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それ以上入ってくんな
数年ぶりに読みましたがもう11年も前の作品だなんてびっくりです。
内容は2カップルの話ですがどちらもつながっておりみんな可愛いです
テンポも良くエロくもないのでテンポよく読める作品でbl初心者さんにもおすすめです
攻めがどちらもアホそうでそれも良かったです
アホだけどシゴデキイケメン✖️男前ですね
ご馳走様でした
この作家さんのデビュー作。なので、読んだ当時は初対面でした。
ザックリとしたシンプルなタッチの絵柄、テンポの良いギャグ的なノリ、簡単には陥落しない駆け引きめいたやり取り…などが非常に面白かった!!
ページの1/3が表題作、2/3が同時収録作、という配分で、出てくるのは2組のカップルのみ。1つのカップルに割くページ数が多く、そこそこのボリュームがあったのもよかったです。
■冗談めかして一直線1・2・3 /~酒は飲んでも飲まれるな~
勤め先は違うリーマン同士。
一見、キラキラクールな王子キャラだが、受けの前では「好き好き」オーラダダ漏れで猛アタック(主にセクハラ)してくる攻めと、
社会的評価の面で攻めに劣等感を感じているが、基本お人好しで押しに弱いのでほだされてしまう体育会系の受け。
この二人のやり取りがコメディ満載で面白い。
でも、コメディばっかかと思いきや、不意打ちのように真面目な顔とかシーンとかがポーンと放り込まれてくるので、「ドキっー!」とする。
だんだん攻めのスキンシップに慣れてく受けが萌える。でも、どんなに慣れても甘すぎる展開にならない、そのへんのさじ加減が絶妙です…vv
スキンシップ過多で麻痺するように恋の罠にはまっていく…という流れは完全に攻めの粘り勝ち。アッパレ!笑
■見栄張りあってすれ違い
表題作。同時収録とは同じ世界観で、登場人物かぶってます。
『冗談めかして一直線』の攻めの後輩×その同期の同僚。
容量のいい遊び人×真面目メガネ。
正反対で犬猿の仲っぽい二人ですが、どっちもそれぞれに可愛げがなくふてぶてしい面があるトコは似てるコンビ。
わざと神経逆撫でするようなことを言って面白がる攻めと、それに機嫌を損ねながら冷たくあしらう受け。
仲悪そうだけどお互いに意識はしてて、1度だけ飲みの席で酔った勢いでキスした過去をどっちも忘れられずにいるという。
そんな二人がいがみ合いながらもお互いの気持ちを認め合うまでを描いている。
好きなくせになかなか素直にならない俺様な攻めもイイけど、想像以上に鈍くて鈍感な受けも意外性があって面白かった。
どっちのカップルも両想いまでにはいろいろ攻防があって、キャラがそれぞれに右往左往し、お互いがお互いに振り回されてる様がコミカルに描かれていて、非常に面白かったです!
テンポのよい会話も読みやすいし、話を進めるために作られたようなムリな設定とかシチュもなくてスムーズに読めるのもよかった。
なんだかんだでエロシーンはないけど、好き合ってるのは十分伝わってきたし、とにかく普段の彼らのやり取りが面白かったので特に気にならなかったです。
どっちも続きが読みたいな~と思えるようなお話で、大満足!
《個人的 好感度》
★★★★・ :ストーリー
★・・・・ :エロス
★★★★★ :キャラ
★★★★・ :設定/シチュ
★★★★・ :構成/演出
「睨めば恋」がすごーくよかったので、
ゆくえ萌葱さんの他の本も読んでみました☆
2ndコミック「パラレルライン」の方が、
ちるちるでは評価が高いですが、わたしはデビュー作のこっちの方が好きです。
まず、話の内容をすごくよく表しているタイトルが好き♪
「 冗談めかして一直線 」
おはよう~のあいさつと同時に胸をもみもみしてきたり~と、
冗談ぽく迫ってきているように見えて、
実は本当に一途にひたすら想っているだけで……というリーマン×リーマンの話w
攻め(と言っていいのかな?w)の、
冗談にしか見えないような直球過ぎな迫り方、好きの表し方と、
そのへこたれなさ(ポジティブ転換できるので)が笑えて楽しい~~
で、
フッと真剣な顔になったり、なのにすぐ真っ赤になったり、変なとこで奥手だったり、
見てて飽きなくて、笑えて、すごーーく応援したくなるキャラ☆
「 見栄張り合ってすれ違い 」
も、そのタイトルのままーーな内容でw、
「冗談めかして~」の攻めの同じ会社の後輩の話なんですが、
初対面からすごく意識しているのに、
見栄を張り合ってキライとか言っちゃって、
なかなか素直になれずにすれ違う、チャラいリーマン×真面目リーマンの話。
後輩CPながら、
「冗談めかして~」よりも見た目も展開も大人っぽいってのも、なんかいい。
チャラい攻めが、
真面目でなかなか頑な受けに手こずって、
「すき」の一言を言わせるのにも頭を使って~~なシーン、言わせた後の顔にキュン♡
エロ皆無ですが、
笑えるし、キュン♡もあるし、ほっこりもするし、すごく引き込まれて読みました~
ギャクもあったけど、
ボーイズギャク本じゃなくて、ちゃ~んとボーイズラブだったと思います☆
個人的なツボはゆくえさんのペンの使い方でした(笑)
萌えツボとは別のツボですが、こういう絵に出会うと運命だなって思う。
うん、大丈夫です、人と激しく違う方向にフェチがあることちゃんと分かってますのでw
デッサン狂いやすっきりしない書き込み部分もあり、もう少しそのあたりに気を使われて描かれたら、見やすい画面になるのに…と思いましたが、これはこれで味わいがあります。
デジタルにはない、アナログの味わいがたまりません。
ゆくえさん初読みの時の感想はとにかく私の好きなペンタッチのかた!!とズッキュンです。
そして内容は…
誰かさんと雰囲気が丸かぶりだな~!ノリが二次だなぁ~と思ったんですが、
でも全然いいのです。これはこれでノリが分かる人には萌えられると思うので。
『冗談めかして一直線』
・・・表題作より作品数が多いのはなんぞ?w
こっちを表題作にしてもなんの問題もなかったと私は思いましたが…。
この作品の深川(攻め)という男は、田町(受け)に対してセクハラしたり、好きと臆面もなく言ったり、冗談だか本気だか分からない態度を取り、ドが過ぎていて迷惑な人でした(笑)
実は私の知り合い(♂)に深川タイプの人がいて、性格がかぶっていたので笑ってしまいました。流石に尻や胸を揉むようなセクハラはしませんが、久しぶりに会った男友達に抱きついたり、「会えなくて寂しかったゾ☆」とか「チューしていい?」とか言うんですよ。本当の話です。
いくら腐女子の私でもしばきたくなります(笑)でも憎めんやつなのです。
しかも深川と同じく女性の前では急に態度が紳士的になるんですよー!
ほんっとソックリ!!生き写しだよ!!
萌えるっていうより笑えましたw
そしてツボだったのはあれだけスキスキ攻撃をしている攻めさんが、
受けさんの事が好きすぎていざ事に及ぶ段階になって、震えてるし、鼻血吹いていたところです。
可愛いですね~!
『見栄張りあってすれ違い』
なんだこの見た目は!!Gさんがスーツ着とる!!
と思ったのは私だけでは・・・ない・・・ハズ(笑)
それは置といて、こちらは表題作のスピンオフで、うって変わってシリアス調です。
チャラ男×真面目君です。
前の作品と対比的なスピンオフで良かったと思うのですが、
それにしても、なんでこっちを表題作にしたのか本当にナゾ。
ページ数が少ないぶん、どうしても話が駆け足で終わっているように感じる点は否めません。
スピンオフを表題作に据える意味はないと思いました。
作品の良し悪しの話とは別の話ですが、一冊の本として見せるときにこういうやり方はあまり納得できないですねぇ…。
表題作に行く前に延々と併録作が続く…
これは些か危険なパターンです。
併録作と読者のそりが合わなければ
表題作の出来もそんなものかと予想して
本を閉じてしまう可能性だってある訳ですから。
でもこの一冊にはそれは杞憂だった様ですね。
併録作は表題作の前振りともいうべき話だし、
きちんと流れが導かれてましたから。
で、表題作の二人も併録作の二人も
最後の一線は越えておりません。
越える為の腹芸を虎視眈々と遣っております。
その駆け引き加減がむしろいかがわしいと
思ってしまう評者は結構終わってしまって
いるのかも知れません。