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表題作いらいら姫君に効く恋の呪文

自分の城に受様を監禁して可愛いがる青年/マティアス
親友のために攻様に抱かれ続ける大学生/相良月朝

その他の収録作品

  • ほのぼの姫君と永遠の愛

あらすじ

北欧の小さな島で知り合った超美形兄弟のお城に囚われてしまった月朝。人身御供ちっくなラブアバンチュールの行方は・・・v
(出版社より)

作品情報

作品名
いらいら姫君に効く恋の呪文
著者
森本あき 
イラスト
小椋ムク 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
ISBN
9784775516966
3.5

(2)

(0)

萌々

(1)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
7
評価数
2
平均
3.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

貴方がいるからこそ

本作は祖父の避暑地に兄弟で軟禁されている青年と
親友と一緒に攻様に拉致られた大学生の続編になります。

攻様兄弟の島からの脱出作戦を絡めつつ
受様視点で攻様とまとまるまでの本編と
親友視点で島での最後の一夜の様子を収録。

受様は貧乏旅行ではあるものの
暇があると海外に出かけていました。

卒業を控えた受様は
社会人になる前の気合付けにと
大好きな親友と2人で

今一番キレイだと思う風景を見る為に
北欧の小島に卒業旅行にでかけけます。

受様は可愛い顔なのに
強気な毒舌家ですが
親友は綺麗なみためそのものの
ふんわりほのぼの系♪

親友にとっては初めての海外旅行で
警戒心のない親友を守らなければと
4回の乗換えも一睡もせずに

着いた小島は
裏世界のドンとまで言われる攻様の祖父が
個人で所有している島で
実は住人まで祖父の部下ばかりで

今は祖父から大金を巻き上げた攻様兄弟が
軟禁するために使われているという
とんでもない島だったのです!!

ネット環境も無い島で
攻様達は観光客を遊び相手に
日々の退屈をしのいでいて

時期外れの観光客としてやってきた
受様達に目を付けます。

なびかない相手ほど燃える攻様は
親友を好きになった弟の存在を使って
受様に遊び相手になるように仕掛けます。

受様も親友の為と攻様に身体を許しますが
攻様と過ごすうちに攻様にされる事が
嫌じゃなくなっている事に気づきますが

意地っ張りな受様は
監禁されている現実と攻様の取引を盾に
自分の気持ちに素直にならないのですよね(笑)

しかし、観光にしたいという受様を
攻様が連れ出して案内した場所が
教えていなかった目的の場所だった時
攻様への恋を自覚するのです。

そして親友が
攻様の弟に迫られているのではなく
2人がお互いに好き合っていると認め、
攻様に恋を告白する事にします。

果たして受様の恋の行方とは?!

既刊『傲慢な王子といらいら姫君』の続編です♪

森本さんお得意の
好きな相手ほど素直になれないツンツンな受様と
好きな相手ほど意地悪してしまう苛めっ子攻様の
カップリングなので

お互いに素直に気持ちを認めれば
即両想いでカップル成立という
定番な設定でしたが

2人の恋の進展に
受様の親友と攻様弟の恋と、
攻様達を軟禁した祖父の思惑も絡まって
最後まで楽しく読めました♪

恋を知り大切な者を得た攻様達は
祖父に許されて島を出
新たな道を歩く事になります。

受様も攻様との出会いで
親友への見方を変え
自身も変わって行く事を選択します。

島を出た彼らの事が気になりますが
2011年7月半ばまでなら
受様が日本に帰ってからの小話が
携帯サイトで読めますよ。
気になる方は要チェックです!!

今回の短編は親友カプの
島での最終日2人の初Hのお話です。
親友の方が積極的ながツボでした♪

今回は森本さんの既刊から本作同様、
意地っ張りな年上受様のお話で
『かわいい博士』をおススメしますね。

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