッと合って来た気がします。
ケーキの基本はスポンジ生地で、まずはそれをきちんと作れるようになる事が第一歩だと聞いた事がありますが、この本は良質のスポンジケーキを味わっている感覚に近いような。そして、土台が出来たならば次はデコレーション(=エロv)ですよね!わくわく!!
…いや、ぶっちゃけエロ無くても良いぐらいに思うけど、そこはやっぱり脳ミソ融けるような萌えを期待しちゃうワケですよ!今回は薄ーくデコってありましたが、それだけでも満足なくらい楽しめたんですもんvvv今後の作品が本当に楽しみです!!
とりあえずタバコ屋のおとーさん達の続きを早くラストまで観たい…vvvvv