ひとりぼっちの魔法使いが初めて知った温もりはとても儚くて、とても切なくて…

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表題作花降る空の詩

リーリエに拾われ育てられた子 ユアン
西の森の魔法使い リーリエ(約200歳)

その他の収録作品

  • 花咲く夜の音
  • 花色想い
  • あとがき

あらすじ

死を司る森に住む、孤独な魔法使いのリーリエは、森に迷い込んだ少年・ユアンに、自分だけを愛し敬うように魔法をかけるが!?
十五年後、リーリエはユアンの真摯な愛情を受け、いつしか恋心を抱くように…。
しかし自らがかけた魔法が解けることを恐れたリーリエは!?

見た目が子供で、中身はおじいちゃん(!!)なリーリエに拾われっ子ユアンの悩みは尽きず!?切なくって温かいラブストーリー♪
(出版社より)

作品情報

作品名
花降る空の詩
著者
魚猫らび 
作画
魚猫らび 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス・リンクスコレクション
発売日
ISBN
9784344822306
3

(1)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

かわいい~☆

かわいい系って苦手という認識があるのですが、何故かこの魚猫さんだけは好きなんです。
まるっきりのおとぎ話だからでしょうか。
受けちゃんはショタ風でまんま女児みたいなんだけど、ファンタジーな分性別を超越しちゃっているっていう感じなんでしょうね。
今回も、かわいらしく切ないそして胸暖まるお話が展開されてキュンとさせてくれます♪

死をつかさどる暗い西の森に迷い込んだものは生きて出ることができないという、
その森をつかさどるのが見た目は子供なのに200歳を超えていると言う魔法使いのリーリエ。
彼が森に迷い込んだ子供・ユアンを酔狂で自分から離れられなくなる魔法を掛けて、一緒に暮らし始めます。
穏やかに過ぎていく日常。
しかし15年経ち、ユアンの魔法が解けるかもしれないというリーリエの危惧は的中し、街に戻り家族と再会したユアンをみてしまったリーリエは?

リーリエが無表情でとても感情が薄いように見えますが、純粋で天然なんです。
そしてツンデレキャラでww
ユアンはワンコのようであり、でも時には頼りになるリーリエの保護者のような面を見せ、従順で素朴な子ですね。
今までずっと一人ぼっちだった生活にユアンが来たことでまた一人ぼっちになってしまうことが哀しい、それを思うリーリエの苦しみと悲しみがキュンとさせます。
ここまで潔いおとぎ話だからこそ、萌えがついてくるのかな?

ハッピーエンド後のお話で、ユアンがリーリエを抱きたいと思うのに、リーリエがそれを拒否する話はちょっと哀しいリーリエの過去が明らかになります。
そして、何かにつけて彼等を影から見守る東の森の魔法使いカミューユの存在も重要。
リーリエを育てた600年も生きた先代魔法使いとのお話は胸にジーン時手ちょっと琴線に触れました!

リーリエの頭はロングなのに手入れをしないから鳥の巣頭ww
最初見た時、マントのフードの毛皮かと思ったよ(爆!)
色々なこだわりを捨てて、優しくなりたい時にピッタリの一冊です

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