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表題作あいつのドレイ!?

受様の幼馴染で乾物屋の良き跡取り息子・半蔵才太郎
本屋の一人息子でエンジニアを目指す大学生・神田若木

その他の収録作品

  • ドレイから昇格!?

あらすじ

実家が書店の若木と乾物屋兼酒屋の跡取り才太郎は、顔を合わせれば喧嘩ばかりの幼馴染。ライバル心を焚いたろうに刺激されて、商店街で催す桜祭りで売上勝負を受けてしまった若木。初心者の若木が毎年一番の売り上げを誇る才太郎の屋台に勝てるのか?!

作品情報

作品名
あいつのドレイ!?
著者
森本あき 
イラスト
陵クミコ 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
ISBN
9784775516263
3

(2)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
6
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

きっかけは些細でも

今回は乾物屋で酒類通販を始めた期待の跡取り息子と
本屋の一人息子でエンジニアを目指す大学生のお話です。

商店街の催しをきっかけに恋人になるまでと
同窓会をきっかけに一線を越えるまでを収録。

受様は都内の繁華街から少し離れた
小高い丘にある商店街の書店の一人息子です。

本に情熱を傾ける父が
自分の全て言ってはばからない本屋は
マイナーな本も多いけれど
家族が食べていける分には十分らしく

ソレほど本好きじゃない受様は
将来はエンジニアになる事を目指して
工学系の大学に通っていました。

そんな受様ですが
毎年商店街で催す桜祭りで
乾物屋を継いだ幼馴染が出している
焼きそば屋が評判なのが気になって

今年の桜祭りでは
今までのセール本売りの出店をやめて
自分の企画でやりたいと父を説得、
イベント委員会に
生ジュース屋の企画書を出します。

しかし
委員である件の幼馴染に駄目だしを
食らってしまうのです!!

この幼馴染こそ今回の攻様ですね♪

二人は昔はいつも一緒にいたものですが
徐々に疎遠になっていき
今では会えば喧嘩を繰り返す
犬猿の仲となっていました。

今回も受様の使用電力の計算に
ちょっとしたミスが合ったのですが
攻様が厭味ったらしく指摘した為に
受様は攻様に売上勝負を挑む事になります(笑)

負けたほうは一日、
相手の奴隷になるって事でいいな?
余裕で俺の勝利だけどな。

毎年長蛇の列をうむ攻様の屋台に
初めての受様で勝てるの?!

森本さんお得意の
意地っ張りな受様の恋物語になります♪

マサに恋の王道
「嫌い嫌いも好きのうち」な受様ですが
最初は商店街の催しでの
売上勝負がメインで展開していって
受様の恋心の存在は微塵も感じられず

ドンな受様に有りがちな
ライバルとして気にはなってるだけか
と思っていたら大ドンデン返し!!

二人とも好き合ってて
攻様が受様の気持ちを確かめようと
仕掛けたある事がきっかけで
二人は犬猿の仲になったのでした(笑)

今回の賭けの代償として
その理由を言わされたのをきっかけに
なんとかまとまるのですが

受様の意地っ張り度も凄いですが
こんな攻様相手では好きと言えない
受様の気持ちも判るような(苦笑)

続編は二人の同窓会のお話です。
攻様に利用された攻様の元カノが
二人に復讐とやってくるのですが

受様的には元カノってだけで
近付きたくもないわけで
色々と策を弄するお話になります。

まぁ、結局は
彼女も誤解していたところが合って
何とか丸く収まって
二人も一歩先に進む事に♪

森本さんらしい
軽くてテンポの良いノリの良さで
サラサラ読める楽しいお話でした。

お初エッチは
二人とも初心者なので
頑張って何とかって感じなので
色っぽさはあまりありませんが
初々しい感じが良かったですね。

王道な展開のラブコメを
楽しみたい方におススメですよ。

今回は本作同様、素直になれない受様で
成宮ゆりさんの『不機嫌な初恋』は
いかがでしょう?

0

意地の張りすぎは

時間の無駄。

前半「あいつのドレイ」は不毛な意地の張り合いと、その訳は?な、カップル成立編。
後半「ドレイから昇格」は、つきあい始めたのはいいけれど、なかなか素直になれなくて。
そして、時間を無駄にしていたことに気付いて、あとはまっしぐら編。

お話としては、かわいく、わかりやすくまとまっていて読みやすい、いわゆる王道BLです。
「あいつのドレイ」編の、桜祭りでの出店のエピソードも、「ドレイから昇格」の同窓会エピソードも、わかりやすくていい。
サクサク読めます。

この、「わかりやすい」と「サクサク読める」の要因は、短いセンテンス毎の改行かな?
横書きにした時って、見やすさを優先して、文の呼吸に合わせて改行することは自分でもよくやるけど、縦書きの書籍の状態だとさすがになんだか違和感が、、。
読んでいて、なんだか不思議な感覚が…と思ったら、紙面がいやに白っぽい。
まるでシナリオか詩集を読んでいるような。
この作者さん、たぶん初読みだけど、そうゆう芸風の方なのかしらね。

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