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表題作この愛にひざまずけ

古峰三虎・幼馴染で日本有数の広域暴力団組長29
諏訪冬紀・父親が組弁護士の外資系企業所属弁護士27

その他の収録作品

  • 恋をするには不器用で
  • あとがき(早水しほり)
  • あとがき(桜城やや)

あらすじ

暴力団古峰組の顧問弁護士だった父とは別の道を選んだ冬紀は企業弁護士として順風満帆の人生を歩むはずだった。ところが、父親が病に倒れ、幼馴染みで組長の三虎は冬紀に父の後を継いで顧問弁護士になれと迫る。断った冬紀は三虎に監禁・凌辱され、仕事も彼女も失う羽目に。「俺の伴侶は、おまえしかいないとガキの頃から決めていた」激しすぎる愛をぶつけてくる三虎に冬紀は……!?
(出版社より)

作品情報

作品名
この愛にひざまずけ
著者
早水しほり 
イラスト
桜城やや 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
シリーズ
この愛にひざまずけ
発売日
ISBN
9784861344282
2.9

(11)

(1)

萌々

(1)

(5)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
28
評価数
11
平均
2.9 / 5
神率
9.1%

レビュー投稿数4

攻めの想い、知らぬは受けばかり

始まりは無理矢理な形なのにドロドロした雰囲気はなくサクーっと読める作品でした。
強引で傲慢な三虎だけど冬紀Loveが伝わってくるし、冬紀も負けてないからそんな風に感じるのかな?
冬紀の好物作らせたり、料理人に料理研究させたり…地味~な心遣いあります♪
それにしても三虎の思い知らずは冬紀のみって(笑)
補佐役の曽我部さんやもう一人の幼なじみである要平(小峰会の幹部・神野一家の組長)はだいぶ前から気付いてたみたいなのに。
好意の産物は全て迷惑行為として受け取られてたし( ´艸`)

個人的には監禁初日の食事を拒否した冬紀が挿入したまま口移しで食べさせられるという場面をがっつり書いて欲しかったです!←電話Hよりこっちが読みたかった

冤罪を掛けられた三虎のために動く場面、面白かったです。
組員一同から「姐さん」って輝かんばかりの眼差しで呼ばれているのもなんだけど…まさかの警察へのカミングアウトが(笑)
そりゃ言われた方は吃驚よ( ̄∇ ̄)

書き下ろしSSは三虎が片思い時代を思い出し~。

1

おもしろさでいうと真ん中くらい

ヤクザの組長と組弁護士の息子(自分も弁護士)の幼馴染系ストーリーです。

子供のころはそれなりに楽しくやってたけど、ある頃から「おまえは俺のもの」発言をしだした三虎。自分とガールフレンドの仲をことごとく邪魔したりと傍若無人な振る舞いにすっかり嫌気がさして会わずにいた数年間。
父親の急病で再会後またもや自分の邪魔ばかりしてきた三虎。
冬紀は腹を立てて屋敷に殴りこみにいったら、待ってましたとばかりに捕まってしまいます。それからは三虎の調教が始まり・・・

最近この手のヤクザ関連のものを読み漁っていたから評価が厳しくなってるかも。
あまり細かいことを考えずに読めば楽しめる話。

三虎と冬紀に関して言えば、もともと幼馴染同士だし再会後の攻めの必死さに萌えを感じるポイント多々あり。

ただそれ以外の部分、冬紀が父親の代わりに組弁護士として関わりだすあたりの内容がちょっと微妙。いろいろ矛盾点があるので、気にすると止まらない。作者さんはあまり、警察関係とか事件とかの話はあまり書かれない方なのかなという印象を持ちました。
いくら警視庁に友人やつてがあっても、企業弁護士だった今まではともかく組弁護士の冬紀にはそうそう手を貸してくれないと思うし・・・
そのあたりがおおざっぱだったのでちょっとマイナスに。

組員が冬紀を姐さんと呼び出したあたりは勢いかなw


1

姐さん!

暴力団古峰会組長の古峰三虎(攻)×元企業弁護士で今は組弁護士の諏訪冬紀(受)

 冬紀の父親が古峰会の組弁護士だった関係で、幼馴染の2人ですが、小学生のころから三虎のおかげで抗争に巻き込まれるわ、彼女を作れば邪魔されて別れるはめになるわ、大学入試前日に無理やり壮行会と称して酒を飲まされ第一志望に受験に失敗したきなど、さまざまな被害を被ったおかげで、三虎をあまり良く思っていない冬紀。
 しかし、冬紀の父親が病に倒れ三虎に「父親の跡を継いで顧問弁護士になれ」と迫られ、会社も彼女も失った冬紀は、怒りのあまり三虎の自宅に乗り込む。がそこで待っていたのは、三虎による凌辱・監禁だった。

 「おれの半身は、お前しかいない」と一途に冬紀のことを思う三虎の不器用な愛情表現はなんだか、大好きなおもちゃを必死で手に入れようと頑張っているような
可愛さを感じます。まあ冬紀にしてみればただの迷惑でしかないんだけど。
 でも、冬紀も「絶対に三虎を許さない」と顔も見たくないみたいなことを言って避けておきながら、「盆と正月だけなら会ってやる」というあたり、本当は気になってしょうがないんじゃん。と 微笑ましいものを感じます。
 凌辱・監禁から始まった関係ですが、冬紀もずっと可愛がられて、愛情を注がれていくうちにだんだんとほだされていき、最後には組弁護士&恋人になります。

 冤罪にも関わらず、警察に連れていかれた三虎を助けるため、警察でカミングアウトしつつもきちんと駆け引きをする冬紀の男っぷりは、まさに「姐さん」でしょう(笑)
三虎が可愛くってしょうがないけど、素直に認めないツンデレぶりもなんともいえません。
 設定はハードっぽいですが、全体的には実はあまあまラブラブ度満点の作品ではないかと。

 続編は小冊子付きで出ているので、そちらも楽しみに読みたいと思います。

2

出会った事が不運?!

今回は日本有数の広域暴力団の組長と
外資系企業に所属する若手弁護士の幼馴染カプ。

受様視点で強引な攻様に落されるまでと、
攻様視点で回想を交えたラブい後日談を収録。

受様は父親と同じ弁護士の道を選びますが
父親のいる事務所を継がず、
外資系企業の法務室に務めています。

と言うのも父親がしているのは
広域指定暴力団の組弁護士で、
同じ弁護士でも弁護士の仲間内でも世間的にも
あまりよくは思わない種類の仕事だったからです。

しかし夏のある日、
受様の父親が心臓発作で入院し、
絶対安静を言い渡されてしまいます。

急いで駆けつけた受様ですが
見舞いにと駆けつけた精悍な男を見て
思わず眉をひそめてしまいます。

その男とは父親が顧問弁護士をしている
暴力団の若き組長で二つ年上の幼馴染でした。
彼こそ今回の攻様ですね♪

一人っ子の受様にとって
親分肌で実行力のある攻様は
頼もしい兄のような存在でしたが、

傍若無人でもあった攻様は
受様を自分のペースで振り回し
攻様のおかげで被った迷惑は
数え切れないほどでした。

その中でも
攻様は中学時代からずっと
受様に恋人ができる度に何度となく
邪魔しまくられた恨みは根強く、

社会人になった今となっては
職業上でも関わりを持たない方が
得な相手となっていたので
避けて続けていたのです。

しかし、攻様は昔から
自分に遠慮の無い受様を気に入っていて
未だに受様にちょっかいを出していて

父の入院をきっかけに
再び受様にこれ見よがしな接触を
図る様になります。

結果、受様は攻様の組員に
四六時中つけまわされて職場を解雇され、
マンションも退去させられてしまいます。

攻様の強引さは
嫌という程判っていた受様も
怒り心頭に達して
攻様の自宅に殴り込みますが、

受様を待ち受けていたのは
強姦された上の監禁で?!

受様の未来は如何に?!

絶版ノベルズ収録作に加筆修正して、
続編をつけて文庫化した一冊になります。

ヤクザものの王道?!の強姦、拉致監禁、
弁護士ものの王道な警察との駆引き等
王道設定盛り沢山な上Hも濃厚な本作は

クールビューティな受様と
俺様なのに受様にメロメロな攻様という
非常に私のツボなカプである事も合って
最後まで楽しく読めた一作でした♪

暴力団の組長の息子に生まれた攻様は
後継ぎとして一種独特な境遇で育ちます。

そんな中でも
攻様に怯むことなく付合っていた受様は
未来への枷を負った攻様にとって唯一
手に入れたいと思った相手だったのです。

まぁ、
組弁護士の父を持つとはいえ、
堅気の受様にとっては
ハタ迷惑この上ない思いなのですが、

一応攻様もソレは考えて…いたら
強姦、拉致監禁はないかもですね(苦笑)

徐々に攻様にほだされていった受様は
最後には正式な組弁護士として
攻様が冤罪で引っ張られたのを
受様が言葉巧みに連れ帰り
攻様と共に進む事を決意します。

ヤクザな攻様にも負けない
受様の切れっプリも良い感じ♪

書き下ろしの続編は
攻様視点での回想と後日談です。

一応、本編でも攻様の
受様への処遇のフォローはされていますが
番外編はご本人視点で語られています(笑)

来月も続編が発刊されますが
限定ですが小冊子が付くそうなので
更に楽しみです♪

今回は本編とは逆にヤクザの攻様に詰め寄って
組弁護士になる受様のお話で
妃川螢さんの『無言の恋咎』をご紹介します。

2

この作品が収納されている本棚

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