• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作召し上がれ愛を

俊成春文
隣人でレストランのシェフ
笹川
人づきあいが苦手のカタブツ公務員

その他の収録作品

  • ジュテーム モナミ

あらすじ

ひどく酔った日の翌朝、カタブツで人付き合いが下手な国家公務員・笹川が目覚めると、裸の男が横で寝ていた!その男・俊成はなんと隣人で、マンションの一階にある店のシェフだった。衝撃の出会い以来、俊成は「運命」と言って笹川を口説いてくるようになり……?不器用な大人たちのデリシャス・ロマンス!

作品情報

作品名
召し上がれ愛を
著者
木下けい子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
ISBN
9784403662997
3.9

(91)

(24)

萌々

(41)

(22)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
21
得点
352
評価数
91
平均
3.9 / 5
神率
26.4%

レビュー投稿数21

舌先でトロトロに蕩けるラブストーリー・:*+.

作者様買いです。

10年以上前の作品なのですね!

生真面目でとっつきにくく、人付き合い苦手・不器用代表!の笹川さんが、とにかく可愛くて可愛くて。。可愛くて仕方ありません。
何回言っても言い足りないほどのこの「可愛い!」の叫び、読んだ方なら分かってくれるはず…

なんとある朝目覚めたら裸で隣で寝ていた…どうしてこうなった!?と、笹川さんの大混乱から始まるラブストーリー。

トロトロに愛され、可愛がられる受けを堪能できる一品…ではなく作品です。
フォンダンショコラみたいに甘い愛。

読んでいる間中、ドキドキとときめきが止まりませんでした。

作中に出てくる料理も美味しそうで、文字通り”蕩かされる愛”に包まれて、
笹川さんよ永遠に可愛がられろ!!と胸が爆発しました。

ちょっと古い作品かもしれませんが、読む価値ありありだと思います。

フォンダンショコラのように甘いラブストーリー❤︎
ぜひ手にとっていただきたいです◎

0

タイトルがピッタリ

人付き合いが苦手でそれをわかっていて、一人でいる方が気楽な人にとって、そのことを言われたり、好意があるフリして悪口言われたら傷つきますよね。それこそトラウマになってますます人と関わるのが怖くなっちゃう。
そんな笹川のことを、わかるわぁ〜と見ていて。

そして、そんな笹川の良さに気づいて、気を遣いながらアタックしてくる俊成。
君はなぜにそんなに笹川のことが好きなのかと思ったら、一目惚れだったのか。ショコラを美味しそうに食べる笹川がかわいかったと。なるほど。
ちなみに、チョコを欲するのは寂しいから説が自分の中にありまして。笹川もそうなんだろうなと。

俊成の「君の恋人になりたいもの」に笹川があっさりOKしたのは笑いましたw 突拍子なかったし、間がよかったです。

笹川かれ後輩に誘われてランチに行った話を聞く俊成がニコニコしながら心の中で(そいつ…殺す)と思っていたのがツボww
いつも人当たりいいのにまさかそんなことを考えているなんて。

笹川を好き好き、かわいいと思う俊成、天然でドキッとする発言をする笹川に「……もうダメ」と悶える俊成に萌え〜でした。

0

愛はロボットに心を吹き込むのだ

始まって5ページの股間のモザイクならぬキラキラに目を奪われた瞬間、もうハマってました。

人付き合いが苦手と言うより、もはや人というものを理解していなさすぎて人付き合いが出来ないタイプの笹川。珍しく上司に食事に誘われて内心浮かれていたら、上司の目的は単なるコミュニケーション上の注意だったことに落ち込んで、翌朝目覚めてみたら隣には…。

マンションのお隣さん同士の話です。
笹川の隣に住む俊成はマンション1階のフレンチレストランの店長兼シェフ。
ふたり仲良く(?)裸で目覚めた日から笹川に熱烈なアプローチをしてくるのです。

うーむ。笹川、わたし的には共感できませんでした。
ふだんはコミュ障堅物くん、大好きなんです。ズレの笑いが好きなので、一生懸命に周囲に馴染もうとしてもやり方が明後日の方向とか、友達にも常時敬語とかそういう空気感が良い。
他の数多のコミュ障くんたちが努力して分かってもらおう、分かろうと奮闘している中、笹川は完全拒絶型。食事の誘いは断る。余計な口は利かない。自分の状況とか周囲に知らせようともしないで察してくれるのを待っている。察してもらえていないのが分かると傷つく。
一生懸命気持ちを伝える俊成に「好きとか簡単に言えるあなたとは違う」と言ってしまうのも、自分だけが大変と思っている証拠で、「簡単じゃない」と答えた俊成good job。
みんな、努力して分かり合おうとしているのに、自分だけ特別に分かってもらえるわけがないのだよ、と読んでいて思いました。
高校のエピソードも被害者のように描かれているけど、みんなで話しているところにこっちを見て立っている子がいたら「入りたいのかな?」と思って声をかけますよね。陰口の部分も本当に寂しそうだったから、思ったままを言っただけだったんじゃないかと思ってしまう、そんなわたしは性善説派。実際、後から出てきた本人は最悪な人間だったわけですが…。

前半はまだかろうじてコミュ障の枠に入っていたのに、後半に行けば行くほど感情を理解しないロボットのような発言ばかりに…。
俊成に対しては本当にひどい。俊成のことを分かろうとしないくせに分かってもらえるのを当たり前だと思っている節があって、俊成は笹川を好きだからよく見てるし分かるけど、ちょっとは笹川も努力してと思いました。4話の後半から涙が止まりませんでした。笹川がロボットすぎて、俊成が可哀想すぎて。

それでも件の同級生vs俊成のシーンはスカッとしたし、最終話では笹川が脱ロボットに努力するようになってくれたので、涙も止まりました。
本当に最終話、途中まで前が滲んで文字も絵も見えない状態だったので、良かった。俊成のためにバンザイ。笹川は伝えるようになってくれたので、あとは「言葉を選ぶ」ことを身につけていこう!
こんなに笹川が受け付けなかったのに萌2なのはすべて俊成と食べ物のおかげです。俊成、ありがとう。

2

朝チュン、でもそこがいいの。

胸キュンの大家木下けい子先生の、正に胸キュンな一作。
生真面目だけど人との付き合いが下手な笹川。傍目には自分から他人を遠ざけているようにも見えてしまいがちだけど、本当は皆の本音を知るたびに傷ついてる。
そんなシャイで不器用で頑張り屋な笹川の事を、見つめているひとがいた!それがお隣の部屋の住人、マンション1階のフレンチレストランのシェフ俊成。
いきなり二人共裸でベッドに寝ていて、記憶がない。笹川にあるまじき事態です!笹川は慌てまくるけど、俊成は笹川を可愛い可愛いと口説いてくる。コミュ障気味の笹川がついていけなくて『無理です』と断っても、めげずにアプローチ!
再び仕事仲間の言葉で密かに傷ついてしまった笹川は、同情とは無縁な恋心を語ってくれる俊成に遂にyesの返事をします。大喜びの俊成。
そんな時に現れる高校時代の同級生。彼の登場に傷ついてしまう笹川ですが、彼は俊成に頼ろうとはしません。俊成はそんな笹川に距離感を感じてます。すれ違い展開、来ました…
笹川にしてみれば俊成の気持ちがあまり良く分からない。そこで問いかけます。
『僕は…何か間違いましたか?』
人と人、価値観や思考回路、考え方の癖、そんなものは違って当たり前なのです。みんな何かしらすれ違ったり食い違ったり。仲のいいカップルだって、きっと都合のいい誤解の積み重ねが幸運の鍵なんだと思うなぁ。
高校時代はあなたとは関係ないという言葉を、笹川が自分の恋人になってくれたのは俺にアテられたからという思考に置き換えてしまう俊成だって、言ってみれば間違ってますよね。
ラストは笹川の方からぶつかってきて仲直りできました。でも、俊成は可愛いですませずにちゃんと説明してあげてね。

「ジュテーム モナミ」
忙しい1日の終わり、天然発言の笹川にやっぱりメロメロの俊成。いっぱい笹川を甘やかしてあげて下さい。

5

マイスイートダーリン

私が所持している木下先生の作品の中でも、かなり再読率の高い一冊です。
現実から 2センチくらい浮いた世界に フワフワと漂っているような、この感じが読む度に私を癒してくれる。
とても、とても好きだなぁ。
俊成さん(攻め)が提供してくれる、日常では耳慣れない素敵な料理の数々と、笹川さん(受け)の浮世離れした性格が そんな気持ちにさせてくれるのかな?

真面目で不器用で傷つきやすくて優しい笹川さんは まさか自分が、恋したり・愛したり なんていう、ままならない感情に惑わされることになろうとは想像もしなかったのでしょう。
笹川さんの良いところも悪いところも、他人から見れば ほんの些細な事や、普通なら困った事でも、全て と言っても過言ではないほど俊成さんには魅力的に映ってしまうのです。

俊成さんは、笹川さんへの好意を心の中で暖め続けていて、その感情は本当に真っ直ぐで 曇りがありません。
笹川さん好みの「ショコラ」を作る俊成さんの彼への愛は、ちょっと拭ったくらいでは落ちないチョコのように、甘くて ちょっぴり重いのです

俊成さんの美味しい料理と、惜しみない愛情に包み込まれて 文字通り(エッチな意味も含めて)作り変えられていく笹川さんを、いつまでも愛でていたい・・・そんな気持ちにさせられる素敵な物語でした。



4

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP