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表題作ダブルギルティ~毒蛾淫愛~

志藤孝一郎,元親友の被疑者,32歳
柚木和鷹,地方検察の検事,32歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

「俺はお前を殺したいほど憎かったんだよ」。
横浜地方検察庁検事、柚木和鷹が担当することになった、風俗嬢殺人事件。被疑者はかつての親友、志藤孝一郎。実は柚木には、行方不明だった志藤に聞きたいことがあった。
13年前、志藤は、柚木が五人の男たちに襲われるのを目撃しながら救いの手を差し伸べてくれなかったのだ。問いつめる柚木に志藤は、自分がその首謀者だったと明かす。そして……。
「汚点をばらされたくなければいうことを聞け」。
志藤の目に滾る憎悪の理由もわからぬまま、検事の執務室は凌辱の場と化して…。

作品情報

作品名
ダブルギルティ~毒蛾淫愛~
著者
結城一美 
イラスト
小山田あみ 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズGREED
発売日
ISBN
9784812443484
2.5

(13)

(0)

萌々

(1)

(7)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
5
得点
28
評価数
13
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数5

えっ? あ? そうなの??

うーん……まず、結論からストレートに言ってしまうと、
比較的レベルが高いラヴァーズGREEDで、手堅い書き手の結城一美で
ならば損はないだろう…と思ったらそうでもなかった。

うーん……どうも結城センセイ、ネガティブ感情を持ったキャラ使いがあんまり得意じゃないよーで…。
家族が嵌められた復讐、というには伏線の収拾ついてないし
復讐というのを建前にして、フラれた男がダダこねてるだけちゃうかと。
ただまぁ、短期的な展開のひっくり返し方はそれなりに面白いし、娥や弓道の描写は非常にキレイなんだけどねー。

5

同級生の生き方

優秀な検事・柚木と大親友だった志藤の過去の問題、今の問題

志藤の縛りは、縛って欲しいって…個人的意見ですが、
過去の問題
インサイダーにより家族を失った志藤の怒りが柚木に向けられて…
怒りが身体を弄ぶ。

1

可愛さ余って憎さ百倍

このお話のエンディングは決してハッピーエンドではなく、「あんたそれでいいんかい!」と思わず突っ込んだラストw
受けちゃんの性格の潔さ(?)に、「あんたはこれでいいのよね?」と思わざるえませんね。。。
ところで、この表紙、、、帯に隠れてますけれど、はずしてビックリ!思わずニヤリ、、、してくださいw

中学高校とずっと親友でいた志藤が殺人事件の容疑者として検事の柚木の前に現れたのが、13年ぶりの再会でした。
柚木は志藤にどうしても聞きたいことがあり、検察の部屋で周囲を下がらせて一対一で話を聞くと、激しく柚木を憎んでいることを知るのでした。
それが何なのか全くわからない柚木。
彼の父がインサイダー取引で追い込まれ自殺、母親も自殺という、そういった背景に自分の父親の存在があるのを知るのでした。

いきなり検察の席で志藤ってば柚木を襲ってます!
いや、いくらなんでも取り調べの部屋でというのがハラハラさせるんですが、緊張感より柚木の甘さが先立ったかな?
志藤が柚木を憎むのは、実は昔から好きだったけど全然柚木に気が付いてもらえないということに、父母の自殺という事件が重なってそれを憎しみにかえてしまったという経緯があるようで、
告白もしないでいきなり自分で犯さないで輪姦させるところ、すごく歪んでますよね。
その過去の事件を振り返るに、柚木の父親の甘言に乗ったのは志藤の父であり、そそのかされたというより、理性があればとめられた事件だったとは思うので、志藤が持つ恨みはお門違いじゃないか?って思ったんですよね。
ところが柚木がこれまた真っ直ぐな人で!
父親を責めて親子の縁を切り、父親を訴えるのも覚悟、スキャンダルになった場合の自分の辞職もやむを得ず、などと
潔いんだか、アホなのか、志藤の道を誤らせた罪を一身に背負ってしまう部分が、あなたどこの星の人ですか?なくらい自虐でもなく、捨て身でもなく、不思議な感じで、、思わず苦笑が・・・

過去の思い出やなんかも挟み込まれて、彼等の心の動きがわかる仕組みにはなっています。
グリードなんでエロは多目にありますが、この二人全く好きだの愛してるだのの言葉はありません。
ラストにしても泣きながら喘ぎながら「ごめん、志藤」って、、もう罪の意識満載でだかれていますから、あまり気持ちのよいエチではないですね。
痛いの好きの自分でも、相手がかわいそう、とか自分が悪いとかあまりにベクトルが下方へいってしまっている交合は、ちと趣味ではなかったのかも?

4

好みが分かれるかも・・・

イラストの小山田さんが好きで読んだのですが・・・

お話自体はちょっと・・・なんだか煮え切らないというか、私の理解を超えている(笑)感じでした。
かなり痛い場面も登場するので、そういうのが苦手な方にはお薦めできない作品だと思います。
愛情よりも憎しみや罪の意識が強くて、読んでいて余りハッピーになるとか、萌を感じる作品ではないですね。
私は痛い作品は得意ではないのですが、その代わり主人公が何らかの幸せや心の通い合いみたいなのを感じられると萌を感じるのですが、それが少し弱いかな~という気がしました。
それに攻めに余り魅力を感じなかったんです・・・。受けに対する仕打ちがあまりに酷すぎる気がして・・・
攻めは、受けの父親に自分の家族を奪われたんですが、その恨みを直接本人に晴らせない代わりに受けに酷い仕打ちをするんですが、やはりそこはちょっと違うんじゃ・・・と思ってしまいました><
しかも相手はずっと好きだった相手なのに・・・そこまで残酷になれるものなのかな?

4分の3ほど読んだ所で、このお話は決着がつくのかしら?と心配になったのですが、一応収まっている感じです・・・ただ、やっぱり問題が多い2人なのでは?と心配にならざるをえない(笑)。
もし続編が出るのなら、今度は志藤の心が十分に癒されるお話が読みたいと思いました。

3

親友

程度の良い残酷な言葉ですよね。親友って。

主人公の柚木は強姦輪姦された事がある。
しかも、媚薬を使われてよがるほど。
女と付き合っても長続きしない。なのに、見合いで結婚している。
それなら、強姦されたトラウマで誰とも付き合えないとか対人恐怖症とかになって欲しかった。
媚薬を使われてたにせよ、快感はあったのだから自分を慰めてくれる男を探すとか。

話の進み方も、途中途中で過去の回想とか入るから分かり辛い。

愛がこれっぽっちも感じられないお話でした。
柚木は志藤への贖罪から妻と別れ一緒にいると決めたようだし、
志藤もずっと好きだったわりには幸せさを感じられない終わり方でした。

3

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