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表題作アロハシャツで診察を

枦川博文・外科医・30歳
橋本正樹・建築士・30歳

あらすじ

勤務先の設計事務所に耐震偽装疑惑!? 建築士の橋本正樹は帰宅途中、何者かに拉致されかけて負傷! 入院先ではアロハシャツの外科医に手術されてしまう。型破りでも腕の確かな意志は、なんと中学時代の同級生・枦川博文! 枦川が嫌いな正樹には憂鬱な再会だが、枦川のほうは軽傷なのにVIP個室で長期入院する正樹に興味津々。苛立つ正樹を気にも留めず、枦川は犯人捜しを持ちかけて!?

作品情報

作品名
アロハシャツで診察を
著者
佐々木禎子 
イラスト
高久尚子 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
ISBN
9784199006180
3.6

(3)

(0)

萌々

(2)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
11
評価数
3
平均
3.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

やることやってるのに、二人とも恋と自覚無し!そこがまた面白いv

作者の佐々木さんのあとがきを読んで、
書きたかったの、そこ⁉︎と、ついついツッコミを入れてしまいました!

その割には、そこはイマイチ物足りない気が!(笑)

そこはいいとして、私はなかなか楽しく読ませていただきました。
昨今、男二人が出てくればあっという間に恋に落ち、
あれよあれよと結ばれてしまいますが(それはそれで全然嫌いじゃないvvv)、
この二人、なかなか恋に発展しない!

かたや真面目で正義感の強い優等生。
かたや普通にノンケの女好き(と思っている)。

こんな二人は、別に反目しているわけでもないが、
強烈に惹かれあっているわけでもなく。
まあ、正樹君の方は、
学生時代から捻くれた愛情はあったようなのですが、本人無自覚だし。
だから、やることやってても甘い雰囲気からは程遠い展開。

でも、それがなんだか反対に面白かった。
じりじりと距離を縮めていく二人の心情が、
早急過ぎず、しかし着実に進んでいく感じで楽しい。

難を言うなら、物語の主軸となる事件が、
イマイチ盛り上がりに欠けるところ。
まぁ書きたいところがあそこなら、こうなるのかなぁとも思いますが、
もう少しどきどきなクライマックスが欲しかったかなと。

関係的にもこれからの二人なので、
もう少し先まで読みたい気もしますが、
2011年の作品なので、もう無理なのかなと、とても残念。

評価的にはもう少し続き読みたいと、
正樹君のキャラにハマって「萌×2」!

1

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