たとえばこんな恋のはじまり

tatoeba konnna koi no hajimari

たとえばこんな恋のはじまり
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×217
  • 萌18
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
14
得点
159
評価数
46
平均
3.5 / 5
神率
15.2%
著者
小林典雅 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
秋葉東子 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
価格
¥560(税抜)  
ISBN
9784403522925

あらすじ

一言メールで彼氏に振られた夜、悪酔いした汐夜の前に現れた王子様は……?
ストレス社会で揉まれる人におくる、介抱ナンパから始まる恋!!
(出版社より)

表題作たとえばこんな恋のはじまり

海藤亘,心理カウンセラー
待田汐夜,お客様相談室勤務

同時収録作品たまにはこんな恋のはじまり

カフェの雇われ店長27 八重樫保
人事部開発課勤務25 津野旭日

その他の収録作品

  • あとがき

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数14

傷ついてる全ての方に贈りたいです

典雅節とか言葉の魔術師とか、素敵なタイトルをお持ちの典雅先生ですが、これこそまさに、その持ち味が存分に生かされた作品ではないでしょうか。

相手を貶める事で自分が優位に立とうとするクズ彼氏も、理不尽なハゲ上司も、言葉の刃で滅多切り。
悪者をケチョンケチョンに(言葉で)やっつけくれるので、気持ち良くて仕方ないんですよね。
また、主役二人の甘酸っぱい恋愛を通して、人生の教訓的なものまで学べちゃうのが素晴らしいのです。
私は落ち込んだ時、BLを読んで癒されますが、これは元気を貰えて前向きになれちゃう、まさにビタミンBL。
他人から傷つけられて落ち込んでる、全ての方に贈りたいですね。


ザックリした内容です。
DV彼氏にフラれた主人公・汐夜が、偶然知り合ったセミナー講師の海藤により、萎縮していた心を開放される。
そして、新しい素敵な恋愛を始めると言った感じになります。

このDV彼氏がですね、とにかくクズなのです。
別に暴力を振るうワケでは無いのですが、相手を精神的に萎縮させて支配する感じですかね。
汐夜はいつも彼氏の顔色を伺い、怒らせれば自分に悪い所があったからだと思う。
主人公が過去にあったエピソードを会話で語るだけで、直接描写されてはいないのです。
でも、ムカつく。
おいおい、そいつクズだよ!的に。

で、そんな主人公と知り合ったのが、講師セミナーである海藤。
紳士的で思いやりがあり、エロになるとちょっと変態っぽいのが楽しい大人の男性になります。
彼のすごいのは、決して汐夜を否定しないって所なのです。
話を聞いたりメールでやりとりしたりして、二人は親密さを増して行きますが、大方の読者が言いたくなるであろう「言いなりになってるからダメなんだよ!」みたいな事は決して言わない。
汐夜をちゃんと肯定しつつ、相手の問題点を冷静かつ客観的に指摘する。
で、自分は悪くないんだよと、汐夜の認識を変えて行くー。

ここまでで、読者はかなり気持ちいいのです。
が、更に気分爽快にさせてくれるのがここから。

海藤が講師をしているセミナー「いつまでも言われっぱなしでへこんでると思うなよ!~毒を吐く人に負けない強いハートの作り方~」に、汐夜とパワハラを受けてる友人・朝陽が参加するんですね。
このセミナーがですね、もう最高なのです。
こう、まさに「言葉の魔術師」本領発揮てなもんで、立て板に水の如く、「悪意を持って自分を傷つける相手」を滅多切り!!

毒を吐く人は、一見自分に自信があるから強く出るのかと思いきや、実はコミュニケーション能力が低く、相手とちゃんとした関係が築けない為、攻撃的になる。
人間的に成熟してる人ほど、ちょっとした事でいちいち激怒して感情のままに悪意を垂れ流したりしない。
自分の現状に欲求不満を抱えている為、誰かを攻撃せずにはいられないー。
そんな未成熟で低レベルな人間です!みたいな。
いや、気持ちいいーー!

また、そんな輩に対抗する為の、具体的な方法と、傷ついた気持ちのなだめ方まで伝授。
勉強になるーーー!!

こう、びっくりするほどの長セリフながら、グイグイ心に入るのです。
理不尽に傷つけられて来た主人公が、海藤の言葉により前向きになって行くのが、すごく爽快なんですよ。

この後ですね、大手メーカーのお客様相談室に勤務している主人公が、クレーマーから脅しを受けるんですね。
そこで、心配した海藤が急遽駆けつけと、この件により二人の距離が更に近付きます。

いや、すごく紳士的で好い人と言うイメージの海藤でしたが、意外と策士だったのにニヤニヤしちゃうんですよ。
オマケにエッチ時には、ちょいエロオヤジが入るのも楽しいなぁと。
本当、最高にいい攻めですよ。

二編が収録されていて、この後は一緒にセミナーに言った友人・朝陽の物語になります。
パワハラ上司に苦しめられてる彼ですが、この顛末には笑いました。
ハゲ上司、哀れ!
まぁ、同情はしないけど。

と、すっっごく勉強になる上に、気分爽快な作品なのです。
生きてれば他人から悪意をぶつけられて、傷つく事もあると思うんですよね。
優しくていい人ほど、自分が悪いせいだと落ち込んだり、自身を責めちゃうと思うんですよ。
でも、それは違います。
例え自分に問題があっても、悪意を直接的にぶつけて故意に傷付けようとしてくる相手の方が、よっぽど問題があるし性格も悪いです。
汐夜はクズ男と別れて海藤を捕まえと、幸せを掴むんですね。
そう、簡単に傷つけられてメソメソやってれば相手の思うツボで、幸せになる事こそが最大の復讐なんですよ。
人生の教訓まで来たよ!

実はこの作品ですが、好きなレビュアーさんがレビューしてくれたおかげで、知る事が出来たんですよね。
落ち込むたびに元気を貰ってるので、同じようにこのレビューで知って貰えて、読んで少しでも元気になってもらえたら、とても嬉しいです。

5

楽しく読めたし、ためになりました。

BLとしての萌え部分もさることながら、心理カウンセラーである攻めが講師となって開催された「いつまでも言われっぱなしでへこんでると思うなよ!〜毒を吐く人に負けない強いハートの作り方〜」というセミナー内容が、「悪意ある聞く価値のない謂れのない暴言に対する対処の方法について」というやつで、読んでてなるほどなぁと思うことが多く、理解不能な暴言を吐き散らす人間に遭遇したときの処遇方法として知っておいても損はないと思いました。

セミナーの最後に、締めの言葉としていくつかの名言&迷言を述べるのだけど、その中でこれ覚えておこうと思ったのが

「愚かな人に嫌われることを喜びなさい。彼らに好かれることは侮辱でさえあるから。」
フィリックス・レクエア

でした。

攻めの海藤は心理カウンセラーなので人の機微に聡く、スマートで穏やかな印象だったのに、受けの汐夜とお付き合い開始してから「バカップルデー」と称して、わたるん&ゆーたん呼びでイチャコラしてる姿を友人の旭日に見せつけるというアホなことをしてて、最初の印象と途中からの印象の落差がかなりあるけど、嫌いじゃないです。

【たまにはこんな恋のはじまり】
こちらは表題作の受けの友人・旭日のお話。
毎日のように上司からネチっこいパワハラをされ鬱憤が溜まってる旭日。
そこで海藤の「口撃的な相手の息の根を止めるトドメの啖呵の切り方」講座に出かけたところ、カフェの雇われ店長をやってる八重樫に出会い……というやつ。
この八重樫が、旭日曰く「物静かで落ち着いててほんわかしてて、マイナスイオン出てそうな感じ」な攻めで、読んでてなんか癒されます〜。

3

あっさりさっぱり。

表題作と、表題作友人のお話が収録。
どちらのCPも可愛らしかったです。

『たとえばこんな恋のはじまり』
汐夜は彼氏に振られ、ヤケ酒+バッティングセンターで荒れてグロッキーになったところを海藤という男に介抱される。
それをキッカケにメル友となり親しくなっていき…。

特に大きな出来事もなく淡々と話が進んでいくんですが、印象深いのがカウンセラーの海藤のセミナー内容。
な…長い…!
目が滑ってしまいました(^^;;
付き合った後はバカップルになる2人の様子をいっぱい見たかった〜。

『たまにはこんな恋のはじまり』
汐夜の友人・朝陽が海藤のセミナーに参加し、カフェ店長の八重樫と知り合う。
八重樫とカフェ友となり、癒し系のその人柄に惹かれていく…。

朝陽の好みのタイプが八千草薫というのが渋すぎです(笑)
あ〜でも八千草薫なら八重樫を好きになるのも分からんでもないかな、と(´∀`)
告白前に勘違いはあったけど、すぐさま解決するしアッサリしたお話でした。

典雅先生にしてはギャグ要素が薄めで、薄味なお話だったという感想。
変態要素を秘めた攻め2人なので、後日談が読みたかったです。

0

やっぱり安定の変態攻めか。(嬉)

定期的に摂取したくなる小林作品。笑

「たとえばこんな恋のはじまり」(海藤×汐夜)
「たまにはこんな恋のはじまり」(八重樫×旭日)
と、友人2カップルのお話が入っておりました。

突き抜ける笑い・・・は残念ながらなかったですが、やはりといいますか。
変態攻めは健在で。
天使&王子様からの変態紳士・・・。
もはや小林作品のデフォのフォーマットかと。笑
「嘘と誤解は~」のジンジンに比べると変態味が控えめではりますけどね。
(゚ー゚;A
やっぱり電車でブホォって吹き出すような変態さんの方が好みです。(゚∀゚ )アハ

そういえば。海藤のセミナー講演先はやっぱりザザですよね・・・?
渋谷だし。
どんだけゲイが集まるんだ。あの場所は。笑
(というか、箭内社長の手広さにここでも驚愕です。笑)

他の姐様方がおっしゃっているように、良くも悪くも無難にまとまっているので、他作品と比べると印象は薄いです。
いつもの感じを期待すると物足りないですかね。
あ、でも小林作品初心者向きなのかも?
決してゲイ同士の海藤×汐夜カプとノンケ同士の八重樫×旭日カプの
エチの濃厚さが同列・・・なんてことに気を取られてはいけませんよ?!笑
変態ギャップでいうとやっぱり八重樫の方が登場より後半への崩れ具合が
激しいかも。
海藤は最初からそこはかとなく変態臭漂ってるので。笑


個人的にはあとがきに書かれていた、攻め二人は外面がいいので、
意気投合して受自慢して4Pに流れ込む・・・のが見たい!!!

海藤  『 うちのゆーたんの乳首ピンクでかわいいでしょ? 』
八重樫 『 いやいやうちのあーたんの小尻の方が絶対かわいい! 』

とか言いながら汐夜と旭日を夜通しあんあん言わせまくってるに違いない。
( ̄ー ̄)ニヤ
やばい。妄想だけで萌える。ヾ(≧∇≦*)〃
ちなみに。↑はとある片田舎の温泉宿で仲良くまぐわってますよ。きっと。

小林ワールド未体験の方はぜひぜひご参加ください♪

0

普通に面白い

一番最初に読んだ小林作品が、嘘と誤解は~なので、今回も楽しく読むことが出来たのですが、突き抜けて面白いというほどではなかったです。

2CPのお話になってるんですが、個人的には後半の脇役CPの方が好みでした。
健気受の方が好きなんですが、ラブコメだとやんちゃ受けがとても可愛く見えてくるのは何なのでしょうか。
そして小林作品らしく、どんなに天使や王子の仮面を被っていても、結局は変態攻な二人もツボでした。
【ほほえみの貴公子】には思わず飲んでた紅茶吹くはめに……。

そしてセミナーネタも、非常に参考になりました。
嫌な上司のネタが、まるで自分の職場の女上司かと思うくらい状況がそっくりで、さすがにハブラシ舐められるようなことはないとはいえ、撃退法を実践してみようかな……という気になりました。
それにしてもセミナートーク長い(笑)

0

一粒で二度おいしい?

今まで読んだ小林作品の中で、ダントツ普通でした。
最後の方は、ちゃんと変態ぶりを垣間見せていましたけれえど、
全体には、かなり普通。
文章はあの独特のコミカルさがありましたけれど、
笑い転げるようなトンデモさはなく、ふふふ……って感じで読了です。
電車の中で読んでも、白い目で見られる事もありません。

話は二つ。
表題作は、メーカーの苦情受付担当で日々ストレスを溜めている上、
メール一本で俺様な男に振られた汐夜(ゆうや)と
たまたま彼を介抱したカウンセラーの海藤の話。

二話目は、汐夜の友人でイヤな上司にパワハラされている朝陽と
セミナーで知り合ったカフェ店長八重樫の話。

どちらも落ち込んでいる時や上手く行かない時に、
優しく癒してくれる人に出会って恋に落ち……
自信がなくてちょっとすれ違ったりしながら、メデタシメデタシ。


さて、この作品のもう一つの見所は、実は攻めの海藤の講義。
彼は心理カウンセラーなんですが、セミナーの講師もしており
そのセミナー場面の話が面白い。
勿論小林流にちょっとぶっとび気味ではあるものの、
基本かなりまともな話が展開されております。

日々ストレスを溜めている皆さん。
鬱屈した思いを吐き出せずに悩んでいたり、
イライラしてどこかで毒を吐いていたり、
そんな貴方は、楽しくこれを読みましょう!
BLを楽しみ、ストレス対処法も学べるなんて、なんてお得!(笑)


3

クリボウ

snowblackさま、こんばんは~(*´-`*)ノ

この作品、先週、病院の診察待ちで読みました~!
小林典雅さんのセミナーもの大好きです。
これでもか~!ってページから溢れんばかりの
文字数がたまりません!!
焦れ焦れしつつも、あっさりくっついてくれましたが秋葉東子さんの挿し絵の相乗効果で可愛らしく
楽しく読めました!

カスタマー勤務の私にはこのセミナー内容
かなり役立つものでした~。

たとえばこんな甘いお話♪

「『癒し攻』が疲れたあなたの心も癒します♡」
そんな帯文句を目にし、
「先生!私も癒し攻に癒されたいです!」
と思わず本屋さんで挙手しそうになりました。それぐらい、あまーい物を欲していた私。


何度か目にしたことがある小林典雅さんの、初ディアプラス文庫からの発刊となったこちら。
実はちゃんと読んだ記憶がなくて、何となく名前のイメージから、甘い印象はありませんでした(テンガ、なので…)

しかししかし、甘い物を欲していた時の自分の直感を信じて良かった!と思えるほど、とーっても甘くてキュンとするお話で大満足!
雑誌に掲載された表題作と、主人公の親友の描き下ろし【たまにはこんな恋のお話】の2作品が収録されています。

評価は『神』。
しかし、正直気分によると思っています。
言ってしまえば、ストーリー展開は単調ですし、先はしっかり読めちゃう。
大きな山場があるかと思えば皆無だし、
「失恋したその日に出逢った人がまるで天使のようで、
 そんな優しさに惚れてしまう」(表題作)
とか、
「セミナーで出逢った王子様のような男に、
 癒されてキュンとしちゃう」(描き下ろし)
とか、表題作も描き下ろしも、主人公のキャラがちょっと違うだけで進み方は代わり映えせず。
表題作の主人公・汐夜(ゆうや)は優しく静かめで可愛かっこいい。
書き下ろしの主人公・朝陽(あさひ)は小さいけど美人で男前。
そしてお互いのお相手となる攻めは、共通して「優しさ満開の癒しオーラ」の持ち主。
ご都合主義だなぁとも思うし、登場人物みんなカッコイイとかカワイイとかどれだけドリーム!とも思う(まぁそのドリーム感が最高なのですけども)。
それに加え、私自身、小林典雅さんの文章が少し読み辛かった。
これも好みの問題ですが、一つの「」の台詞が物凄く長くて、途中でつい斜め読みしてしまう事もありました。


……けれど。
そこまで思って居ながら、なぜ『神』なのか。

それは。
帯文句通り、バッチリ「癒し攻」に心が癒されたから!!!

これに限ります〃

イラスト担当の、秋葉東子さんの柔らかい画風にも心がほっこりしましたし、この帯の狙い通り、私の心はフワッとしてホワッとしてあったかーくなったのです。

それに、今作のキーワードである「癒し攻」。
その「癒し攻」と称される、表題作に出て来た海藤も、描き下ろしに出て来た八重樫も、読み終えた頃には、
「単なる癒しってだけじゃなく、二人ともちょっとSっけもあったんじゃない?」
というオマケ的な感覚も生まれたのです♪
実はコレも、後々じわじわ出てくるキュンでもあった、という。


自分の今の気分に、ピンポイントでヒットした作品♪
私の場合、「とびきり甘いのが欲しい!」と読後の後味優先で選んだので、読んで大正解、とっても癒されました♡

4

変態さんは抑えめですが健在

「あら?これレビュー書いてなかったっけ??」と見落としていた作品なのですが、わたしこの小林さんの作品好きなんです。
感じとしては『美男の達人』と『嘘と誤解は恋のせい』の間くらいの内容です。
『美男の達人』ほどはセミナー部分が多くなく、『嘘と誤解は〜』ほどは変態さんではないと言いますか。


受けの汐夜はメーカーのお客様相談室(苦情受付部ですね)に勤めるサラリーマンで、恋人に一言メールで別れを告げられ失意のズンドコで酒をあおります。

セミナーで公演(もしかして『美男の達人』のザザ・コミュニケーションズ?)をする心理カウンセラーの海藤が攻め。
ベロンベロンの汐夜を介抱してくれ、メル友として交流をはじめます。


海藤ははじめから汐夜を可愛いと思っていて、ちょっとした下心といいますか仲良くなれたらいなーという打算があったわけです。
汐夜は汐夜で、自分の情けないところを嫌な顔せず面倒みてくれた海藤に感動し惹かれていくんですが、ここで後半のお話の主人公となる汐夜の友達・朝陽登場です。

汐夜は、「そんないい奴いんの?」と疑う朝陽と一緒に海藤のセミナーに参加します。
そのセミナーがきっかけで距離がグンと縮まるのですから、朝陽に感謝ですね。
ストレス発散のためにオススメ品を持ち寄ったり愚痴ったりと三人で集うようになるのですが、その折の汐夜と朝陽の仲の良さに海藤が若干嫉妬していたりするから不思議。
朝陽の好みは某・癒し系老年女優なんですし、汐夜と朝陽じゃ「どっちが受けなのよ」ってなってしまう可愛子ちゃんカップルになっちゃうんですけど!

小林作品ではお馴染みであり、小林さんファンの方々はきっとお好きであろう変態さん攻めは、海藤がシッカリになっております。
まあ『嘘と誤解は〜』ほどは飛ばしてはいませんので、「過ぎるのはちょっと…」という可愛い読者さんも大丈夫!だと思いますよ。

そして後半は先に登場している朝陽のお話です。
私はこういう男前的毒吐き可愛い子ちゃん受けは大好きなので、こちらも楽しめました。
セミナーに参加してペアを組むのが攻めの八重樫で、こちらは素敵外見のカフェ店長さんです。
八重樫が大人しそうに見せて、実はベッドでは…みたいなギャップがすごい萌えます(笑

一粒で二度おいしい作品ですし、小林作品の中ではテンション大人しめですから電車の中で吹き出す危険は少ないですよ。

3

ラブ以外の部分も


主人公は、突然恋人に振られた汐夜は、柄にもなく公園でやけ酒をし、そのままの足でバッティングセンターに行き、大暴れしてしまう。
溜まった鬱憤を叫ぶ事で解消した汐夜だったが、酒を飲んで動いた事で、そのまま酔いが回り、その場でしゃがみ込んでしまう。
そこに現れたのが、心理カウンセラーの海藤。
海藤は、へろへろになってしまった汐夜を優しく介抱してくれ、おまけに汐夜の愚痴まで聞いてくれた。
ものすごく迷惑をかけたはずなのに、その後もメル友として落ち込みそうになる汐夜を励ましてくれる海藤に汐夜はだんだんと惹かれて行く。
ところが、海藤の態度は全然変わらなくて……

という感じの話でした。
途中で一度、汐夜が友人に海藤の正体をいぶかしがられて、セミナー講師もしている海藤のセミナーを聴きに行くシーンがあるんですが、そこに書いてある内容がなかなか面白かったです。
作者さんが後書きでも言ってたんですが、「そこが面白かったです」っていう感想が着たというのも納得できるような感じでした。
セミナーのタイトルは『いつまでも言われっぱなしでへこんでると思うなよ! 〜毒を吐く人に負けない強いハートの作り方〜』。
普通のBLだったらさくっと省いてしまうようなセミナーの中身がかなりのページ数を裂いて書いてある……。
その内容もかなり面白いので、それがために買ったと思ってもいいくらい……というか、そういう本書いても大丈夫なんじゃ……? って思うくらいに面白いないようでした。

肝心のラブは、ほのぼの系。
ひたすら海藤が優しく汐夜を包み込んでいて、読んでいて和みました。

それとは別に汐夜の同僚兼幼なじみの恋愛話も入っていて、一冊で2カップル分の話が楽しめました。
ほのぼの恋愛話+ちょっとした笑いを楽しみたい人にはオススメします。

2

ニヨニヨが止まらない

読んでるだけで口もとがニヨニヨとゆるんでくる作品でした。
小林典雅さんのユーモアのセンス、大好きです。
過去作品とキャラが若干かぶるんですが、それも大歓迎です。てゆかむしろこの先もばんばん「好青年な変態×純情天然かわいい受け」のコンビの作品を読みたいなァと思いました。
ストーリーは『美男の達人』とちょっとかぶってます。セミナーBLという意味で。そっちはセミナー部分の比重がやたら高いキテレツな作品だったので(それはそれで面白いんですが)、この作品のほうはセミナー部分が少なめでキテレツ度は低いです。でもこのセミナー、リアルに頷けるお話ばかりですよね。人間関係の参考になる。

しかし可愛いな!
酔っぱらって天然発言しまくる健気受け、付き合いはじめてグズグズのデレデレになるイケメン攻め、たまらんです。
もちろん、もう一組のカップルのほうも良かった。攻めの変態化は様式美ですな。
読み終えるまでニヤニヤしっぱなしでした。

1

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