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表題作恋まで百輪

小山虎二,元ヤクザの花屋さん
大前田小太郎,”アニキ”にあこがれるヤクザの孫息子

その他の収録作品

  • 育み中
  • あとがき

あらすじ

幼い頃から仁侠もの大好き、将来は祖父の跡を継いでヤクザになる予定の小太郎は、ある日街でひったくりを捕まえた虎二の姿に《理想の兄貴像》を見た。以来小太郎は虎二の働く花屋に通い詰めるようになる。
実は前科持ちで人付き合いを避けていた虎二も、慕ってくる小太郎を可愛く思い始め……? 
雨隠ギドの初BLコミックス♡

作品情報

作品名
恋まで百輪
著者
雨隠ギド 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
恋まで百輪
発売日
ISBN
9784403662935
3.7

(80)

(24)

萌々

(23)

(24)

中立

(4)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
26
得点
288
評価数
80
平均
3.7 / 5
神率
30%

レビュー投稿数26

兄貴ィィィーーー!!

これ、たまにディアプラスで読んでいてすごく大好きだったお話v
えっ!?初BL単行本だったんですか?
この作家さんもいい仕事してますね~。
基本はコメディなんだけど、そこの中にいっぱい見せ場があって、
何より、こだわりの部分”兄貴”という設定が、ただの兄貴じゃなくて、色々な意味を持った兄貴で、そんな幅の広さもちゃんと作中に収められている。
主人公・小太郎も、花屋の虎二も、登場するみんなが魅力的でワクワク&キュンとさせられました。

なんといっても小太郎がいいですよねー。
ヤクザの孫で、任侠にあこがれて、”兄貴”という存在にあこがれて、やんちゃだけれど、皆に愛されて育ったっていうのが表れていて、ただの突っ張ったチンピラじゃないのがいいです。
純粋なのv
虎二を理想の兄貴と見て、花屋に通い、その兄貴に対する憧れが一体どんなあこがれなのか自分でわかってない部分がいいんですよね。
幼少の頃からの素養だったっていうのが笑っちゃうんですがw
そして、虎二がヤクザ嫌いと言うのを知って、自分がヤクザの身内であることに悩む姿mもあるからまたいいのですv

一方虎二ですが、糸目ですよーー♪♪
兄貴といえば、伸びた五分刈りと糸目!!決まってますよねww
それがまた、一見硬派風なんだけど、本当は~みたいな、未遂が数件ある部分がおかしくてv
ホンモノのホモなんでしょうかねw?もしくはショタ?w
彼が元ヤクザで、前科があって、ヤクザに複雑な気持ちを抱いている。

ちょっと設定を変えればロミジュリにすることもできたんだろうけれど、前向きポジティブな展開にしたのは正解!
ひとえに、小太郎の明るさと純粋さと健気さ。
虎二の誠実さと潔さ。
それらがぜ~んぶ障害を乗り越えようとする明るい展開になっているから、すごくすごく彼等の気持ちに同調できて、ああ、こういうのいいな、って思わせる。

愛だの恋だの、一切彼等は口に出さないから、一体どこで恋愛が始まったの?
なんて、野暮なことは思わない。
小太郎には、憧れの兄貴と言う存在自体がすでに恋愛対象だし、
虎二にとっては、真っ直ぐに自分を慕ってくる小太郎の存在がすでに恋愛の対象だし。
そんなツッコミさえしなくてもいいほど、二人の関係が素直に自分の中に入ってくるから、いいんです!

小太郎の可愛いもの好きの叔父貴も楽しいし
虎二の兄の鷹尾も急に出てきたけど、いい役割だったし、ちょっとSっぽいけどトラウマありそうなんで、スピンオフが楽しみですv

6

アホっ子受とアニキーィッ!!

帯『読んできゅ~んとして下さい。もう本当に大好きです(告白)夏目イサク先生推薦!!!』

小太郎が可愛い過ぎますーー!
なんですかーーーこのかわうい生き物はーーー!!
読んでる途中で何度も萌え死にするかと思ったではないですか!
アホの子受最高ーーー!!!
「ほんと野獣」の輝といいどうやらヤクザの跡継ぎアホの子がもっそいツボみたいですよ、自分。
床ローリングしながら読みました、何度読んでも可愛さに転がるわ!!

父親のリストラで、ヤクザである祖父の家で育った小太郎は元々の任侠好きに磨きがかかりまくっております。
そして彼が欲しているものそれが「アニキ」!!!
任侠映画には付きものの兄貴分にむっちゃ憧れて自分も兄貴と呼べる存在が欲しいと夢見てます。
そんな矢先に女性を助ける虎二を己の兄貴として見込み、勤める花屋に日々通い詰めます。
最初は花には興味無かった小太郎ですが、花を千切っていたのを虎二に咎められ、その夜に植物図鑑を手に千切った花の名(デージー)を調べて花と虎二に謝りに来るんだからそりゃもう可愛くない訳がないじゃないですか!!ふんとにもう!
ヤクザモノではありますが、抗争シーンとかとは無縁です。
時折出てくる小さい頃の小太郎がこれまた可愛いです。
もう可愛い可愛い言いまくってますがホントにかわういんだから仕方ないではないですか!
虎二も実はかつて極道物だったのですが今は足を洗い真っ当に暮らしています。
小太郎が虎二にヤクザの跡継ぎだと告げるシーンは凛としていてかっちょいい。
アホの子ですがアホだけじゃないんだって感じがそれだけで伝わってきました。
いや、ともかくアホの子小太郎(でも勉強はそこそこ出来るらしい)と元極道で現花屋の可愛くて微笑ましくて読んでるだけで幸せになっちゃう話でした。
他の話も早く読みたいーー、次の単行本が今から楽しみな作家さんです。
カバー下のオマケマンガもおもろい~。

ペーパーは上半分が二人のツーショット、ちょい猫目の小太郎がかわうい!
下にミニマンガとコメントでしたー。

5

胸がキュンキュンキューーーン!!

初コミックスとは思えないキュンキュンっぷりでした!
花屋×ヤクザという異色のカップルでしたが、物語を追うごとにいろいろと謎が明らかになって、キャラクターの魅力もグングン増していきましたね。

ヤクザの実孫・小太郎は組の未来を背負う大事な後継ぎなんですが、その中身は超純情青年!
小さい頃から“兄貴”という存在に憧れ、ついに見つけた相手はなんと花屋の虎二。
花屋という職業と、正義感溢れる漢というそのギャップにまんまとやられてしまった小太郎。
しかし自分の気持ちが恋心とは気づかず…。

小太郎も虎二も、二人ともこのギャップがいいんですよね!
小太郎はヤンチャなくせにピュアでめちゃくちゃ可愛いんです!
恋だと気づいていないのに、無意識に真っ赤になっちゃったりして、小太郎の気持ちを揺さぶります。
あれは……本当に可愛すぎます!!><
そんな罪な男(笑)小太郎に、まんまとメロメロになってしまった虎二。
虎二も寡黙で男らしいただの花屋かと思いきや、壮絶な過去を抱えた男でした。
虎二としては小太郎は“恋をしてはいけない相手”なのに、それを知ってもなお、小太郎に惹かれていく気持ちを止めることができません。
そんな二人のすれ違いと、それでもお互いを想う気持ちにもう、ガツーーーーンとやられてしまいました。
これは本当に胸がキュンキュン痛いです!
クルクルと表情の変わる小太郎もめちゃくちゃ可愛い!
二人のラブシーンも、急ぎ過ぎず、ちゃんと二人の気持ちに沿ってステップアップしててよかった。
なんかもう、ラブシーンでここまで幸せな気分になったのもすごく久しぶりな気がします。
お互いがお互いを好きだからする行為なんだってのがすごく伝わってきて…。
小太郎がキュ~~~ンってしてるシーンで、同じくキューーーンとしちゃいました…。

新人さんでここまでキュンキュンさせられたのは久々な気がします。
いや~いい作家さんがまた現れたなー。嬉しい!
虎二の兄とその秘書?(っぽい人w)の話も今月発売のディアプラから連載が始まるそうなので、そっちも気になる!
どうもあの秘書っぽい人はエロスを感じるからなぁ…(笑)

4

人との繋がり

「悪人を泣かせる方法」が面白かったので、購入しました。こちらもとっても良かった。「悪人~」と合わせて、神にしました。

基本、BL作品の中に出てくる女性は苦手なんですが、この作品に限っては、攻のお姉さんの存在が嬉しかった。出所する弟を迎えに行ってあげて、就職できなかった弟を自分の花屋で雇ってあげる。両親いないから、自分だって大変だろうに刑務所入っていた弟の面倒まで見てあげるなんてなかなかできないと思います。口先だけではなく、体を張って弟を守っているお姉さんだから、ヤクザな職業に就かないで、と小太郎に釘をさしても腹が立たないし、むしろ優しい気持ちになりました。

鷹尾には木島がいたけれど、虎二にはお姉さんがいる。本人は自己嫌悪で苦しんでいるから周囲が見えていないのかもしれないけれど、小山兄弟にはちゃんと見守ってくれる人がいる。ギドさんのお話は、恋人以外の人との繋がりもしっかり描いてくれているので説得力があります。

「悪人~」も凄かったけれど、ギドさんの最後で盛り上げる手法は鮮やかという他ありません。虎二の苦しみを理解していて何もできず苦しむ小太郎に涙し、虎二が惨めで悲しい過去に決着をつける場面で泣きました。とにかく読後感がよろしい。おすすめ。

4

うわー、ステキだぁぁぁ。

雑誌で連載時からチラチラ見て気にはなっていたのですが…。
ぎゃん!!
超かわいい!!!
雑誌をずっと買ってたわけではないのでとびとびでしか読んでなくて。
お話をガッツリとは知らなかったのですが、あまりのかわいさに悶えそうでした。

小太郎のまっすぐな気持ちがとても純粋で。
恋も知らないままに慕い続けて。
もー、とにかくかわいいッ。
そんな小太郎に慕われ続ければ絆されても仕方ないような。
でも、それだけではないと思うんですよね。
ただ、絆されただけじゃなくて。
最終話の過去との訣別のところとか。
ちゃんと自分のいる世界の人間関係というか上下関係というか。
そういうのもわかってて、どうすればスッキリするのかも自然とわかってしまうような。
そんな言葉がまた虎二を惚れ直させるんだろうなぁ。
虎二の雰囲気も好きです。
なんていうかムッツリくさいというか(笑)
いや、ムッツリよりもエロエロしてるような気もするんですが。
とにかくステキでした。
あ、あと、なんか叔父貴も面白くて好きです。

おまけのの「育み中」も好き。
1コマ目もかわいーし、背中に縋ってる絵も好きです。

そして、鷹尾のお話も雑誌では連載スタートしましたね。
こちらの方が雰囲気的にアダルティーな感じ?
どう展開していくのか楽しみですv

今回が初BLコミックスという雨隠さん。
これからが楽しみで仕方ありません♪

3

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